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1点アースと多点アースと

日記・雑記
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結論から先に書きますと自分の場合は、
真空管アンプなど低周波を扱う場合には「1点アース」。
パソコンなど高周波を扱う場合には「多点アース」と認識しています。
(電気の振る舞いの違いからです)

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●多点アース
[:image1:]
左図:「できる!自作PCの作り方」
    https://pc-info.sakura.ne.jp/maza-mauntotaipu.html より
右図:「自作大図鑑 マザーボードをケースに取り付ける」
    https://jisaku-pc.net/build/mahter_setup.html より

パソコンのメイン基板(マザーボード)にはケースへの固定ネジ穴が
約9つほど用意されていまして、それぞれに『導通用』のハンダが盛られて
(ケースに)GNDを落とすように作られています。計9点でケースに接続ですが、これ以外にバックパネルや電源ユニットからの電源ケーブル(24pinや8pinなど)でも導通します。
最終的にこれらのGNDはケースを経て、電源ユニットのACインレット3Pのうち「GROUND」(保安アース)に導かれるているのが通常です。
[:image3:]
この事から、パソコンに於いては必ず保安用の大地アースを接続する必要があります。感電防止とともに、ノイズを逃がすためです。

[:image4:]
図:TDK社:なるほどノイズ(EMC)入門【基礎編③】ノイズのモードとふるまい、アースとグランドの区別が重要
  https://www.jp.tdk.com/tech-mag/noise/03 より

よく、
「マザーボードをケースに入れたら音が悪くなった」
「マザーを絶縁したら音が良くなった」
という情報を目にします。
アンプを自作する場合でも同様の事を自分も経験しています。
バラックでアンプを組み立てて、音をお気に入りの状態に仕立てて
いざ綺麗にケースに収めると・・・・音が曇ってしまってドンヨリ・・・。
大失敗に終わるというパターンです。ケースの蓋を開放するとだいぶマシにはなるのですが、一体これは何なのでしょうか?
そんな疑問はさておいて、話を進めます。

パソコンにおいては、音がどうのこうの以前に多点でケース(アース)に落とされるように設計されているのでそれに従うべきです。同時に、大地アース接続することも必要です。
電波暗室の絵を見ながら、トイレを想像します。
ケースに入れないパソコンは言ってみれば「野グソ」です。
オープンスペースなので臭いは拡散され・・・それほどでもありません。
それをケースに入れると「密閉されたトイレ空間」です。
臭いが充満して自分の体から出たブツとはいえ耐えられません。
換気扇が必要です!!
そう、やっぱりアース(換気扇)でノイズ(臭い)を抜く事は
必要なんじゃないか?という事を言いたいだけでした(^^;
汚い例えでスミマセン。

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●1点アース
これは真空管アンプの自作ではよく聞かれることなので、
敢えて私が書かなくても皆さんの方が詳しいかもしれません。
最近わたしはThomann S-75mk2で遊んでいるのですがここで1点アースをみました。
[:image5:]
↑これを見ると分かりますように、ケースとの導通を作られているのは
1点のみです。ネジ穴は都合、基板上に3ヶありますが銀色の丸で導通箇所を作成しているのは1ヶの穴のみ。意図的にそのようにされています。この1点アースがACの3PインレットのGROUNDに導かれるか?いいえ、そう単純ではありませんでした。
※ここでの1点アースとは別の箇所との接続部位の事であり、一般的な1点アースとは意味合いが違うかもしれません。

グラウンド・リフトスイッチを「GROUND側」に設定すると、
スピーカーのGND端子とACインレットのGROUNDは導通します。
[:image7:]
グラウンド・リフトスイッチを「LIFT側」に設定、つまりGNDを浮かせると
スピーカーのGND端子とACインレットのGROUNDは10kΩとなりました。
[:image6:]
※グラウンド・リフトスイッチの位置によらず、
 アンプの入力端子のGNDと、スピーカーのGND端子間は常に導通(0Ω)でした。

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●最後に
仮想アースやリアルアース(大地アース又は保安アース)をオーディオに導入するようなときには、メーカーの設計思想を汲みとって取り組むと良い結果が得られやすいかもしれません。
↓下記の製品ではACの3Pインレット?に見えますが、よく見るとGROUNDが省略されて2Pになっています。画像をクリックして拡大すると見えます。この場合、アース付きの医療用電源タップなどは余り意味を成しません。アースできないので・・・
[:image8:]
↑では、つまり保安アース(大地アース)は普通には絶対に接続できない仕様になっています。Accuphaseは近年保安アースの接続を推奨しているようですが、これは音質のためではなくて。あくまで「水をぶっかけた」際などの感電予防のためのようです。
marantzは海外230V仕様でも頑なに3Pのアースを省略し続けているようです。
↓は同社フラッグシップのPM-10S1でした。この場合も同様に、アース付きの医療用電源タップなどは余り意味を成しません。アースできないので・・・
[:image9:]
ESOTERICは見た目に3Pインレットですが、GROUND端子は内部とは接続されていない可能性が高いです。(ネットで検索すると、ESOTERICの国内向け製品のACインレットのアース端子はオープン。海外向けは場合による?という感じです。)代わりといっては何ですが?シグナルアース端子が出ているのがESOTERICの伝統かもしれません。
[:image10:]

2020/05/15追記:
LOCOMO66さんの日記「アースについて」2014年6月7日 のコメント欄より一部分引用
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以前調べた内容ですが、3Pグランドが接続されている機器と、そうでない(NC)の機器とのリストです。

・グランドがNCの機器

ESOTERIC UX-1、UX-3、X-01、X-03
PIONEER RX-A3010
OPPO BDP-83、BDP-95、BDP-105
Luxman D-05、D-08
DENON DCD-SX、DCD-SX1
YAMAHA CD-S2000、CD-S3000
SONY TA-DA7000ES、SCD-555ES
Marantz AV7005、AV8801、MM7055、SA11S3

・グランドがシャーシに落とされている機器と落としている場所

Luxman DU-80 AC/DC電源基板シャーシ
C-800f サブボトムシャーシ
C-600f     〃
Accuphase DP-67 電源トランスシャーシ
DP-77     〃
DP-85     〃
C-275V 〃
P-650     〃
P-7000     〃
P-450 〃
SONY SCD-1   リアパネル
SCD-777ES   〃
SCD-XA777ES  〃

ご参考になればですが。

byへっぽこハム太郎 at2014-06-08 07:57
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引用ここまで
へっぽこハム太郎さん貴重な情報ありがとうございました!(^^)!

2020/05/16追記:
プラズマ実験におけるノイズ対策の基礎(桑原大介氏:中部大学工学部)
http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2019_11/jspf2019_11-572.pdf より
[:image2:]

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