DAコンバーターを更新しました

fileMメンバーの皆さま、ご無沙汰しております。

○テレビ番組に映るオーディオシステムが気になる

日々の生活のなかで、オーディオに専念する時間が限られている矢切亭主人ですが、心の中にはいつもオーディオのことが存在しています。テレビ番組やドラマや映画を見ていても、オーディオシステムが写ると、つい心が躍ってしまいます(笑)

　最近驚いたのが、WOWOWオリジナルドラマ「フィクサー」で、政界黒幕役の西田敏之が何十畳もありそうな和室でクラッシックを聴いているのですが、スピーカーが立派。矢切亭主人には型式もメーカーすら見当が付きません。そこで近頃重宝しているアンドロイドスマホのGoogleレンズで画像検索すると、すぐヒットしました。MARTIN（マーテン）社のMINGUS AUCHESTRA 31,900,000pareとPARKER QUINTET 4,290,000-pareと判明し、金額を見てびっくり。本当に音出しして撮影しているのか、ちょっと気になりました。最近のオーディオショーでなら聴けるのでしょうかね？

○ＤＡコンバーターの更新

　さて本題です。ファイル再生ではDACが重要だと思っていますが、矢切亭主人はガレージブランド・ＡＩＴ社製のＤＡＣを使用しています。ESS社のDACチップES9018をDUAL使いした物で、現在でも良い音がすると感じており、満足はしていたのですが、最近たまに「バリバリ」とすごいノイズが載ることがあり、どうしたものかと悩んでいました。さすがに11年も使用していると、多少の不具合もでてきましたね。ちなみに送り出しは相変わらずLinuxのVortexBoxです。

　そんなとき、今年2月AITさんが新型DACを開発する旨アナウンスがありました。近年耳にすることが多くなった旭化成エレクトロニクスのDACチップAK4499EX/AK4191を用いたDACで、デジアナ分離のにくいチップです。

矢切亭主人もこのタイミングを逃さず、即オーダー希望の連絡を入れて、ついに9月11日に開発完了を公表、矢切亭主人の所へは10月20日に納品されました。

当日は配送時間未定だったで、できれば一日中玄関先で待ち構えていたかったのですが、この日は貴重な平日のお休み日。相方の強いフォースにより、外出なしで済むわけがありません(笑)

と言うことで、今日はかき揚げ丼の名店「光村」さんに、開店の30分前から張り込んで「スペシャルかき揚げ丼」をいただき、近くの「別小江神社」でフォトジェニックな神社を参拝、そして餡子製造の老舗「舘林製餡」さんで最中セットを購入し帰路につくと、案の定「不在配達票」が…(笑)。でも当日配送には十分間に合ったので問題ありません。

普段良く聴くソースを一聴して分かるのが、解像度とSNが高くなって、音数が多いこと。

まず最初に再生したのがヤンコフスキーの「チキチキバンバン」と「森を歩こう」。古い録音ですが、例えば高音のアタックが強い音を再生すると、厚みと陰影が際立ち、力強い立体感を感じます。また、これまで目立たなかった楽器も、くっきり浮かび上がって聞こえてきます。

陰影と静寂感が際立ち、リアルな唇の音が響き、伴奏のピアノもきれいに分離します。

クラッシックでもおおむね同様の傾向で、特に中高音部での改善が著しく感じられます。中低音部は良く締まっていますが、今のところあまり以前との違いが感じられません。決して悪いワケではありませんし、慣らしが進むと変化が感じられるかもしれないので、これからが楽しみです。