久々のdaisuke邸相互訪問ミニオフ

日記・雑記
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今年春に相互訪問して以来、大阪の音楽&オーディオ愛好家、daisuke氏との相互訪問ミニオフ会を10月23日に開催した。
ブログの方もご覧ください。
その時はCDプレーヤーかDACの入れ替えを検討されているとのことだったので、小生宅よりDACを持ち込んで試聴も行ったのだが、その後どのようにされたのか楽しみでもあった。

夏場には、出水電器の島元社長により分電盤周りの全てのネジ類をチタンに交換する対策も実施され、音質の更なる改善を果たされていた。
チタンネジの効果は、マイミクのベルウッドさんも、その効果を自宅で体感されているが、小生が聴くのははじめてである。
また、懸案だったパワーアンプのトランス唸りの問題も、とある家庭用電気機器からの影響であることを突き止められ、対策を施されたそうだ。

久々のdaisuke邸は、電源周り以外にも数多くの対策が施されていて、そこかしこの機材やケーブル類が新調されていた。
先ずはジョセフ・オーディオのフラッグシップSPであるパールを乗せているオーディオボードは、特注のアピトン合板製になっていた。
底面にバスレフポートがあるパールにあわせて、ボードには加工が施されている。
また、モノラル・パワー・アンプFAST M-600の下はアピトンの無垢材に交換され、金属臭を極力排除する方向にチューニングされているようだ。

パールのウーファー部と中高域部ユニットは分割された別躯体になっていて、専用のジャンパーケーブルで接続されているが、このケーブルもこのようにオリジナルで製作されたものに交換。
SPケーブルも線種の違う2種類のケーブルを並列接続し、特定の線種固有の色づけを極力排除する方向にチューンされている。

さて、音の入り口はこのようになっていた。
CDTに変更はなかったが、DACとその周辺機器に大幅な変更が加えられていた。
これはバークレーオーディオデザイン製αDAC
マスター・クロック・ジェネレーターは、ブレインストーム製DCD-8
CDTからのデジタル信号をDCD-8で受けて、クロックを同期させるという。
この組み合わせでも、素晴しいものだと思えるのだが、daisuke邸では更に追求されたものになっていた。
それは通信衛星からのセシウム原子時計を受信する受信機だ。
携帯電話会社の基地局同士を同期させるための機器だというが、これは一体何所で手に入れたの?
出川さんの軍用払い下げルビジウムクロックよりも遥かに精度が高いセシウム原子時計と同期を取ることで、理論上はこれ以上ない高精度のクロックで同期が取られることになっている。

またケーブル類は電磁波シールドテープで対策するなど、徹底的に外部からのノイズ混入を排除する思想は、小生にも参考になるものがあった。

アルファDAC、マスタークロックジェネレーター用の電源は、特注で製作された外部電源から供給されている。

いつもながらdaisukeさんの飽くなき探究心には脱帽するしかない。

さて、久しぶりに聴かせていただいたその音楽はどうだったかというと、圧倒的なS/Nの改善から来る解像度の高さだろうか。
小さい音はあくまで小さく、どこまでも小さい音まで明瞭に聞き取れるので、今まで聞き取れなかった音が聞こえる。
そして、音の実在感、リアリティの高さである。
ヴォーカルを聞くとその生々しい温度感に驚く。
決して艶かしいわけではないが、生身の人間の湿り気を感じる。

このDACを導入した当初は、DACのデジタルボリューム機能を使い、プリアンプFAST C-100を外して、よりモニター的な音を出していたそうだが、電源周りの対策などを経た後はプリアンプを導入した方が、より音にリアリティが増したそうだ。

daisukeさんは、いずれPCオーディオへの移行を検討されているそうで、それまでに音の入り口以外の機器類を整備する計画を立てられ、ここまで実行されてきたとのこと。
ここまでの道のりを、小生は定点観測させていただいているわけだが、先ずは大成功であろう。
何よりも音楽を聴くことが楽しくて大きな満足感を与えるシステムになっていると感じた。

最近は奥様と時々はコンサートを楽しまれているとのことで、オーディオ一辺倒ではなく音楽を楽しむ姿勢が、このような、素晴しい機器類を巧く活かしたオーディオシステムに結実しているのであろう。

これからの発展が益々楽しみである。

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