サラウンド用スピーカーシステムの低域改善の為、低音分配器を製作しました。
正面は、
内部は、
参考まで、回路図です。電源オフでバイパスします。
サラウンド用の後方のスピーカは、例に漏れずスペースの関係で小型の物になって仕舞い、(前後間にも正しく定位させる為には、全スピーカの特性を揃える必要があるので、)前方のスピーカも同様に小型の物にせざるを得ませんでした。 この為、小口径となった故に低音が大振幅となり、音量の制約/低音不足、及び、混変調の増大を招くことになり、これまで課題となっていました。
そこで今回、下記の手段にて上記課題の解決を図りました。
・2chの場合:使われない後方のスピーカに低音を分配
・4chの場合:通常低音がモノラル故に後方スピーカは低音が鳴らないので、同様に後方スピーカに低音を分配
これに依り、低音の振幅が抑制され、多少成り共、低音不足/音量不足を改善する事ができました。
追伸
3Dシステム用のチャネルデバイダにも対応出来る様にしたのですが、3Dシステムの方が効果が大きい故、(折角、分配器として製作したのですが)低音分配は余り使う機会は少なく成りそうです。
所で、気付いたのですが、周囲から同じ音を同時に再生すると、人はそれを環境音と認識するのか、音量感自体が薄れる傾向がある様に感じました。(それが今回の低音分配方式の弱点かも知れません)
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