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出水電器11月度試聴会中止(番外編での衝撃)

日記・雑記
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台風14号が首都圏に最接近し、JR東海道線や湘南新宿ラインに運休が出るほど風雨が強いため、予定されていた出水電器の11月度試聴会は公式には中止案内が出されていた。

ブログの方もご覧ください。

14時から開演される東芝フィルの演奏会でミューザ川崎シンフォニーホールに来ていた小生の携帯に出水電器の島元社長から着信が。
「台風直撃の場合電車が止まると大変なので、大事をとって試聴会&懇親会は中止したけど、DPATSeven64の設定をSATOさんがやってくれるので、歩いて来れる範囲の人なら大丈夫ですから来ませんか?」というお誘いの電話だった。
演奏会は16時頃には終わる予定だったので、即「行きますよ」と返事をして、風雨の強まる中を西蒲田の出水電器試聴室まで向かったのだった。

到着すると、そこには既に社長と常連のビールの泡さんが居られて、SATOさんの作業を見守っているところだった。
7月度の試聴会でその実力に驚いたオーディオサーバーメモリートランスポートと呼ばれるDPATSeven64であるが、残念なことに8月以降は価格が大幅にアップした新製品になっている。
もちろん、機能や性能もそれなりにアップしているそうだが、基本機能に絞り込んだ設計になってるこのDPATSeven64の価格設定は、今となってみればとても破格なものだったと思う。
その機器を目ざとく導入された島元社長の眼力にも感服するが、この機器はパソコンであるので外部機器の接続やらなんだかんだと初期設定をしないと使えないということで、試聴会は中止になったがSATOさんに設定をしてもらうことになったということだ。
そうこうしているうちに風雨は益々強くなり、「やっぱり中止してよかった」という話をしていると、中止を知らない埼玉からの参加者の方が一人来場されたので、都合4名で設定作業を見守ることになった。
外付けのCDドライブには音質の良さで定評のあったプレクスター製のプレミアム2が接続されることになっていたが、今回はUSBケーブルの都合がつかず、ノートPC内蔵ドライブでCDデータをWAV形式で読み取り、USBメモリーを介してDPATSeven64のSSDに保存するという、手間のかかる方法での試聴となった。

DPATSeven64はOSがリナックスなので、最終的にはiTuneなどの音楽Dataソフトを使用してLAN回線でネットワーク化したDPATSeven64とNasに保存した音楽Dataをコントロールし、iPadなどを使った操作を目指すことになる。
そうなると、使い勝手も格段によくなるのだろう。

出水電器に導入されたDPATSeven64には64GBのSSDが内蔵され、外部ACアダプターから12ボルトのDC電源が供給される構造になっている。
この外部電源アダプター仕様という構成は他のPCオーディオ機器にはない特長で、躯体内部にトランスなどの電源部を持たないので音質的に有利であることと共に、12ボルトDC電源をバッテリーで駆動することもできるなど発展性もあるのだが、出水電器ではこの電源アダプターを、出川式電源の12ボルト電源装置を導入することになっているので、導入後が楽しみだ。

さて、苦労して設定したDPATSeven64の試聴が17時頃から2時間半行われた。

試聴は、DPATSeven64のSSDに保存されたWAVをそのまま再生と、DPATSeven64の大きな特長となっている、専用設計のメモリー上に論理的に綺麗に順番に並べた上で送り出す方式とで、順に再生する方法で行われた。

結論を先に言うと、7月度の試聴会で西出さんが持ち込まれた時の驚きどころではない、圧倒的にメモリーからの再生の圧勝であった。
SSDからの再生でも全く不満がなく音楽を楽しめるのだが、DPATSeven64の内蔵メモリーからの再生では、歪が取り去られた透明な空気に満たされたような空間の中に、格段に実在感の増した音楽が展開する。
ライブ音源では、目を閉じて聴いているとまるでそのライブ会場にいるかのように感じるほどで、これはアナログ時代の古い音源をCD化したものを持ち込まれたものでも顕著に感じることができた。

これにはその場に居合わせた参加者をはじめ当の島元社長も大興奮であったので、決して小生だけが感じたことではないことが直ぐに判った。

まだまだ初期設定が終わった段階であり、今後は出川式の外部電源や、より読み取り精度の良いプレミアム2ドライブの導入など、調整が進むとどのような音が出てくるのか。

間違いなく、今後の出水電器西蒲田試聴会は、ネットワークオーディオ再生システムの中でも最高の音質で音楽を楽しめる、最先端の場であろう。
これからの試聴会が楽しみである。

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