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Macでオーディオ:ファイルの設定・デコード負荷と音質、Cueシートとダークモード、HDの通信速度と音質

日記・雑記
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応接室のMacオーディオの音をプロのミュージシャンに褒められました。ネットワーク設定を専用室Direttaオーディオに倣ったことが最大の理由ですが、オーディオファイルの設定もデコード負荷を最低にするようにしています。音源HDの通信速度と音質についてもレポートします。

レイフ・オヴェ・アンスネスのピアノ、マリス・ヤンソンス指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団「グリーグ:ピアノ協奏曲、シューマン:ピアノ協奏曲」2002年12月のデジタル・セッションとライヴ録音。透明で静謐なタッチで、ノルウェー同郷であるグリーグの解釈は抜群です。
ブラウザーを起動せず、クイックルックでWeb画面を表示しています。CPUとメモリを消費しません。

再生の際に必要な生のPCMへのデコード負荷を最小にするため、リッピングはWAVで「一つのファイル(+cue)として保存」しています。これはXLDでないとできない形式で、再生時のFLAC・ALACなどのファイル伸長デコードと、ギャップレス再生のためのギャップ抜きデコードが不要になります。曲目トラックに分割してリッピングした場合、ファイルサイズがそれぞれ異なるためデコード負荷がばらつき、レイテンシーも変動します。
dBpowerampで一つのファイルとして保存した場合はCueシートが作成されないため、再生時にトラック毎に分割表示されず、全トラックが1曲として扱われてしまいます。

このWAVファイルにはINFOチャンク・id3チャンク両方のタグを付けています。タグ無しの方がタグ抜きデコードの必要がなくなるので負荷は減りますが、PCオーディオの利点であるファイル管理が厳しくなります。

作成されるCueシートとfoobarを関連付けしておけば、ダブルクリックで再生開始します。
設定方法:Cueシート上で右クリック >情報を見る >このアプリケーションで開く

foobarのデコーダーも優先順位を WAV >FLAC >Cue Sheet に揃えています。青文字configueの位置をクリック、強調表示にすると任意の順位にドラッグできます。
私の環境では WAV >FLAC >ALAC の音質順位となっています。トラック分割FLACの音質低下は(WAVと比較しなければ)我慢できないこともないのですが、ALACはがっくり落ちますので聞くに堪えません。

Media Library は初期設定ではCueシートを読まないので、File types欄を空白にしてすべてのファイルを読むようにします。完全にスキャンすると メニュー >Library >Album List >Search 検索が高速で強力です。

無用のデコードやレイテンシー変動を避けるため、サーバーもNASも立てずFirewire800接続の音源HDだけにしています。Mac画面をダークモードにしたのも、CPUがグラフィック機能(インテルHDグラフィックス4000)を兼ねているためです。

HDの通信速度もネットワーク同様、音質に影響します。

クラシック向けには、SATA150・5400回転・1プラッタで現在入手できる最低速度にしています。回転数とプラッタ数が増えれば機械的にノイズもジッタ―も増えることは明白ですが、通信速度も上がればやはりそうなります。ジャンパ設定で通信速度半減できるのですが、現行品はSATA600が主流でSATA300までしか下げられません。
SATA150と比べると歪みが増え、定位、特に奥行が分からなくなります。これは位相、アンビエンスが狂うためだと思います。

ジャズ・ロック向けにはSATA300で迫力を加えています。編集で後付けした定位とアンビエンスですから、楽しむために迫力優先としてます。Macオーディオではネットワーク設定は共用でDACだけを切り替えていますので、3プラッタでさらに歪を加えている程です。

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