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ジューン・テイバーと「整振」CDPとわたし

日記・雑記
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今夜は冷えますね。
宵の口のころに表へ出て空をふとながめたら、
月が深閑とした冴え渡るような光を投げかけていて
すこし厳粛な感じがしました。
そのしみこむような感じを
ほんの数秒間味わったことが、今日1日のあれやこれやと
あまりに対照的なので、変ににやにやしてしまいました。
人間の感情というのはおかしなものです。

「心のアイドリング」という言葉を
ある方が放送のなかで必ず使っていて
おもしろいなと思っていました。
たとえば機械が、何かの主たる動きのために準備はしているが
あるいは準備をするために、別な動きをしていたり
何もしていなかったり。。。
というのが、もともとのアイドリングの意味なのでしょうが
心にもそういうものが必要なのだろうということで
その方はそういう言葉を選ばれたのでしょう。

音楽は「心のアイドリング」にはぴったりです。
何を聞いても良さそうなものですが
たいがい音楽好きな人は、そういうときの「定番」(定盤)があります。
私の場合は、ながらくそれはジューン・テイバーの
「Some Other Time」というアルバムでした。
それがこのごろは彼女の最新アルバム(2013年リリース)である
「Quercus」になっています。
辞書によると「Quercus」とは「カシ、コナラ属、ナラ」という意味だそうです。
平たく言うと「どんぐりの木」であります。
そのことを今日まで調べようと思わなくて
なんとなく今日調べてみたら、ちょっとその瞬間、変ににやにやしてしまいました。

このアルバムについての詳細は、
たとえば Suzuckさんという方の適切なレビューがあるので
それなどを参照していただけたらと思います。
ttp://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/quercus-june-ta.html

変ににやにやしたのは、私の彼女の歌声に対するイメージが
大木ないしは老木で、しかも広葉樹の
ちょっと枝振りがうねっているような感じのものだったからだった
ということを告白しておきましょう。
樹皮などはすこし干からびたような感じです。
でもどっしり安定していて、木部は詰まって密になっており
たたくと堅そうな音がします。

「Some Other Time」でもピアノを弾いていたこのアルバムのもう一人の主人公
Huw Warrenは、そのカシの師管を流れる滋養のある水のイメージ。
ちょうどこのアルバムのジャケットのような。。。

 

そして手前味噌でとっても恐縮してしまいますが
最近セッティングした「整振」CDPの「音調」と見事にはまるのです。
音楽ないしはオーディオの神が私にこうセッティングしろと命じたかのような。。。
「恩寵」なんて言葉がクロスしてしまいます。
すいません、また大げさな表現で。。。
今夜はゾーンに入っちゃってるのかも。。。
ついでにお酒も入っちゃってます。

まあ、いいころ加減になってきましたので
今夜は思いっきりアイドリングしたいと思います。

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