今日でとりあえず一段落です。
Diffusor-Miniを作ってみて分かった事がいくつかあります。
① セミハード系木材でのブロック構造はオーバースペックだった
作ってみて分かりましたが、こんなに高剛性である必要はないです。
間の仕切り板でさえも、叩くとコチコチ音がするので、例え低音がスリットに入っても一切共振はしないでしょう。
使用してみて分かりましたが、重さ的に設置にかなり制限が掛かります。
② 製品版600㎜バージョンの販売中止
これは必然ですね。
奥行き100㎜程度しかないのに、その上に10㎏超のモノを1800㎜の高さに積み上げる訳です。
アメリカ本国なら地震は少ないでしょうから問題はないのかもしれないですが、場所は日本。地震大国です。
硬い岩盤から20mの鋼管杭を打った私の土地でも、震度4が来たらQRDは倒壊するでしょう。
通常の住宅なら、2階なら震度3でも危ないかもしれません。
なんせ、今の状態でも少々押すとグラグラしますし↓
QRD手前にはパワーアンプやスピーカーがあるでしょうから、倒壊したらQRDもろともただでは済まないでしょう。
では、壁にアンカー打って設置するか?といえば、例えオーディオ専用部屋でも、アンカーを打つというのも色々難しい面もあるのでは?と思います(持ち家か賃貸か?、新築の家に穴を打つのか?とか・・・)。
③ 1000㎜の高さを超えるスピーカーには、QRDは1800㎜の高さにする
これはよく分かりました。
1800㎜まで立ち上げると、ルームアコースティックがガラッと変わります。もちろん良い意味で。
今まで、とあるタイトルのトラックで、収録上の響きの影響と思われたものが、実はアコースティックの乱れで暴れていただけだったという事が分かりました。
・・・と、まあ、こんな感じですが、③だけ考慮すると自作QRDの増殖決定なのですが、倒壊の可能性をどうにかしないといけないですね。
まあ、私の場合はアンカー打って設置でも問題ないですがw
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こんにちは、
壁一面のQRDは圧巻ですね。
やっぱり安全性を考えればタンス止めのように壁にアンカーを打ってそれにつなげるのが一番良いと思いますね。 倒れたときに前にあるオーディオ機器へのダメージも大きいでしょうし。
Multi_Hobbyistさん、こんにちは。
幸い?、壁のパネル自体がネジ止めなので、そこにアングルを付けてワイヤーで引っ張るのもアリですね。
今回の板は堅いので、落下したらオーディオ機器もタダじゃ済まないと思います。
へっぽこハム太郎さん、こんにちは。
セミハード系木材でのブロック構造はオーバースペックでしたか。スリット高さ調整の板は平板でもよいということですか。後は板厚調整ですかね。
パネルの倒れ防止ですが、自宅ではサーロジックパネルもどきを使っていますが、両サイドの倒れ防止は麻紐+画鋲で簡易的に固定しています。センターはハの字配置の600㎜三段重ねですが無固定で東日本大震災の時にも問題なかったです。(スピーカーはウェルフロートから落ちて転がりかけていましたが・、・・)
ですので、それほど慎重にならなくとも、簡易的な固定で問題ないかと思いました。力のかかる方向と、固定の抜け方向に注意すれば簡易固定でも大丈夫かと思いました。
ヒジヤンさん、こんにちは。
コスト的には、全ての板厚を揃えると多少安くなりますし、かなりの軽量化にも貢献するでしょう。
とはいえ、半分の重量までは下がらないでしょうけど。
QRDの倒壊ですが、新潟地震の時にAbffusorが単体で1枚倒れて、衝撃で上の板が吹っ飛んでしまいました(機材には当たらず)。
取れた板を根太ボンドでガチガチに接着したら何とかなりましたが。
Abffusorは全面にファブリック・シートが貼ってあるので、1200㎜でも安定性が悪いです。
底面は設置用の足がネジで付けられるのですが、何も対策ナシに上に重ねるのはお勧めしません。