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ProTools の Avidからお便り 2024.07

日記・雑記
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皆さんも色々なメーカーから新製品のメールが届くと思いますが、今回の日記はそれの紹介です。皆様ご存知? Pro Tools。コンシューマーユースの製品ではないので存知ない方も多いかもしれませんので Wikiのリンクを置いておきます。言わば、作り手側の装置であったり道具です。

Pro Tools は Avidの製品です。

あれ? Pro Tools って デジデザイン(Digidesign)じゃなかったっけ? と思った人は歴史の長い人かも。結局のところ DigidesignはAvidの子会社なので同じといえば同じ。近年だと Avid と言わないと通じないかもしれません。Digidesignの年表をWikiから引用します。引用ここから

年表

[編集]

1984年 Peter Gotcher と Evan Brooks によって設立。
1989年 デジタル・オーディオ・ワークステーション・システムとしてアップル社のMacintosh上で動作する Sound Tools を最初の「テープレス・レコーディング・システム」として発表。
1991年 第1世代のProToolsをデジタル・オーディオ・ワークステーションのフル・デジタル・マルチトラック・システムして発表。
1995年 Avid Technology, Inc. (Avid Technology) 社によってDigidesign社が買収され、AVID社の傘下に入る。
2001年 ProToolsがグラミー賞を受賞
2003年 AVID社が Bomb Factory 社と製品群を取得。その製品群は現在のProToolsに標準装備されるようになる。
Academy of Motion Picture Arts and Sciences において、ProToolsが映画のサウンドトラックにおけるポスト・プロダクションで貢献した事から、Digidesign社がオスカーを受賞。
2004年 AVID社が M-Audio 社と製品群を取得。製品群はDigidesign社へ設計開発と製造及び販売が引き継がれた。
2005年 AVID社が Wizoo を取得。現在はDigidesign Advanced Instrument Research Group を運営。
2006年 AVID社がスコア作成ソフト Sibelius をアメリカ・ドル $23 million で取得。
 

引用ここまで

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前置きはこれくらいにして、ニュースを2点ほど。

1つ目
放送芸術学院専門学校が Avid S4 と Pro Tools  | MTRX II を導入

同ページから一部引用ここから

1986年創立の放送芸術学院専門学校(大阪・天満橋)は、映像・舞台テクノロジー科、デジタルメディア科、俳優本科、メディアクリエイト科という4つの学科を擁する関西屈指のエンターテインメント系専門学校です。さまざまな業界で即戦力となる人材を育成するべく、実践的なカリキュラムが組まれているのが同校の大きな特色で、講師陣も第一線で活躍するプロが多数在籍。音声&音響エンジニアコースで講師を務めるサウンド・エンジニアの田中貢氏(テーク・ワン オーディオ所属)によれば、多くの企業/団体のサポートのもと、産学連携にも力を入れているとのことです。

  ~中略~

そんな放送芸術学院専門学校は昨夏、音声&音響エンジニアコースの授業などで使用されるレコーディング・スタジオを大幅リニューアル。新しいコンソールとしてAvid S4を導入し、Pro Tools周りも刷新しました。田中氏によれば、ほとんど迷うことなくAvid S4の導入が決まったとのことです。

「最近はコンソールの無いスタジオも増えていますが、こういうプロ養成校・職業訓練校で授業を行う上で、私は(コンソールが)必須だと思っています。学生は、電気的な知識を持たずに学校に入ってきますので、信号の流れを理解するための道具として、やはりコンソールがあった方がいい。新しいコンソールに関しては、大型の放送用デジタル・コンソールなども候補に挙がったのですが、ほとんど迷うことなくAvid S4に決まりました。今後世の流れとして全部コントロール・サーフェスになっていくんじゃないかなと。また、他の部屋にはヤマハ DM2000が入っていたりするので、そういったコンソールと棲み分けができるのもいいかなと思いました」(田中氏)

授業でフル活用されているPro Tools

引用ここまで  ※下線はnightwish_daisukiが引きました。引用元にはありません。

下線の部分はよくわかります。どうしても高校を出たばかり、あるいは大学出たばかりだと趣味でオーディオ機器を弄ってでもいない限り電気の流れや音声データの流れを頭でイメージできている(理解できている)若手は少ないかもしれません。インターネットにしたって何がどうなって繋がっているのか?疑問を持って調べて理解している若手は非常に少ないと感じています。そういう問題意識をもって教育されているところ「オッ!」と感じて日記を書きたくなったのでした。

同校か分かりませんでしたが専門学校を出て現在活躍中のエンジニアではPiccolo Audio Worksの松下真也氏が有名です。中森明菜のレコード盤(のStereoSound Store のページ)でもその名が出てきます。

日本音楽スタジオ協会の「第28回日本プロ音楽録音賞」受賞作品一覧の中にも同氏の名前を見ることができます。

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2つ目
ABBAのベニー・アンダーソンのスタジオがPro Toolsでリニューアル

詳細は上記リンクからどうぞ

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音楽コンテンツは2chステレオに留まらず、Dolby AtmosやAuro3Dなど新しいイマーシヴオーディオ?にも対応していく必要があって、それは単純にエンジニアの負担(自動車整備業者が電気自動車も整備できるようにならいとみたいな?)になるといえばなります。そこで若手が専門学校などで早いうちから新技術に触れておくのは良い事でだと思います。もちろん、音響理論の基礎の基礎を疎かにできないのでは言うに及ばず。

取り留めがなくなりましたが、
普段は気にする事のない作り手側の情報でした(^^

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