トーンアーム高さ再調整

日記・雑記
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15年ほど使用したLyra HelikonからKleosへアップグレードしたのでトーンアーム、カートリッジの調整をやり直した。 まだ数時間しか聴いていないがKleosのトラッカビリディは明らかにHelikonよりも良い。 音の傾向はHelikonの延長線上だが、これはブレークインが進んでもっと聴きこんでから判断したい。

最初はトーンアームの高さは今までどおり普通のLPの厚さで平行になるように設定したのだが、SRA(Stylus Rake Angle)の理論を見聞きすればするほど理にかなっていると思うようになってきた。
[:image2:]
というわけでトーンアームの高さ調整をやり直した。
とはいえ92度に調整などということは並大抵のことでは出来ない。
そこで180gの厚めのレコードに合わせてアームを平行にしてみた。 これより薄いレコード(所有しているほとんどのレコード)に対して90度以上の角度が付くことになる。
[:image1:]
この設定で何枚かのレコードを再生してみた。 明らかに安定性が増しているのがわかる。 音質は、やはりまだブレークイン中なので判断は出来ない。 でも素晴らしい音であることは確かだ。

いくつかYouTubeのSRA関連ビデオを紹介しておこう。

これはSRAについて非常に分かりやすく説明している。
SRA – Stylus Rake Angle – Soundsmith – Peter Ledermann
https://youtu.be/Kt___Ct_zRU
なぜカッティングのときスタイラスの角度が垂直(盤面に対して直角90度)ではなく92度程度になっているか、これは削りくずが途切れることなくうまく流れていくようにするためなのだという。 削りくずがきれいに後ろにでて吸引されないで盤面に残ってしまうと具合が悪い。
だから再生するときのスタイラスの角度も92度に合わせるのが良い、ということ。 理にかなっている。
ラインコンタクトスタイラスなど特にこの角度に敏感なのではなかろうか。

こっちのビデオはマイクロスコープを使ってSRAを調整している。
これはやりすぎだな。
上のビデオで説明されているがいくら静止状態で92度に合わせてもレコード再生時には微妙に変わってしまう。
Using a Digital Microscope to Set Stylus Rake Angle
https://youtu.be/otysEyET6yE
Michael Fremerはいろいろなオーディオ雑誌評論記事などを書いてきた人で特にアナログレコード再生にこだわりのある人だ。
自分のWebsiteを持っている。
https://www.analogplanet.com/

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