ベルウッドさん訪問記

日記・雑記
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ベルウッドさん邸にうかがう機会を得ましたので書き留めておこうと思います。

 11月16日(日)、都区内の最寄の駅でベルウッドさんと今回の同行者ニッキ―さんと待ち合わせ。
ベルウッドさんとはこの夏にうかがった板橋区の住人さんのところでご一緒したのでお会いするのは2回目。ニッキ―さんとは初対面です。
駅から大きな公園を抜けてバス通りを少し奥に入った閑静な住宅地にベルウッドさんのお宅があります。

 リスニングルームは2階。鉄骨、コンクリートパネル張りの構造のお宅で、2階の床もコンクリートパネルの上にフローリングを貼っているためがっちりそのもの。ベルウッドさんが飛び跳ねてそのがっちり感をデモンストレーションしてくださいました。(笑)
カギ型のリビング・ダイニングでリスニングポイントに立つとその後方から左側のダイニングにかけては天井が吹き抜けになっていて、高窓から光が入り開放感があります。

リスニングポイントから見た左上方の吹き抜け。
[:image3:]

 早速、ダイニングでコーヒーをいただきながら、システムのレクチャーを受けます。
キャッチフレーズはシンプル、ピュア、ダイレクト。(注:ベルウッドさんからのご指摘により訂正済、お手数をおかけしてすみませんでした。)
金田式のプリアンプ、マルチアンプ構成の2セットのパワーアンプがすべてバッテリー駆動というのが、やはり一番目を引くところ。試聴する前にまずフル充電済の予備のリチウム・イオン・バッテリーに交換です。外したバッテリーは別途充電しておくことで今度はこちらが予備バッテリーになるわけで、常に途切れなく動作させられるようになっています。
もう一つ驚いたのはマルチアンプ駆動のトゥイータに保護用のコンデンサを使用していないこと。アンプと直結です。コンデンサの影響を排除できるので音の鮮度を得るには最高の方法ですが、トゥイータ破壊のリスクを考えると私には怖くてできない。ウチのトゥイータは30年以上前に生産中止になっている骨董品で代替えがないし…。

 スピーカーはPSD T4 Limited Special。このスペシャルバージョン30セットの貴重な最後の1セットとのこと。
約1.7mほどの間隔で設置されています。スピーカー間の距離はブログ上で見た写真からはもう少しあるのではないかと思っていたのでちょっと意外でした。

[:image1:]

こちらは入力系、コントロール系機器群、リスニングポイントななめ右前方の壁面にセットされています。
[:image2:]

 ポピュラー系のヴォーカル、クラシックの室内楽、クラシック系のソプラノと次々に聴かせていただきました。
強く印象に残ったのがソプラノ幸田浩子さんが新イタリア合奏団をバックに歌うカリヨンというアルバム。奥行き感、自然な音場感は見事でした。

幸田浩子さんのカリヨンとこれも音場感が素晴らしかったオルフェウス・チャンバー・オーケストラのCD
[:image4:]

ポピュラー系のヴォーカルもリスニングポイントを変えたときの音像移動は確かに拙宅よりも神経質な感じがありません。
これがベルウッドさんの求める方向ということがよくわかりました。
個人的にはやや音像が大きいかなという感じがしてこの辺がトレードオフなのかと思ったのですが…。これも後からベルウッドさんからいただいたコメントの通り不自然さはありません。1点に凝縮されたような箱庭的(?)音像はベルウッドさんの求める方向ではないということなのです。こういう追い込み方があるのだと知ることができたのは私にとって収穫でした。

 もう一つビックリしたのはLPで聴かせていただいたルービンシュタインのショパン、ピアノ・コンチェルト。教えていただくまでこれがモノラル録音だということに気がつきませんでした。独特の音場感のようなものが感じられるのです。何とも不思議な感じ。
説得力のあるベルウッドさんからこれぞモノラルといわれるとそうかなと思ってしまうのですが、自分としてはモノラル盤がこのように鳴るのが本来の姿なのかまだ頭の中が整理できずにいます。
もうちょっと悩んでみます。(笑)

 T4はヴォーカルや室内楽で2ウェイならではのバランスの良さを見せてくれましたが、オーケストラ再生でもサイズを超えたスケール感を出せる魅力的なスピーカーでした。

 後半、ドライでさわやかなスパークリング・ワインやおしゃれなおツマミまでいただいてしまって(写真撮っておけばよかった)…本当にお世話になりました。
ベルウッド・ワールドを十分に堪能させていただいた楽しいオフ会でした。

ベルウッドさん、ニッキ―さん、どうもありがとうございました。

メインの別blogはこちらですが、ほとんど同じ内容をコピーしています。

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