先月の下旬から、実に何年ぶりかわからないぶりに、プリアンプのゲインを+15dbにして再生を続けています。
うちのプリは某測定値至上主義メーカーの製品(思えばもう1干支以上経ったのか……)で、ゲイン0dbが最もS/N比が良い特性になる、との由。決して0dbがお勧めという書き方はしていないのですが、それがもっともこの製品の狙いらしい音がするかなぁとか、自分でもそっちの方がボリューム減衰を少なくできるので音にいいのかなぁなんて思いながら、ずーーーーーーーっと0db設定で使ってきました。
やってきた最初期に15dbでも鳴らしたりはしていましたが、ちょっぴり音が強い印象で、音そのものの周囲の微細情報がマスクされてしまう印象があり、空間そのものに興味マシマシだった当時、0dbに据えて以来、全然変えることなく使ってきました。
だけれども、ちょっぴり音が大人しすぎるという感覚を持ち続けていたのも事実で、ふと思い立って15dbに切り替えてみたわけです。
結果として、やっぱりボリューム(正確にはこのプリはアッテネーター)は大きく絞ることになるのですが、音がしっかりして、明確に音圧が上がる。躍動感が上がる。
相対的にちょっと音にきつさが出るし、煩い成分を感じる部分もありますが、生楽器の音というのも結構きついわけで、この程度のきつさなど全然音としては違和感はないわけです。自宅でまったり求める音を鳴らす、という観点であるともうちょっとマイルドに鳴っていて全く問題ないのですが、決して違和感はない。
先日上げたユリア・フィッシャーの無伴奏ヴァイオリンなど、明らかにこっちの設定で鳴らす方がヴァイオリンらしい音と言えそうです。ヴィオリン、間近で聴くと率直にうるさいですよね( *´艸`)
モヒニ・デイなど、ああいう類はまさしくこっち。絶対こっち。
音が前に出てくるので、もっとちゃんと空間セッティングして部屋いっぱいを使って鳴らした方がいいんだろうなと欲も出てきてしまいます。
プリのゲイン一つ。たったそれだけですが、随分違うものですねぇ。何故こうなるのか、工学的に説明できるのかしら。
ミキサー卓でのゲインとボリュームの関係とも違うような気がします。

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