ホワイトアッシュ製のDiffusorモドキの両脇に建築資材で作ったDiffusorモドキを並べて音質が良くなったと喜んでいましたが、どうも、クラシック系やイージーリスニング系等の楽器だけの音楽を聴くと、特に高域で妙な響きが乗っている事に気が付きました。
さらに、僅かではありますが、音像も右に寄っている感じがします。
建築資材のDiffusorモドキを並べる前はそんなことは無かったので、恐らく建築資材Diffusorモドキが原因でしょう・・・・・・
まず最初に、上下のDiffusorモドキをタッカーで簡易的に連結してみたら少し変化があったので、どうも間違いではなさそうです↓
・・・・と簡単に言っていますが、この考えに到達するのに5日掛かりましたw
で、Diffusorモドキの建付け強度が音質に変化を与えているのでは?と考え、私の恒例のデコピンを建築資材Diffusorモドキでやってみたら、なんと、スリットの場所各々でデコピン打音が明らかに違います。
リスニングポジションから見て右側の建築資材Diffusorモドキの900mm(下画像、右側連結Diffusorモドキの真ん中のヤツ)のデコピン打音が各スリットでバラバラでした↓
よくよく調べると、2スリットで2カ所ボンドが入ってない状態でしたが、ボンドの入っていない所は明らかに軽い甲高い音がします。
こんな状態では、音像が右に寄っても何ら不思議ではありません。
注入画像を撮るのを忘れましたが、ボンドを入れ忘れた部位にはエポキシ樹脂をDiffusorモドキの裏側から染み込ませてガチガチに固めました↓
エポキシ硬化後にデコピンをすると、全スリットで打音がほぼ同じになっています。
私の考えでは、叩いた場所で打音が違うルームチューニングアクセサリーは失格だと思いますね。
建築資材のDiffusorモドキのコンセプトは、前作のホワイトアッシュ製と違って、軽量化を前提に作っていました。
ちなみにホワイトアッシュ製の1200mmDiffusorモドキの重量は39㎏位になっています(QRDのオリジナルは同サイズで9㎏)。
建築資材Diffusorモドキの材質はヒノキですが、ヒノキは残念ながら比重が軽い部類の木材です。
建築資材900mmモドキは正確に測っていませんが、持った感じ4㎏前後位かな?と(単純計算で、1800mmで8㎏くらい)。
なので、とりあえずオリジナルのQRDの重量以上に嵩増しすることを目標とします。
QRDオリジナルで900mmがあるとすると、対比単純計算で6.75㎏なので、これを上回る事を目標とします。
初手としては、裏側から木板を当てて加圧接着します↓
定尺カット治具で、裏側のスリットに収まるサイズで一律カット↓
一番深いスリット2カ所以外の4箇所はこのカットした板で補強を施しますが、補強後に聞いてみると、やはり音質が明らかに違います。
補強後は華やかさが減少、総じて音質が全域で落ち着いており、上ずって聞こえたバイオリンなどの響きが自然になりました。
補強前より少々、低域の量感が減退しましたが、スピーカー以外のモノが共鳴、共振して音質が変わるのは邪道と私は考えるので、これで問題はナシです。
一番深いスリットの板も補強したいところですが、ここの裏に板を貼り付けると、元々裏面がツラツラだったので、Diffusorモドキの総奥行きが貼り付けた板厚分増えてしまいます。
壁から板厚分浮いてしまうのを、どう処理するかが問題ですね。
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