DACのオペアンプをバーブラウン製OPA627BPから新日本無線製のMUSES01に換装する実験をしてから1ヵ月半が経過した。
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現在は前段をMUSES01、後段をOPA627BPという混合状態にしているが、どうもしっくりこない。
小生の頭の中にも、最初に換装実験をやったときの印象がずっと脳裏に残っているのだろうか。
余りに明るく健康的だとして換装直後は強い違和感があった解像度の向上や再生帯域の拡大が、2週間ぶりの帰宅して聴いたところ、どうも何かが物足りないような感覚にとらわれていた。
土曜日に、ご近所のnaskorさんをお招きしてのミニオフ会。
聴いていただくのは1ヶ月半ぶりであったが、数曲再生したところ、音のスピードが遅くハーモニーが被ってしまいエッジが丸く鈍くなった、との感想をいただいた。
MUSES01だけの印象がとても良かったのだがとのことで、それは小生も昨夜感じていた感覚とも一致することであったので、数曲聴いた段階で早速DACのオペアンプをMUSES01だけに換装することにした。
8ピンソケットにオペアンプを差込んでからの基盤差し替えなので、ものの5分とかからず換装完了した。
基盤直付けと違って8ピンソケットを介してなので、音質的にはやや変化する可能性があるが、今回の小生の印象は、これならミックス状態よりもMUSES01だけの方が良い。
音のスピードが上がり、立ち上がり立ち下りもより速くなった。
サウンドステージも明らかに拡大して奥行きも今までよりずっと先まで見通せるようだ。
naskorさんは、当初のときもこの音が好ましく感じられていたとはいえ、1ヵ月半ぶりのことで大いに気に入っていただき、その後はコーヒーを淹れての音楽鑑賞タイム。
色んな話をしながら午後のひと時を楽しく過ごすことができた。
小生のDACに限っていえば、というより小生宅のシステムの中でのDACに限っていえばであるが、もともと同じオペアンプを左右独立で前段、後段に使用する回路設計だったので、異なるオペアンプをミックス使用するよりも全てを取り替えたほうが良い結果だったかもしれない。
ミニオフ会が終了後、念のためOPA627BPだけにして試聴してみたが、今度は再生帯域と解像度の減退に違和感を感じたので、再びMUSES01だけに換装。
人間の感覚は測定機器のように一定ではなく、様々な経験やその時々の感情などによって何を好ましく感じ、何に違和感を感じるかも変化していくものだ。
特に今年は例年になくコンサート会場に足を運ぶ回数が多く、楽器から発せられる音のスピードやホールの響きが、オーディオ再生の印象にも大きく影響しているのだろう。
今時点ではDAC内で正妻の座に座ったMUSES01だが、こうなるとMUSES02を試すのがいつになるか・・・・・・
だからオーディオは面白い(笑).
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