超ローノイズリニア電源の新製品

日記・雑記
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結論は後にして、ローノイズレギュレーターについておさらい。
レギュレーターといえば3端子レギュレーターですよね。
私はそんなに気になりませんが電圧を制御する都合上、
微視的にはゆらゆら電圧が揺れて、
結果としてノイズのように見えるようです。

その揺れが少ない・・・
ローノイズタイプのレギュレーター。
6年前には、ノイズがμVオーダーの超ローノイズレギュレーターというものまで。
しかしオーディオ的には歓迎されませんでした。
ローノイズの代償として出力インピーダンスが高くて
ダイナミックな音楽信号を取り扱うアナログ回路では追従性?
が悪くて音が良くなかったんですね。
対処としては出力にコンデンサーを増量するのですがコンデンサーの
音に支配されるという・・・。

私も持っていますが秋月電子で購入できるTi社のTPS7A4700。
[:image5:]
スイッチング電源の出力をこれに繋いでレギュレートすると
大きなインダクタを使うノイズフィルター無しに超低ノイズが得られます。
とても便利なものです。
負荷変動の少ない場所、例えばDACではクロックの電源供給
なんかに良いかもしれませんね。
高級な?機器では内部にこのような超ローノイズ型の
電圧生成のICなり仕組みを持つか強力なフィルターを内蔵して、
外部に安物のACアダプターを使っていても問題ないように作られている・・・
でしょう。たぶん。ですよね。

どういう訳かこの超ローノイズのTPS7A4700を採用した
基板はあっちこっちで販売されているものの、完成品として
まとめられたものは今まで見たことがありませんでした。
自作すればいいのですけど・・・面倒。

そしたら発見しました。やっと結論です。
[:image1:]
TPS7A4700を3基積んでいますし、出力インピーダンスが
高くて負荷変動に弱いところは電解コンデンサー山盛りで対処。
なかなか潔いです。
[:image4:]
[:image2:]
[:image6:]
USBポートの近くに『独特のパールブルーのスリーブがきれいな、ニチコンの105℃品オーディオ用電解コンデンサ「KTシリーズ」』らしきものが見えますね。

私はニッケル水素電池(1.2V)×4本派なのでこのTopping P50は
購入しませんが、自作の手間がかからないという意味で
魅力的な製品です。

アナログ回路には音質的な理由で向かないだろうと想像しますので、
デジタル系の+5Vへの適用が面白そうです。

メモ:
電源ノイズやクロック・ジッタが高速DACに及ぼす影響、位相ノイズを解析/管理する
https://www.analog.com/jp/analog-dialogue/articles/analyzing-and-managing-the-impact-of-supply-noise-and-clock-jitter-on-high-speed-dac-phase-noise.html

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