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真空管放浪記~食わず嫌いだった

日記・雑記
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久しぶりの「真空管放浪記」です。
前回、大バカの末に入手した6550が非常に良く、たまにEL34にする程度で、落ち着ていました。

しかし、ステイホームで時間を持て余し、一人、出力管球転がし大会とかやると、
また、別の球が欲しくなってしまいます。

今回は、毛色を変えて、思いっきりビンテージで、
一度、聞いてみたかった6L6GAYを選択しました。

V70SEのプレート電圧では高いかと心配でしたが、動作は、問題なさそうでした。
ただ、耐圧ギリギリもしくはオーバーしているか気掛かりです。
もう70歳くらいの老体に鞭打って使うのは得策じゃありませんね。

音は、今までに聞いたことのない、甘ったるい様な不思議な音です。
虜になる感じです。
しばらく聞きこんでみたのですが、やはり小型2Wayスピーカーをドライブするには、やはり酷でした。
1940~50年代の真空管、まさかこんな低能率なスピーカーをドライブされられるとは思ってませんよね。

やっぱ、高出力管じゃないとな~あ、と思いながら、
今後は、現代管をチョイスすることにしました。
まずは、KT150を検討したのですが、KT120が思ったより良くなかったので断念。
そうなると、KT90、KT100あたりです。
KT100は、もう流通していないようで、KT90は、エレクトロハーモニクス製が流通しています。

ところが、「エレクトロハーモニクス」には、良い印象がありません。
それというのも、かつて秋葉原で大量にTelefunkenのフェイクのEL34が出回り、
それが、エレクトロハーモニクス製で、音は酷かったって記事を読んだ記憶があり、エレクトロハーモニクス製だけは買うまいと思っていたのです。

しかし、KT90、ネットの評判もそこそこ。思い切って買ってみることにしました。

これは、当たりです。

今まで持っている(いた)出力管の中で群を抜いて一位です。
値段も安いし、ヨドバシで買えるし、良いこと尽くめです。

6550の力強さに、EL34の品の様なものが溶け合った感じです。

エレクトロハーモニクス、今まで食わず嫌いでした。

しばらく、常用管になるかと思います。。

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