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備忘録:クロスオーバーコンデンサー換装記

日記・雑記
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背景)拙宅のSPのパッシブネットワークのコンデンサーは粗方換装済みなのですが、一部音質に不満もあり、性懲りも無く、さらにグレードアップすることにしました。ファイルウェブの方々は、ハイエンドSPをお使いの方が多いので、SP内部のパーツを触っておられる方は少ないと思います。メーカーの保証も無くなりますし、高価なSPを壊してします可能性や、元々高価なSPであれば、十分良いパーツを使っているのでバランスを崩すのではと心配する(汗)こともあるかと思います。

しかし、一本数百万円を超えるコストを度外視したハイエンドSP以外では、ネットワークパーツは意外と低級な(失礼!)ものが使われています。拙宅のB&W 802MatrixS3は30年程前に数十万円の価格でしたが、使用されているコンデンサーはほとんど電解コンデンサーで、高域用に2〜3個数百円程度以下と思われる安物のフィルムコンデンサーが使われていました。見えないところなので、コストダウンに活用されていたようです。ウェブで見ると、マジコのA5でも使用しているコンデンサーはムンドルフ社の中級クラス(EVO Oil,10μFで2千円程度)のもののようで、ハイエンド品ではありません。容量によりますが、ムンドルフ社のハイエンド品だと数μFで一万円を超える価格になるので、コストバランスから、沢山使えないことは容易に理解できるところではあります。
[:image1:](Magico A5のネットワーク基盤)

ですので、数十万円程度のSPでも、既設コンデンサーを1万円程度のハイエンド品に換装することで、音質アップが狙えます。そこそこの高級ケーブルのコストで、場合によっては大化けします(そこが面白いところです、笑)。私の手の届かないB&W800D3〜4クラス以上のSPでは。これは不要です(もちろん=笑)。クロスオーバーのスロープを変えたりはしませんので(容量は同じ)、音のキャラクターはそのまま、ベールを1〜2枚剥がしたような変化が生じます。あまり変わらないこともありますが、悪くなることは経験したことがありません。その点でも安心して行えるかと思います。

以下のサイトに、各社のコンデンサーの評価が詳しく記載されています。このサイトでは、20段階(1〜20)で評価して、超ハイエンド品で15、ハイエンド品10程度以上、中クラスで〜8、低級品で5〜6の評価のようです。このサイトの評価は、割と信用して良いと思っています。http://www.humblehomemadehifi.com/Cap.html

このような多種多様なコンデンサーの中に、バイパスコンデンサーと言って、小容量のもので、容量の大きなコンデンサーに並列で使用して、音質を向上させるものもあります。今回はこのバイパスコンデンサーを付加することにしました。

【Duerlundのコンデンサー】
上記のサイトで15の最高評価を得ているのは、ドイツのDuelund社のCuフォイルコンデンサーです。B&W800D3に使用されているハイエンド品はMundorfのGold/Sliver Oild(金粉、銀粉が多分入っている?)で個人が購入すると一個数万円ですが、それでも評価は〜12。Duelundのコンデンサーは超ハイエンドと言えるでしょう。値段もさることながら、デカイ!

[:image2:](Dueliundのコンデンサーの例、これで3.3μF!)

しかし、バイパスコンデンサーは手頃なサイズです。0.01μFで長さが5cmくらいあるので、容量からすると馬鹿でかいですが’(笑)。これを並列で使用すると、どのコンデンサーでも評価が+2増加すると上記のサイトでは言っています(ホンマかいな?)。

[:image3:](今回使用したDuelundのバイパスコンデンサー)

実はすでに何回か試していて、実際に効果があることを経験しているコンデンサーなのです。今回はこれを6個購入し(〜5000円/個)、フロントSP(B&W802)、センターSP(Polk LsiM706C),さらに背面側に設置している2chのDefinitive Technology Mythos-STL、の5本のSPに導入することにしました。下の図面が拙宅のシステムです。

[:image5:](拙宅のシステム)

【導入方法、B&W802Matrixの場合】
B&WのSPはみなさん良くご存知の通り、多くは正相接続で、下記のようなクロスオーバー回路となっています。基本3次、18dB/octで結構複雑な回路です。今回はミッドレンジのSPに並列に入っている10μFのコンデンサーにDuelundのバイパスコンデンサーをパラで挿入しました。ツイーターのコンデンサーに付加することも考えましたが、敢えて、ミッドに使用しています。理由は後ほど。

[:image7:](B&W802Matrixのネットワーク回路図)

SPボックスの底面を開けるとネットワーク基盤が付いています。初期は下の写真(a)のように小さな安物ののコンデンサーばかりです。

[:image6:](B&WMatrix802のネットワーク基盤とパーツ)

