Macフリーソフトで優秀な国産CDリッパー XLD を紹介します。たいへん使いやすいので2014年頃にiTunesから変更しました。
プリエンファシスとDCPフラグの検出をTOCだけでなく、サブチャンネルからも行うことができます。TuneBrowserでは空白になってしまう、以下2枚のCDのメタデータを取得することもできます。XLDで取り込み、TuneBrowserで再生させた画面です。
TuneBrowserによるCDの取り込みでは EMPH フラグは認識しますが、曲目やアーティスト名は Unknown(不明)となります。
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TuneBrowserデエンファシス再生時には EMPH が光り、44.1kHz 24bit と表示されます。高域を最大10db減衰させますので24bit処理で問題ありません。
XLDキューシートには FLAGS PRE と、曲ごとに表記されています。
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リッピングの手順はこうです。
ディスクを入れると自動でプリギャップを取得、トラックが表示されますので「メタデータを取得」(コマンド+シフト+ M キー)します。
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「読み込む」(コマンド+ D キー)でリッピング開始されます。進行状況画面が開き、曲ごとにバーで表示されます。
あらかじめ メニュー >XLD >環境設定 >一般 >出力先 を設定しておいてください。
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WAVファイルでもフルでタグ付けできますし、もちろんプリエンファシス・フラグも入ります。
出力フォーマット >オプション
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ディスク挿入時の自動読み込みと完了時のディスク自動排出の設定をしておくと便利です。
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DCP(Digital Copy Permitted)フラグは以下のCDに付いていました。
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2020年7月27日追記:
プリエンファシスに関しては「Waveファイル用高精度ディエンファシスソフト DE.EXE (Windows コンソールアプリケーション) 」の解説を参照してください。レンダラーがDACに送るデータからはタグが外れており、プリエンファシス・フラグは伝わりません。
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