連続投稿で失礼します。
次のお題は『防音』です。
新築施工時に、壁の中のグラスウールを二倍にして少し壁をふかすなどは行っていたのですが、今回、シアターのリニュアールの一環として『防音』対策を新たに二つ行いました。
一つ目は窓です。
私のシアタールームの外への唯一の開放口として窓が一つあるのですが、昼間はいいですが夜は若干の音漏れがありました。なので、先に投稿したスクリーンの交換のついでに、ネットで評判のいいAGC製の二重窓『まどまどプラス』を導入しました。
施工後の様子です。
上記のような性能で期待を込めて、施工費込みで20万以上かかりましたが導入しました。(高いですよね…)
もう一つが防音テープです。
ネットでググったらこれが良さそうなので、元からあった窓が少し遊びがあるのが気になったので、今回のついでに導入しました。
施工後の様子です。奥の一般窓の溝のみに貼りました。まどまどプラスの方は遊びがなかったのでつけてません。これをつけたら、かなりロックするのに力が必要なぐらいきっちり窓を閉めれるようになりました。
早速、夜、爆音で音楽を鳴らして外に出てみたところ…
う~ん、少し音漏れ減ったかなぁ…程度でした。。。
やはり、夜中にも爆音で…となると専門工事をするしかなさそうです。ただ、壁をさらにふかすことになるので部屋が狭くなるので、スクリーンの大きさ的にもスピーカーの配置的にも私の家では無理なので、夜中は今まで通り控えめにいくしかないかなと思っています…。
皆さんのオーディオ・シアタールームの防音対策はいかがですか?何か構造上に大きなテコ入れしなくてもよい防音対策を講じてらっしゃる方がいれば、お伺いしたいです。
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こんにちは。
私の日記の最初の方に書いた内容ですが、「防音と断熱は別物」と思った方が良いです。
簡単に言えば、防音を謳うサッシでは断熱性は十分にありますが、逆に、断熱を謳う(高断熱仕様でも同じ)サッシでは、防音性はあまり高くありません。
特に、高断熱仕様の「ペアガラス」は、外側と室内側に同じ材質の同じ厚みのガラスが入るので、共鳴現象が起き、特定の周波数がシングルガラスの同じ厚みのガラスよりもよりも遮音性が落ちます。
防音仕様で最高峰の物というと、DR50相当の「大信工業プラスト+12mm防音ガラス」一択です。
ただし、内窓でクレセント錠を設定していないので、普通の2重窓よりも防犯性は落ちます。
あと、窓枠レールから特殊仕様で、DIY工事は出来きず、プラスト施工不可の業者もあったりします。
少々防音性能が落ちてもDIYでやりたいなら、リクシルやYKKAPの内窓を選ぶと良いでしょう。
リクシルが「インプラス」、YKKAPが「プラマード」です。
ただし、どちらにしても、高断熱仕様のペアガラスを選ばす、防音フィルム入り6mmガラスを選びます(防音12mmガラスは、サッシ枠厚の関係で物理的に入りません)。
一応、失礼を承知で書いておきますが、写真のサイズの内窓工事で20万円はちょっと・・・・・・???と思います。
内窓取り付けに100㎜間隔を空けたふかし工事をやっているなら話は別ですが、本文の画像を拝見する限りではそうは見えませんし。
ちなみに、大信工業プラスト+12㎜防音フィルムガラス仕様で、窓の大きさが1200mm×910mmで部品と施工代金込みで真面な業者なら14万円から15万円です(ふかし工事が必要なら別途部品+施工代金)。
DR40相当のインプラスやプラマードの場合、部品代は上記の大きさで3万円から5万円くらい(←入れるガラスで価格変動)。施工代金は2万円が相場です。
大信工業にしても、インプラスやプラマードにしても、例え窓が倍の大きさになっても価格は倍にはなりません。
お節介ついでに壁の防音ですが、吸音材を増やして防音性能を上げるのはかなり難しいです。
一番効果的なのは、部屋の中に新規に間柱、野縁、根太を走らせ、天井、壁、床を2重にする事です(部屋は狭くなりますが)。
使うボードは通常の石膏ボードではなく、高圧縮ボードを使います。
天井に高圧縮ボードを使う場合、重量的に野縁に木材は適さず、アルミ軽天を使います。
新規に野縁、間柱、根太を入れるのが難しいなら、高圧縮ボードを壁に打ち付けるだけでも結構効果があります。賃貸物件では無理ですが。
へっぽこハム太郎さん、こんにちは。
そうですよね、絶対高いですよね…。実はスクリーン入れ替えと同時に工事がしたくてあまり時間がなく、ハウスメーカーの仲介で頼んだ業者なので、高いとわかっていながらお願いしたのですが、ちょっと後悔しているかもです…。
使ったガラスについても、思ったより防音効果がなくがっかりしていました…。家全体の構造上の問題で、色んな隙間から音が抜けている可能性(特に天井裏にケーブルをたくさん這わせて、天井にいくつも穴をあけてスピーカーを天吊りしていて、しかもその位置を何度変えて天井を穴だらけにしているので…)もあるかもしれないので、窓の問題ではないかもしれませんが…