数年前にMundorf,とJantzenのフィルムコンデンサーに全て換装しております。使っているフィルムコンの上記サイトでの評価は8.6〜11.5ですので、結構ハイエンド品です。バイパスコンを付加したのは上の写真(c)の矢印のMundorfのM-Cap EVO Oilです。付加後の写真は撮り忘れてます(笑)。

今回は全てのSPについて上記同様ミッドレンジのコンデンサーにバイパスコンデンサーを付加しました。以下の写真はMythos-STLの付加後の写真です。以前の換装による大きなコンデンサーで内部の容積が結構減少しています(汗!)。吸音材の繊維がコンデンサーに付着していたあまり綺麗じゃないですね、音には関係ないですけど(恥、汗、笑!)

[:image4:](Mythos ST-Lのバイパスコンデンサー付加後のSP内部)

【音の改善効果】
これが一番気になるところです。
(1)Definitive Technology Mythos-STL
日本ではあまり知られていないメーカーのもので、100Hz以下はアクティブサブウーハーが受け持っています。ですので、ネットワークは2way用のもので、12dB/oct、上述同様ミッドレンジのコンデンサー(Jantzen Super-Z-cap, Alumen, & Myflex KPCU-01)3本並列で15μFにバイパスコンを付加しました。視聴にはMundorfのAMTスパーツイーターも上部に乗せて行いました。
[:image8:](Mythos-STLの回路図)

コンデンサーの取り付けには半日掛かっていますので、前日の取り付け前の視聴の記憶との比較です。

取り付け後、SPをほぼ元の位置に設置して、何時も視聴時に聞く、上原ひろみのVoice(CD)を聞きました。ピアノの音色やベースとドラムの分離感などがチェックポインットです。最初の印象は、「ええつ、全然違う!」でした。ミッドレンジへの追加なのであまり期待していなかったので、これは意外でした。プラシーボもあったと思いますが、換装後一週間経った今でも、明らかに違いをを実感できます。ベース、ドラム、ピアのの分離が良くなり、自然で滑らかに鳴っていると感じます。クリアになった分、明るめに聞こえるかなと感じます。この点、セッッティングなどの調整が必要でした。Dirac Liiveで補正しているので、補正カーブも調整しました。今も、キースジャレットのケルンコンサートを聴いていますが、拙宅史上最上の音で鳴っています。この効果が大きかったので、他の二つもミッドレンジにバイパスコンを付けた次第です。

(2)Polk LsiM706C
Polk AudioのSPは最近日本でも販売が再開されました。PhileWebにもレビューがあります。LsiM706Cは現状販売品の一世代前のフラックシップシリーズのセンターSPです。もう既にコンデンサーはMundorfやJantzenに換装済みですが、これも同様、ミッドレンジのコンデンサー(Mundorf Evo Oil)にバイパスコンを付加しました。この場合はミッドレンジユニットに直列に入っているものと、並列に入っているもの2個に付加しました。そもそも、これを改善しがいがために、バイパスコンデンサを購入に至ったという経緯がありますので、力が入ってます(なので、これには2個(も=笑)使いました、^o^/)。
[:image9:](LsiM706Cの回路図)

センターSPなので、もちろん単独ではなく、B&Wのバイパスコンデンザー追加前の状態のものなども使って5.1chで、ます視聴です。

SACD、マリーナショーのLive in Tokyoを聞きました。これも好きなアルバムですが、マリーナショーの声の抜けが今一歩足りないと感じていました。これは以前からずっと気になっていた点で、前回のコンデンサー換装でかなり改善されていたのですが、今一歩の改善を期待した次第です。効果は期待に非常に近いものでした。これまで気になっていた、喉の硬さのようなものが,すっとなくなって、気持ちよく聞けるようになりました。一週間繰り返し(何回聞いたかわからないくらい(笑))、聴いていますが、この変化は私の拙耳にも明らかです。

(3)B&W802Matrix
最後にB&Wですが、最初は、こいつは大した変化はないかなあ・・・と思って聞いていました。マルチで聞いていたこともあって・・しかし、数日してから、サブウーハーを使ったベースマネージメントを調整している時に、サブウーハーを使わない設定でも十分な低音の伸びがあるなあ・・と気がついて、サブウーハー無しで(2ch)再視聴すると、あれ、低音が力強くなっているじゃない・・と。サブウーハー無しで聞くと、あらっ、中高域も、ナチュラルに成ったじゃないか・・と。嬉しい気づきでした(笑)。

【総評]
今回は、ちょっとばかし出来過ぎ君・・でしたが、何故か予想以上でした(ほんまかいな=爆)。コンデンサーはエージングしますので、数ヶ月先にどうなるのか楽しみです(心配でもあります)。コストパフォーマンス良好でした。

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