電源のアップデート:最新GaNスイッチング電源、非メッキ真鍮コンセントとケーブル&タップ、末端効果の実例

日記・雑記
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スイッチング電源を最新のGaN_PDに変更、非メッキ真鍮コンセントとプラグで配線を工夫したところ、かつてない高解像でフラット・広帯域でマイルドなハイクラスの音にできたので報告します。専用室で実演相当の音量ではライブの没入感がすごいです。

マルタ・アルゲリッチのピアノによる「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」 リッカルド・シャイー指揮 ベルリン放送交響楽団 と キリル・コンドラシン指揮 バイエルン放送交響楽団 によるライブ録音。素晴らしいパフォーマンスで愛聴盤です。HMVの解説をご覧ください。

最新GaN_PDは最大出力67Wにアップ、効率が上がったようで全く熱を持ちません。当然ノイズも減少、サイズも小さくなり技術革新がうかがえます。TIがサーバー用に効率99%以上・スイッチング周波数500kHz以上のGaN電源を実用化しようとしています。「GaN:電力密度の限界を押し上げると同時に、効率も向上

写真左:63W旧型 写真中:67W最新型 写真右:65W現行型 サイズを比較してください。

電源ケーブルは同一構造・同じ長さのペアを各コンセントから直結しています。プラグやインレット、ケーブルの種類や長さを揃えないと音が濁りアタックで歪みます。イメージとしてはスピーカー出力のバイワイヤです。
その理由ですがいわゆる末端効果、それもアンプのスピーカー出力の電源線への逆流による共振が主因だと思われます。リニア電源のトランスは双方向で、スピーカー最大出力は数10Wにもなり(ライン出力の数mWの数千倍の電力)インターコネクトケーブル同等かそれ以上の影響があるはず。

写真右:専用電源ライン アンプ、クラシック向けDAC用 長さ3m x 2本
写真左:汎用電源ライン クラシック向けTargetと光変換器用リニア電源、クラシック向けDDC用

スイッチング電源で最大のノイズ源はPCトランスポートですからアナログ段から極力離しています。汎用電源ラインの末端コンセントから5m延長ケーブルでさらに遠ざけ、専用ラインのアンプから分電盤経由で60m以上、汎用ラインのクラシック向けDDCから30m以上の配線長とし、PC本体電源ソケット・延長ケーブル差込口・コンセント差込部分の3か所にフェライトクランプを噛ませています。次に電源ノイズが大きいのはモニタです。

最新GaN_PDは音源HD用で2台ありますから末端コンセントのひとつ手前からタップを引いてます。このタップをモニタと共用するとモニタ電源からのノイズが音源HDに入り、クロックの位相雑音で音が濁ります。そこでここでも3m延長ケーブルとフェライトクランプで7.5m離し、クラシック向けDDCからは20m程度の配線長です。インターネット用ハブとリピーター、電話とインターホンの充電器は使用時のみスイッチ付き延長ケーブルでつなぎます。

下写真は交換した汎用のメッキコンセント(ロゴがNational、古!)ですが錆がひどくて驚きました。もちろん電源線(純銅)も真っ黒でした。今度の非メッキ真鍮コンセントは錆びやすいので数年毎に交換してもいいかもしれません。

ちなみに20年程前にリフォーム時増設したコンセントは分岐3番からの渡り配線になっており、渡り2番で極性が逆になってました。劣悪業者で工事自体も荒く、配線も短すぎて錆びた部分をカットする余裕がなく、やむなく磨いただけの箇所もあります。渡りコンセントはPCトラポ関連とスイッチング電源に使っています。

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