インシュレーターによる音色変化:素材と形状、金属と木材、円柱と多角片

日記・雑記
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インシュレーターの素材と形状による音色変化について報告します。専用室は大音量で左右スピーカーの間にアナログ段があるため、はっきりと変化します。

アンドレ・プレヴィン&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を従えたマリア・ジョアン・ピレシュ(ピリス)のピアノは、貴族的で高雅な響きです。このピアノを生かすインシュレーターとは?

アナログ段は無垢材の台にサイズ順にDDC-DAC-Targetと積み重ねているのですが、Targetが外部電源のプラスチックケースと軽量のため、インシュレーターの影響が大きく現れるのでしょう。スピーカーとアンプはフィンランドバーチベニヤ製の丸型木製インシュレーターで積極的に床を響かせていますので、アナログ段にはインシュレーターの響き(固有振動)が盛大に載ります。

フィンランドバーチ・ブロックをデジタル段の音源HDまで敷いた時には、ピアノがまるで木琴のように聞こえて焦りました。ブロックを叩き合わせると拍子木のように鳴りますから、やり過ぎるとそうなります。丸形では鳴りは小さく円やかになりますが同じ傾向です。もっと硬い黒檀製三角セッティングベースでは線接触となり、アタックが強調されますが本体が軽いと歪みがちに。

ピアノはピアノ線(炭素鋼)を響かせる打弦楽器ですが、真鍮の金管楽器も忘れてはいけません。しかし真鍮のインシュレーターでは真鍮線の、鉄では鉄線(低炭素鋼)の古楽器ピアノになってしまいます。アルミが音色バランスがいいように思いました。

解説では「共振抑制及び振動吸収効率化を狙って3つの溝を刻んだ小型アルミ削り出しインシュレーターで、本体裏面はシリコンゴム製のOリング滑り止め仕様。上部用には両面テープ付きシリコンゴムシートの滑り止めとコルクシートが付属」
使っていませんが「音質調整をして頂けるよう、材質の異なるガラス球と鉄球の2種類をおまけで付属。滑り止めシートは機器側に貼り付け、球の点接触の組み合わせの違いや材質の違いで更に細かな音質セッティングが可能」

格安高性能のノイズフィルターとバルクキャパシタ PetitSusie+Tank を開発したNFJですから、コスパとクオリティはいいと思います。

クラシック向けTargetにはコルクシート、ジャズ・ロック向けDACにはシリコンゴムシートの三点支持で、望みの音色にできてます。床置きのマスタークロックは丸型木製インシュレーターにハネナイトで振動吸収しています。

音圧と電圧のインシュレーション:筐体とケーブル、ゴム・木材・金属とコア

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