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ハーベスの鬼っこ HL-K6というスピーカー

日記・雑記
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今晩は、我が家のメインSP Harbeth HL-K6についてお話しようと思います。

HLシリーズというと、HLCompact 7ES-3につながる HLCompactシリーズや
より小ぶりなHL-P3ESRにつながるP-3ESシリーズ、
おおぶりのSuper HL5などをご存知の方は多いのではないでしょうか。
K6は、どの分類にも入っていないモデルなんですね。

そのあたりの事情がわかるのが、英国本国のフォーラムでして
ハーベス党の方なら、何度かごらんになったこともあろうかとは思います。
そのなかにHL-K6のスレッドもあるのですが、
そこでオーナーのアラン・ショウが以下のようなことを述べています。

まずK6のKは、KoriaのKで、
1990年代中盤に韓国の代理店の要望でつくられたモデルであること。
ウーファーは、HLCompact 7ES-2のものを使い、
ツイーターは、HL-P3ES-2のものを使っていること。
このモデルにはフロアスタンディングのバージョンもあり、
それがHL-S8であること。
SPボックスの内側には(おそらく他のモデルに比べてであろうと思いますが)
厚いフェルトの吸音材がはられていること。

鬼っこぶりがおわかりいただけましたか。
それにHL-8は、見た目もなかなか興味深いので、写真をはっておきます。
下がHL-8で、上がHL-K6です。
ハーベスのフロアスタンディングは、これだけなんじゃないかと思います。
台部分とSPボックス部分がリムーバルになっている仕様です。
アラン・ショウも、このあたりのSPの成立の経緯の詳細は覚えておらんと
ちょっと投げやりなコメントもしておりまして
あんまり愛されてなかったんだな、という意味でも鬼っこSPなのであります。

さてそんなK6の我が家での鳴りっぷりですが
ちょっと低音の量が多いかな、というのがいちばんの特徴でしょうか。
7ES-3よりひとまわりボックスは小さいのですが
けっこうな量がでてます。
(だから吸音材をたくさんはりつけたわけではないと思いますが…)
それになんとなく粘りが感じられる低音です。

ツイーターの主張もけっこう強い気がします。
高音がキンキンするような下手なSPケーブルをつなぐと
追従して反応します。
ただハーベスなので、音がガンガン前へ出てくるようなことはないので
ちょっと高音がきつくなったかなと感じる程度ですが…。

うーん、でもですね。このSPは、美しいのですよ。
サランネットをはずしたときのフェイスは、
ハーベスでいちばんだとさえ思います。
(でもサランネットは、はずさずにいつも使っています)
見た目にほれ込んだのが半分くらい、と今告白してしまいます。

と、マッチ売りの少女にいれこんだオヤジのように
なってきてしまいましたので、
今晩はこれにて失礼いたします。

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