X1おやじ邸訪問記

日記・雑記
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夏の行楽シーズンの終わりにX1おやじさんを訪問する機会を得ました。

X1おやじさん宅でMFさんとHarubaruさんがMFPCデモを行うとのことで同行させていただいたのです。
新潟まで日帰りの弾丸ツアー(笑)。

朝早く出発して午前中に到着。
早速リスニングルームに入ると…
やはり、百聞は一見にしかずということで、あの壮大なお部屋とシステム群、そして砂箱などの手間と時間がかかった造作を拝見してビックリしました。

お部屋に入ってまず目に入ったのは巨大なBARCOの3管式プロジェクター。

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BARCOを見たのは久しぶりですし、この大きさのものを見たのは初めて。
X1おやじさんはデジタル・プロジェクターをいくつか使って、4Kのプロジェクターの画質も確認した上であえてこのプロジェクターを使い続けているとのことで、BARCOの画質へのこだわりと深い愛情を感じました。

最初はB&W 800D3 から聴かせていただきました。 
アナログで聴かせていただいたダニー・ケイのThe Five Pennies のサントラ盤、大きな音場と安定した定位感、タメ息が出ました。
変な言い方ですがこの低域の安定感はちょっとアナログ離れしていると感じました。
また、ディスクの保存状態の良さも感動ものでした。次元の違う再生でこれだけ聴くとこれを超えるデジタルは難しいと思ったのですが、その後で聴かせていただいたCDもすごかったので、X1おやじさんがおっしゃっていたようにどちらも同じでした。(笑)

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写真はリスニングポジションの左側の壁面に配置された800D3用の入力機器群。

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圧倒的な存在感のAcoustic SolidのSolid Royal。これは800D3用。
再生は右側のSME Series5、ダイナミック型オイルダンプ付トーンアームとBenz Micro Ruby Z。

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Solid Royalの左側にはひっそりと(?)LINN LP-12SE(たぶん)が控えていてこれはリファレンス用とか…。(^^;)
 

CDの鬼太鼓座の大太鼓はMFさんと同様、ビックリして思わず椅子から背が浮きました。尺八の音色でウトっとしかかったところにアレですから反則です。(笑)

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800D3で聴かれるのは主にジャズやポップス系とのことでこの他にヘルゲ・リエン・トリオのTake5などを聴かせていただきました。

この後、ALEXXでの試聴になりましたが、私の周波数バランスの好みはALEXXの方です。ただ、音像の定位は800D3の方が良かったかもしれません。

こちらで聴かせていただいたのはデジタルではアルゲリッチ、ババヤンのプロコフィエフや、
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アルゲリッチ、プレトニョフのプロコフィエフ、シンデレラなどのピアノや小沢征爾とムターのロマンスなど。

アナログではバーンスタインのラプソディー・イン・ブルーやカラヤンのベートーヴェン交響曲、カラヤンのカルメンなど。

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これはリスニングルーム右側の壁面に配置されたALEXX用の入力機器群。
エソテリックのP1X、D1Xはこちら側。

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アナログはThorens Prestage、アームはグラハム・エンジニアリングでやはりオイルダンプ、カートリッジはVAN DEN HUL。
出るのはため息ばかりという布陣。(^^;)

X1おやじさんがジャズやポップス系は800D3、クラシックはALEXXと使い分けている理由がわかりましたが、何とも贅沢なシステム。

でも、この豪華なシステムがその実力を発揮しているのは部屋のおかげなので、最後にちょっと触れておこうと思います。
広さ40畳天井高5.5m、ちょっとしたホールという巨大な空間。壁面は厚い木のパネルでパネル間に段差があり、パネル裏面には吸音材が配されている。壁面の一部は珪藻土、フロントの木の壁は壁面とは異なる硬い材質だとのこと。
部屋の中での話声から判断すると高音の響きは割に多めでその響きは拙宅の石井式の部屋よりもやや硬質の感じを受けました。響きはすごくきれいで話し声が明瞭に聞き取れるのが印象的。
床はコンクリート直貼りではなく、砂まで使ったしっかりした基礎の上に根太を組んだ上にサクラ材のフローリング。すごくしっかりした床なのだけれど膝には優しい感じ。
鬼太鼓座の大太鼓の一撃では床の振動を感じたのだけれど、その振動がむしろ気持ち良く感られたのはきっとその質が良いからなのだと思います。
あの一撃は普通の部屋だったら破綻を通り越してバラバラになりかねないくらいのマグニチュードでしたから…システムの実力もさることながらまさにこの部屋のポテンシャルを思い知らされた瞬間でした。

X1おやじさん、長時間お付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
十分に目の保養、耳の保養をさせていただきました。
私にとってはたいへん貴重な1日になりました。

MFさん、Harubaruさん、このような機会をいただいたことに感謝しています。
途中の埼玉から新潟までの区間の往復での運転はMFさんがしてくださったのですが、元レーシング・ドライバー/ライダーのシルキーな走行はたいへん心地よいものでした。
お二方、ありがとうございました。

申し訳ありませんが、MFPCの試行結果については私には知識不足で正確な記述ができません。
MFさん、Harubaruさん、補足よろしくお願いいたします。

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