ちょっと時間が経ってしまいましたが、10月10日読売日本交響楽団と仲道郁代のみなとみらいでのコンサートに行ってきましたので記録しておこうと思います。
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指揮は井上道義。
前半はベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
後半はドヴォルザーク/交響曲第8番
私にとっては久しぶりの生演奏です。
コロナ対策のためもちろんマスク着用で入口での検温チェック、セルフでのモギリなどの対策はありましたが、10月からは座席の制限は解除されたとのことで満席ではありませんでしたが、客席は8割がたは埋まっていたと思います。
仲道さんの使用ピアノはヤマハCFX。最近はもっぱらヤマハのようです。
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演奏は切れ味や力強さはないのですが仲道さんらしいしなやかさ。
パーヴォ・ヤルヴィとのSACDでも感じたのですが、独特の不思議な魅力を感じます。
仲道さんのアンコールはドビュッシーの亜麻色の髪の乙女。
柔らかいタッチの美しい響きでしたが、テンポは割に早めでさらっとした演奏でした。
ヤマハCFXは端正できれいな音なのでモーツァルトやベートーヴェンにはこの方がいいのかもしれませんが、ドビュッシーには華やかなスタインウェイの方が私の好みです。
ヤルヴィとの録音のベートーヴェンではスタインウェイを弾いていたのに…
後半のドヴォルザーク、木管、金管とも安定感があったし、演奏する喜びに満ち溢れた生き生きとした演奏でした。
ブラボー禁止令により、拍手だけだったのがちょっと寂しい。
井上さんの指揮は初めて見たような気がします。
ダイナミックで踊るような指揮ぶりでした。
指揮台も指揮棒も使わないのですね。大柄なので指揮台が不要なのかもしれませんが、あの指揮では指揮台などない方が安全上よさそうです。(笑)
オーケストラがよく唄っていました。
久しぶりに生演奏に接して楽しい午後を過ごすことができました。
横浜市はコロナ感染者の多いところなのでちょっと心配でしたが、1週間たった今でも特に体調に問題はないしクラスターの話も聞かないので関係者の皆様の努力が功を奏しているのだと思います。
関係者の皆様には大変感謝しています。
ありがとうございました。
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