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ピタフォームを使ってみた

日記・雑記
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 オーディオの配置が変わって、SPのすぐ手前にラックが鎮座しています。

 床も硬いわけではないし、物凄く振動がめぐっているんだろうなぁと懸念していました。

 以前に比べてどこか音に透明感が乏しくなっているのも、空間とかSPセッティングのことだけではなく、上流への不要振動が関与しているのかなぁと想像していました。一応、以前は各機器のボード下にメラミンスポンジを置いてました。今は無防備です。

 そこでちょっと制振についてまたネットを彷徨ってみました。

 低反発な素材を探してみると、名前がすぐ上がってくるのはハネナイト。インシュレーターとしても一部使用されているものが昔からありますね。

 ゆれんぞう、とか。これは洗濯機用ですが、ちょっと高さがありすぎるかな。あと洗濯機用とにしては、むちゃくちゃ高い。オーディオ用としては? いえ、それは別腹ですネ。

 まずは近所のホームセンターを覗いてみました。

 しかし残念ながらハネナイト製品は見つからず。

 ゴム製品のラインナップは多い店舗だったのですが、その中で目に付いたのがこれ。

 ピタフォーム15という製品を用いた低反発スポンジパッドです。

 試しにその辺の陳列されている各種制振製品にスマホをポンポンと軽く当ててみると、確かにこいつだけ圧倒的に跳ね返らない!

 お値段も一枚160円程度。これならむしろ今まで使っていたものよりも安い。失敗しても財布はさほど痛くない。

 そんなわけで棚にあった5枚すべて購入してみました。

 店頭で確かめていた時から分かっていたことですが、低反発スポンジなだけに凹むと簡単に痕が付いたままになります。

 が、今のところ置こうと思っているところが、置けば外さなくなるところ。あとは、ケーブル下なんかなので加重はほぼないところ。もう一カ所狙っていますがここはちょっとあとで。

 帰宅しまして、手持ちにある他の物品も改めて引っ張り出してみます。それで、大き目の金属ナットを落として跳ね具合を確認してみます。

 メラミンスポンジの残り。ナットを落としてみると凄く跳ねます。これが一番跳ねる。何度も跳ねる。

 次に洗濯機の制振パッド。これも結構跳ねる。ちなみに、かなり音は鈍いものの、机に直接落とすよりも跳ねています。

 次に、最初期のマグネシウムインシュレーター。直接ぶつけてみます。

 これにビックリ! 跳ねない!! 凄いぞマグネシウム!!! ナットは跳ねず、当たりどころの違いで横に転がるだけ。見直しました。そりゃー使いようによっては音が死ぬわけだ……。弱点は耐荷重が低いことでしょうか。

 最後に今回買ったピタフォーム。マグネシウムインシュレーターとほぼ同じか、もうちょっとだけ跳ね返るくらいでしょうか。期待通り低反発ですが、この挙動を見て、改めてマグネシウムの振動吸収性能は凄いのだとよくわかりました。

 ということで、まずピタフォームの一枚を2cm角に細かく切って、これをSPケーブルが床を這うところに挟んでいきます。作業の最中鳴っているのは大木和音のチェンバロ。

 これは……あんまり違いは分かりませんが、ちょっと、音が派手になった? 変な印象ですが……。JFSoundsのケーブルは、ぼちぼち硬さがあるんですよね。中にマグネシウム線が入って制振しているわけですが、外からの振動は受けやすいのかなぁと想像していました。今までのようにセリアの洗濯バサミで挟んでいたのですが、ちょっと見た目もアレなので、これで悪くはないので、いいかな。

 それから電源タップの木製インシュレーターの下に余っていたマグネシウムインシュレーターを重ねて置きました。床からの振動とは、この方が遮断できるかな? ここもそんなに変化は分からず……。でもやっぱり、ちょっとだけ音がはっきりした、かな? 悪くはなさそう。副作用は感じず。

 それから、次のピタフォームを4等分。これをそもそもの狙いその一であるラックの四隅に差し込みます。

 床が撓んでいてトップのCDPが水平になっていないので、布を挟んで部分的に嵩増ししつつ、床を多少滑らせられるようにしました。

 この時鳴っているのはメタリカの磁石だったのですが……。

 ……、んん!? ラーズのバスドラが出てきたゾ!?

 効果アリ、の模様です。

 バスドラ、ベースがはっきりしてきて、明らかに一音一音がさっきまでよりも立ってきました。

 きっと余計な振動が外れて、信号本来の振幅が明瞭になったのではないでしょうか。これはさっきまでのゴソゴソと比べて明確に変わっていると思います。

 続けてボブ・ジェームス・トリオをかけていきますが、これもベースの出方がこれまでとは違う。しっかり重い。これも副作用は感じず悪くなさそうです。……ちょっぴり、音は重いけど、低域の量感は減ったかも? 感じとしては余計なボヤ付きが削減された変化かな? それなら許容範囲でしょう。

 やっぱりラックへの振動対策は効きますねぇ。

 そういえば、新規導入したJFSoundsのケーブルですが、一番最初の印象は、中低域が元気だなぁ、だったのですが、そういう目立ち方はしばらくしてなくなっています。これといった過不足のない、普通の音が出ています。下手にピークを持たせて印象操作をするような製品でもなさそうです。

 不満を持たない、8m分Yラグ加工付きで26000円ならば十分ではないでしょうか。

 ――――え? ゆれんぞう12000円が高いって言ってるのに?

 ――――え(・∀・)?

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