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ジャズ・ロック向けUSB DACとアイソレーター:PCM1794A OPA627AU iDefender+AA 特注リニア電源

日記・雑記
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専用室のジャズ・ロック向けUSB DACとアイソレーターについてレポートします。最新最高性能のAK4499EX+AK4191と比べても個人的に圧勝の、PCM1794A+OPA627AUとUSBアイソレーターiDefender+AAの組み合わせ。(同じ特注リニア電源で比較)

長年にわたりボウイのプロデューサー/コラボレーターを務めてきたトニー・ヴィスコンティによる、1969年リリース「スペース・オディティ」の2019年ミックス。LP収録時間制限のため除かれた曲も追加。オリジナルのアナログ・マルチトラックまで遡り、ノイズゲートやイコライザーを通してミックスし直したようで、まるで昨日録音したようにフレッシュな音に感動しました。

トニーは語る。「今回のミックスでは時間をかけて、隠れた音楽的才能を発見できたのは本当に楽しかった。ギターのひねり、トロンボーンのブラスト、グループ・コーラスにおけるマーク・ボランの声など、レーベルからアルバムのミックスに最大1週間しか与えられなかった前回に見落としていた、より詳細な部分まで掘り下げることができた。その細部にこそ、後に世界を席巻することになる22歳のデヴィッド・ボウイの姿が宿っているはずだ。」ライナーノートから翻訳

PCM24bit/96kまで、DSD非対応という何世代も前のUSB DACではあるが、オペアンプOPA627AUとアイソレーターiDefender+AAと組み合わせると俄然躍動感が出て、ロックが生き生きと楽しく聞けるのです。デフォルトのオペアンプLM4562では端正ではあるが凡庸な音で楽しくない。ES9038PRO、AK4499EX DACとOPA1612の組み合わせに比べても、私の耳にはこちらのほうがライブ感アナログ感が絶大に感じます。

 下の基板写真右上に3つ刺さっているのが交換式オペアンプ

USB1.1の12Mbpsというのも関係すると思います。USB3.0は理論値最大5Gbpsの転送速度(周波数2.5GHz)ゆえ、クロックのスペクトラム拡散(定量のジッタ―を加えることで、2.5GHzの電磁ノイズを低減させる)しており、ジッタ―でボーカルがハスキーになるのがUSB3.0 LANアダプターで確認できます。USB2.0の480Mbpsでも高速度の弱点が顕わになります。HDのSATA600でもLANの1Gbpsでも同じことです。転送速度はできるだけ低速の方がノイズもジッタ―も減らせます。

USBアイソレーターはADuM3165 USB2.0やTopping HS01と比べて、5V外部電源を入れられるiDefender+AAが有利です。バスパワー駆動では完全にクリーンにすることはできないと思います。比較すると歪みが残っているのが分かります。

 下の写真はADuM3165 USB2.0デジタル・アイソレーター

5V外部給電はトロイダルコア・トランスのリニア電源です。
Target_2とUSB DAC用のリニア電源は特注で、TDKラムダ 電源ライン用EMCフィルタ、米TI社製レギュレータLM350、理想ダイオードMOSFETにしています。ショットキーダイオードの降下電圧300~400mVに対して20~30mVと低損失=低発熱で、スイッチング電源のようないわゆる速い音になりました。

これらの組み合わせで、最新最高性能のどのDACよりもロックの熱気とカッコよさを表現できるUSB DACにできています。電源とオペアンプが重要です。

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