気温の上昇に伴い、私のコックピットの室温も上昇し、アナログ再生に適した温度となりました。アナログ再生に自作のMCヘッドアンプで再生していましたが、どうしても微細なノイズが気にかかります。
この際徹底的にノイズ対策を行おうと考えました。
作成したヘッドアンプは
1. ニュービスタ管7586使用アンプ
2.サブミニュチュア管6111使用アンプ
3.ミニチュア管6AU6使用アンプの三種三台です。
1,のアンプは最初よりノイズも殆どなく使用していました。
3,のアンプは手持ちの予備球の使い道がなくなりましたので再利用として作成しました。
2のアンプは当初の回路のまま色々弄ってきましたが埒が明かなく回路から見直しました。
現状の回路図です。(MM回路は無視しています。)
見直した新回路図です。抵抗値の見直し、p・G帰還の追加設置、入力、帰還回路のシールド化を施した所、微細なノイズは消えました。
3のアンプも2のアンプと同様な処置を施した所、微細なノイズは消えました。当初はヘッドアンプとイコライザーを別々に作り、RCAケーブルで接続していましたがこれを上下に設置し配線で直結しました。
バラック状態ですが、このアンプを本来の一体型に組みなおすかは私の気力次第のようです。
最後にMC昇圧トランスと比較しましたがヘッドアンプの音質が昇圧トランスの音質を超えるという事は無いようです。
制作意欲を満足させるためだけだったようです。
楽しみました。
yhh
コメント ※編集/削除は管理者のみ
ご無沙汰しています。
久しぶりにアナログ系のアンプ自作記事を見て、嬉しくなりました。
真空管ヘッドアンプを色々試されてMCトランスを超えることが出来
なかったそうですが、ちょっと残念です。
6111の実装写真を見ていて少し気になったことがあるのですが、
回路図にあるB電源の100μFと20kΩが見当たらないようです。
この100μFは交流出力信号をバイパスするため、上段プレート
と下段カソードにできるだけ近付けて配線する必要があります。
また、20kΩは
編集の途中で送信してしまいました。
つづきです。
また20kΩも交流出力信号をここで遮断するため、
100μFに近いところに配置する必要があります。
よろしかったら、また時間があるときにでも試して
みてください。
写真に写っていないところにこれらが配置されて
いるかもしれないので、そのときは無視してください。
ED さん、今晩は。
ご無沙汰しています。
メールと早速のアドバイスありがとうございます。
作ってみましたが、やはりMC昇圧トランスを超える事は出来ませんでした。残念ではありますが、完成したことに満足しています。
アドバイスの件で質問させてください。
【この100μFは交流出力信号をバイパスするため、上段プレート
と下段カソードにできるだけ近付けて配線する必要があります。】
このご指摘はSRPP回路の上段プレートから下段カソード、カソード抵抗前に100μと20KΩを直列で配線するものでしょうか。初めてで全く分からないので宜しくお願いします。
追伸
MCヘッドアンプに注力していましたら、300Bシングルアンプが機嫌を損ねたか、左CHからノイズが出始めました。原因を特定する能力が無いのでこういう時は全配線やり替えでしか対応できません。現状回路でやり替えるか、新規回路で作り直すか迷っています。新規回路ででのやり替えの方がが楽しそうですが。
よろしくお願いします。
yhh
100μFと20kΩは、手書ではない方の回路図通りの配線と仮定
して実装の仕方を示したものです。
実際には100μF前後のケミコンを用意して、+側をSRPP上段の
プレートへ接続し、-はSRPP下段のカソード抵抗グランド側へ
接続します。(配線は多少長くなっても問題は無いですが、
リード線を5cm×2本以内にしたいところです。)
20kΩのほうはB電源の電圧調整用抵抗になるので、値は数kΩ
から20kΩ程度になると思います。
この抵抗の一端を上述の100μFの+に、もう一端は別筐体の
電源の+へ接続します。
300Bアンプのノイズについては、既にやられているとは思いますが
先ずは真空管を左右全て入替て切り分けですね。
それで、ノイズが出るチャンネルが変わらなければ、カップリング
コンを外してみてください。
これでノイズが収まれば、カップリングコン不良の可能性が高いと
思います。
ノイズが収まらなかったら、出力段のバイアス回路のケミコンが
怪しいと思います。
Ed さん、お早うございます。
早速のメール有難うございます。
【実際には100μF前後のケミコンを用意して、+側をSRPP上段の
プレートへ接続し、-はSRPP下段のカソード抵抗グランド側へ
接続します。】
理解出来ました。さっそく実行します。
【この抵抗の一端を上述の100μFの+に、もう一端は別筐体の
電源の+へ接続します。】
この接続は法は、上段プレート電源配線中に20kΩを挿入するという事でしょうか?
という事はB電源電圧降下抵抗を入れる要領でしょうか?
この件はよく理解できていません。
300Bアンプノイズに関しては、真空管は全て左右入れ替えてチェックしましたが、左からのノイズは変わりません。
ご指摘の内容で先ずは対応させて頂きます。
何時もアドバイスをいただき有難うございます。
写真が添付できていました。
A案でしょうか、B案でしょうか?B案では0Ωですが。
宜しくお願いします。
A案の接続で良いと思います。
100μFと20kΩは左右CH毎に配置してください。
また、20kΩの抵抗値はプレート電圧が適当になるように調整してください。
ED さんお早うございます。
早速のメールありがとうございます。
コンデンサーの取り付けは先行して取り付けました。効果は大きいですね。
音が静かになりました。もっと顕著だったのはレコードプレーヤーの起動時の
騒音です。外部電源使用時でモーター起動時ブッというノイズを拾っていたのですが
これがきれいさっぱり拾は無くなりました。6AU6のアンプにもコンデンサーを取り付けましたが、こちらもノイズを拾は無くなりました。
抵抗器もB電圧を確認しながら取り付けます。
大変有効な方法を教えていただきました。
有難うございます。
yhh