ネットワーク・オーディオ事始め

日記・雑記
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最近、訪問させていただくお宅で、PCオーディオやネットワークオーディオのシステムを構築されている方が多くなっていて、既にCD等での再生はしないお宅も…

曲の選択などの操作性の観点からもかなり便利そうなので、私も試してみたくなりました。でもネットワーク・オーディオの知識がとぼしい私にとってはかなりハードルが高い挑戦になります。

私は生録音をするので、ノートPCとそれに接続されるオーディオI/FでPCオーディオは可能なのですが、ノートPCはファンの音も気になるし、操作性、安定性の点でもちょっと問題があるので、PCとは別のシステムで対応したい。

というわけで条件としては、以下の通り。

1. PC無しでもファイル再生できること
2. 192KHz/24bit までの記録密度の音源に対応できること
3. マルチチャンネル録音のファイルの再生に対応できること
4. 現有の資源(機材)を有効活用して投資を極力抑えること

普通の人と違うのは3項でしょう。
ピュア・オーディオのためのマルチ・チャンネルシステムを構築されている人はかなり少ないし、第一、入手できる良質な機材もあまりないのが現状。
でも、響きのあるコンサートホールの音場感を求める私にとっては、マルチチャンネルは救いなのです。
前後のスピーカーをほとんど同じ構成にして各スピーカー・ユニットの位相まで合わせて(いろいろ失敗もありましたが ^^; )音場感の向上を図ってきた経緯もあるので、ネットワーク・オーディオになってもその環境を生かしたい…

マルチということを考えると最近はやりの(?)PCの介在無しのUSB DAC 機器群には選択肢がなさそう。

となるとLAN経由のNASとマルチ・チャンネル対応のネットワーク・プレーヤーの組み合わせになりそう。しかもマルチ・チャンネル対応のネットワーク・プレーヤーというと手に入りそうなのはAVアンプくらいしか思いつかない。

現有資源の活用という意味では手持ちのオンキョーのAVセンターのTX-NA809の仕様を調べるとLAN経由でサポートされている音楽ファイルは96KHz/24bit まで。
それに、LAN経由だと各種データを載せた大船団が頻繁に行き交うLANの大海原から必要な音楽ファイル情報を載せた小さなボートをネットワーク・プレーヤに導くようなイメージがあるので、データ転送の安定性にちょっと不安があります。

他に何かいい方法がないかといろいろ考えたあげく、思いついたのはTX-NA809のHDMI入力。HDMIではマルチ・チャンネルの192KHz/24bitまでサポートされているので、これを利用できないかと考えていたところ、HDMI出力を持つNASを見つけました。

QNAPのHS-251。

[:image1:]

HDMIだったら大海原のLANに比べて、専用の軌道上を走る新幹線みたいなものなので、データ転送の安定性という点でイメージ的には安心感があるし。

でも、この機種、Phileweb上で検索しても、全くヒットせず。
商品説明では、NAS上で動くアプリを利用することで、音楽データをHDMI経由でAVアンプなどに送れそう。でもその方法はさっぱりわからない。
なんとかネット上でHS-251を使ってらっしゃる方を見つけて、教えを乞うたところ親切に教えていただいて、ハイレゾデータも再生できることを知りました。

使っている人がほとんどいない機材で試してみるのもアマノジャクな私らしいということで思い切って購入に踏み切りました。

現在確認作業中。
PCからのNASのコントロールにブラウザを使ったりするのは初めてなので戸惑うこと多し。
HDMI経由での再生の際にはHDMI上で提供される画像をNASに接続したマウスで指示したりと、操作に慣れるのにはちょっと時間がかかりそう。
でも、スマホに導入した専用アプリで再生のためのコントロールができるので、これは少し便利そう。

[:image2:]

ステレオ(2ch)176.4KHz/24bit の再生ができるところまでは確認できたのですが、ひとつ大きな問題が…

マルチ・チャンネルの音楽ファイルの再生をするとフロントの2chしか再生できない。(笑・泣)
現在、QNAPに確認中。

まだまだ先は長そうですが、2chの96KHz超のハイレゾ音源再生までできるようになったのはちょっとした進歩だと思っています。

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