さて、自室の美観を損ねていたケーブル類の整理整頓の端緒として
取り組んだ電源ケーブルを短くするという作業でしたが、
前回の練習用から、いよいよオーディオ用ケーブルの改造の
お話となります。
まず取り組んだのがアコリバのPCOCC-A銅線を使った
旧POWER STANDARDの改造です。
2mあったものを80cmと1.2mに切断して
両者の片側のプラグは活かして、もう片側に新しいプラグをつけました。
練習用よりはすこし太目な線なので
そのあたりの不都合があるかなと懸念していたのですが
まったく問題なかったです。。。
木綿のような白い糸がダンピング材として使われていたのは
おもしろいな~とは思いましたが
それも切りそろえてしまえば、わずらわしさもなく
スムーズに作業は完了。
80cmのほうをQUAD のプリに
1.2mのほうを電源タップ用に使っています。
これで自信を深めたのがまちがいでした。。。
次にいよいよ本丸の WIRE WORLD SILVER ERELECTRAです。
何世代か前のもので、硬くて太い独特の形状をしています。
意を決して切断!
これまでのケーブルとはまったく異なる内部の様子に
やばいかな~と思いつつ作業を進めます。
やっかいなのが、オイルでダンピングされていたことでした。
先日、東京で大規模な停電がありましたが
TVのニュースでその電源ケーブルの構造が解説されていました。
オイルを紙にしみこませて、それをダンピング材に使っていたそうで
その紙がなんらかの原因で引火して
ケーブルが燃えてしまったとのことでした。
ちょうどその時分に作業に取り組んでいたこともあり
気をつけないといかんかな~と
またすこし嫌な気分になりましたが
引くに引けないので
オイルまみれになりながらアース線を切断。
これも他の2本の導線のまわりにシールドするような格好で
バラバラにして巻きつけてあるため
なかなか骨が折れました。。。
そのおかげで線が全体としてすこし細身になったので
なんとかプラグの導線を通す穴に線が通り
四苦八苦しながら結線しました。。。
そんなSILVER ERELECTRAですが
1本は元と同じMUSICAL FIDELITY F15(パワーアンプ)に
もう1本はどこに使おうかと思案中です。
このケーブルはあらためて他のケーブルとつなげて比較してみると
独特の中・低音のふくよかさがあって
我が家のハーベスを鳴らすには欠かせないアイテムだな~と痛感。
こんなのを聞いて悦に入っている次第です。。。
Peggy Lee「Complete Capitol Small Group Transcriptions」
1曲youtubeで聞けました。。。
「Peggy Lee – Oh, Look At Me Now」
ttps://www.youtube.com/watch?v=odqJoFstrCY
若い頃(1946~47年)のペギー・リーが
しっとりと歌声を聞かせてくれてます。
作業全体を通じての感想としては
① やはり自作用のケーブルは扱いがやさしそう
(特徴のある構造のケーブルはなさそう)
② 定番のプラグのうち、透明なものは作業をしていて
中がのぞけるという安心感がある
③ メスのプラグは安価なものでは選択肢が少なく
太い導線でなければSCHURTER 4782は作業がしやすい
そんなところです。
11月10日追記
もろこしさんのアドバイスをうけて、
さっそくSIN-KAI MS227Cでの電源ケーブルの製作
やってみました!
プラグはオヤイデP-004とC-004の
ベリリウム銅無メッキ・バージョンです。
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