こんばんは。
休みの日にちょっと車でその辺へ、ということも新型コロナ禍の中では、躊躇してしまう今日この頃。ワクチンはモデルナ製を2回接種完了しました。
今日は休日でしたが結局外出もせずに、片付けとオーディオ機器のつなぎかえで汗だくになっておりました。
8/31付でのこのニュース、現在では山水電気とは全く関係ないところが使用していたのですが、現役のサンスイ使いとしては気にせざるを得ません。
しかし作っている製品もコミュではなかなか目に留まらないのも事実でしょうし、最早、過去のものになった感がひしひしと。
ドウシシャ、SANSUIブランド製品を8月末で終了
SANSUI復活の際にコミュで取り上げて以来、2013年に入ってからも何回か日記を書いています。
ドウシシャがホームページを立ち上げてしばらくの間は、山水電気時代の歴史や創業者さんの顔写真も掲載しており、僕自身流石だなと思っていたものの数年で削除されてしまい、現在の設計者紹介という謎のページに差し替えられました。
曰く、若い頃に買って長く使っていなかった大きくて重いオーディオ機器を奥さんに捨てられてしまい、その経験で現在のような軽くてカジュアルなラインナップで製品を出そうと思ったとかなんとか。
最初にうたっていたハイファイでプレミアムなオーディオはどこへやら、です。(笑)
なのでこの時点で「山水電気」ユーザーは完全に置いてけぼりと判断し、その後コミュでも取り上げる気にはなりませんでした。
他誌になりますが、「ステレオ時代」という温故知新系の雑誌がありまして毎号欠かさず購入しており、SANSUIブランドのラジカセが80年代を彷彿とさせるデザインで時々取り上げられておりましたので、刺さる人には刺さったのではないかと思います。
ニュースの中に「ライセンサーとの契約期間満了」とありますが具体的にどこの会社だって書かないのは、ドウシシャ発表のPDFをそのまま引用しているだけで独自取材はしないんですねきっと。
なので調べてみました。
ライセンサーがいるということはブランド名は生かされているということですので、特許庁の登録商標名のデータベースで検索したところ、出てきました。
(昔は「称呼検索」と言っていたはずですが数年前にこの呼び方は無くなったっぽいです)
「サンスイ・アコースティックス・リサーチ・コーポレイション(山水電気が健在だった頃のIR情報では「コーポレーション」)」という、英領ヴァージン諸島に存在する会社がブランド名の権利者になっています。
今年の7月にも取扱商品(いわゆるD/Aコンバーターの事のようでした)の表記の件で修正などされているようですし、新ロゴ・旧ロゴ含めて存続していました。
取扱品目としては「コンパクトディスクプレーヤー」、「ハイファイコンポーネント型ステレオ」、「デジタル-アナログオーディオコンバーター」の文言があります。他にも大量の製品群がありますが、全部が全部ではなくて「製品群」としての分類による表記がされているだけかもしれません。
昔勤務していた会社で少しだけかじりましたが詳しいことは忘れてしまいました。(笑)
山水電気株式会社が破産して消滅後、ブランド「だけ」はまだ生きています。
どこかがライセンス契約をして、また何か新製品を出すのか、はたまたずっとこのまんまなのか。
しばらくしたら、良いニュースがあるといいんですけどね。
もう一つ思い入れのあるブランド、「オンキヨー」です。
コミュに参加して間もない頃に日記に書いた記憶もありますが、初めて自分で新品購入したアンプがA-817XDです。当時は「AV対応アンプ」なるものが流行しており、サンスイのα607か相当迷いましたが予算の都合と入力端子の多さからこれにした次第。ちなみにこの時、チューナーをサンスイの707EXTRAにしました。
何年か前に「断捨離」という思い出の品物を生きてる間に捨てさせるという謎の行動が流行った際に僕もそれに当てられまして817XDは売ってしまいました。趣味なんだから取っときゃー良いんです、置き場所さえ何とかなれば。置き場所?ありますとも!あーあ。(笑)
脱線しすぎたので元に戻しますと、今年8/1付で上場廃止になってしまいました。
話は前後しますが、4月頃から報道が出始めて6/25付のニュースではシャープとアメリカVOXX社にAV事業を売却するとの報道が出ていたり、結構情報がゴチャゴチャになっていた感があります。
最新の情報では結局、主力のホームAV事業は9/1の報道でシャープと米VOXX社が合弁で設立する「オンキヨーテクノロジー株式会社」に譲渡されることになったとあるので、オンキヨーの名を冠したメーカーが今後も事業を継続すると判断して良さそうな感じです。
ちなみに現状のパイオニアとの関係についてですが、7/3付のこちらの情報によると、パイオニアブランドも一緒に売却と書いてあります。しかしその後、新会社設立になっているため何か変更になったりしているかもしれません。
上記サイトのこの画像が7/3現在でのオンキヨーとパイオニアの関係が分かりやすかったので引用します。
上記サイトの内容は日本のオーディオ市場の解説としても非常にわかりやすいと思います。確かに、単品コンポが今でも幅を利かせているように思え、僕自身も形のあるメディア再生のほうが興味が高めですので。
巷の報道やネット上では、オンキヨーはなぜかもう終わったものみたいに言われているのが謎です。
8/30からは新型のAVアンプ「TX-8390」がクラウドファンディングが開始されています。パイオニアのAVアンプもクラファンしていますね。
以前、個人的にはD/AコンバーターのDAC-1000に食指が動きかけたり、ネットワークチューナーT-4070に興味が出たりしました。
ですが結局、今の時代、ビクターのマグネシウムコーンであったり、先日コミュで教えて頂いたダイヤトーンのDS-4NB70の末路であったり、欲しい時にさっさと買わなければ(買えなければ)ラインナップから無くなってしまうんですよね。ラインナップから消えてもすぐに後継機が出る、なんてことは可能性が低いです。80年代はそれこそあらゆる機種が毎年後継機にモデルチェンジしていましたが・・・。
かつての社会では無事に会社勤め(自営だったりでも)を出来ていれば、だんだん収入も上がったでしょうに、バブル崩壊後、新型コロナの今の世の中も特に、いきなり収入が途絶える、なんてこともけっこう高確率であり得るように思います。
そういうところから趣味にお金を投入するわけですから、なかなか厳しいものです。
2020年度の音響機器出荷額は802億円。(日経テレコンより)
最近見たニュース記事の中に90年代頃の出荷額が書いてあったのを読んだのですがその記事が見つかりません。3000億円ぐらいだったような。
ずいぶん減ったなあという印象でした。そりゃあ、量産効果が薄くなれば機器の価格も上がりますよね。
そうそう、今月発売の「ステレオ時代」はパイオニア特集でした。非常に熱い記事で面白く読めました。
ダーッと書いていたらまたかなり長文になってしまいました。(汗)
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