部屋が狭くなる施工は無理なので、半ばあきらめています。。。
(そこまで音漏れしているわけではなく、昼間ならかなりの爆音でもいけるレベルですが…)
再度失礼します。
残念ながら、サッシ関連に限らず、ハウスメーカー関連はほぼボッタクリです(汗)
ボッタくられないようにするには、施工方法を熟知し(ふかし工事の必要有り無しを伝えるだけでOK)、さらに窓枠桟のサイズ、窓の設置高さを申告すると良いです。
あと、見積時点で部屋に上げてはいけません。
部屋に中に高価な機材があると、それで見積内容が平気で跳ね上がります。
ボッタクリの話ですが、私の部屋の配電盤設置工事(←コンセントへのEEF/VVFケーブル引込、接続無しで、メーターから配電盤のELBにCVケーブルを接続するだけ)の見積もりが、とあるハウスメーカー関連で50万円でした。
その時、「メーターからCVケーブルを引っ張ってELBに接続するだけで何でそんな金額になるの?」とツッコんだら、それ以来、その業者と連絡が取れなくなりましたw
電源関係であとボッタクリがありがちなのが、電柱から取付点に引き込む工事費用をコッソリ見積もりに上乗せしたりします。
この区間は電力会社管轄なので、工事費は施工主には基本掛かりません。ただし、地下引込や引込柱を設置する場合は別ですが。
話は戻りますが、高断熱ペアガラスを選んでしまった場合は、ガラスに防音フィルムを貼ると防音性能が若干上がります。
採光も何もできないタイプの方が効果は高いですが、採光タイプ、透明タイプもあります。
DIYで貼るなら、霧吹きとスクレパーで気泡を切り出して貼り付けます。
共鳴現象防止に、フィルム貼り付けは必ず片面だけにします。
既存外窓も、断熱仕様でない場合は防音性能が若干落ちますね。
天井ですが、仰る通り、穴が開いている所から結構音が漏れている状況でしょうから、防音用コーキングで埋めると良いでしょう。
ケーブルを通している所も隙間なくコーキングで埋めると効果が出ます。
へっぽこハム太郎さん
色々ご教授頂き感謝しています。
防音フィルムはまず、スクリーンを外さなければいけないので
ちょっとハードル高いですが(うちは張り込みタイプのスクリーンなので)
防音コーキングは、ググったらダイケンの
気密遮音コーキング333Kが良さそうだったので
早速トライしてみたいです。
ありがとうごじました。
ProfessorDさん、こんにちは。
日記内の画像では内窓が全景見えていますが、これはスクリーンを退かしたという事でしょうか?(スクリーン設置前の画像とか?)
防音フィルムですが、スクリーンを外さなくとも、屋外の外側から貼る事も出来ますし、その方が内側ガラスに貼るよりも防音性が若干高くなります。
1階でない場合は厳しいですが。。。。
ついでに、内窓だけでなく、外窓のガラス面にも防音フィルムを貼るとさらに効果が上がるでしょう。
ダイケン気密遮音コーキング333Kですが、水性で粘度が緩く、屋内天井側から充填すると垂れてくる可能性があるので、乾くまでは養生テープなどで押さえておくと良いでしょう。
天井裏に上がれる場合は天井裏から充填しても良いですが、垂れ防止に養生テープを室内側から貼っておいた方が良いですね。
遮音コーキング333Kは通常のシリコン系コーキングと違い、シリンダーケースが紙製で未開封でも長期保存には適さないので、買い溜めは不可です。
必要数をその都度購入し、1度開封したら出来るだけ使い切らないと勿体ないです。
先日、333Kのよりによって開封品がフリマで売っていましたが、まあ、購入した側から確実にクレームが入るでしょうね((笑))
へっぽこハム太郎さんへ
そうです、この窓はスクリーンを設置することで完全にふさいでいますし、この部屋は2階で、外はシャッターが常にしまっている状態になります。
コーキングやフィルムの具体的な使い方については、勉強になりました。
ありがとうございます!
ProfessorDさん、
文面からすると、採光や窓を開けるなどは考えなくて良さそうなので、ガラス面に粘着鉛シート貼り付けの方が防音としては効果的です。
https://www.pialiving.com/c/soundproof_diy_materials/sound_insulation/pb_sheet/p_sheet
ただ、鉛シートを貼り付けると窓全体がかなり重くなるので、窓枠桟の耐荷重に気を付けた方が良いでしょう。
ちなみに私の内窓も採光性を犠牲にして鉛シートを貼り付けています。
鉛シート貼り付けでは、防音性が少なくともDR5から10くらいは上がる(←内窓の場合のみ)ので、静粛性向上は体感できます。
DIYで鉛シートを貼り付ける際は、鉛中毒防の観点から、素手で触ったら顔などは一切触れず、手洗いを忘れないでください。
外のシャッターの内側に、鉛シートや防音ゴムシート貼り付けも更に効果が上がります。