世間は今 鉄道150年で盛り上がっています。 私も小~中は今で言う 撮り鉄! 乗り鉄! カメラ片手にそこら中に行っていました。 補導もされたガキ時代。 (爆)
オーディオ界に目を向けてみたら… まったく話題にはなっていませんが (*_*;
1982年10月1日 CDプレーヤーが一斉に発売されて デジタル時代の幕開けであった。 そー40周年だよ!皆さん。 未成年であった私は… 隔週に発売されてるFM誌の番組表を穴が開くほど見ながら(笑) せっせとエアチェックに励んでいた頃である。
その数年前に揃えたステレオ(当時はオーディオとは言っていなかった) メインソースはレコードだが なかなかレコード盤は買えなかった。 だって高いんだもん (泣) それでも その頃に出会ったのがEW&F。 いわゆる定番の試聴レコードであった。 各オーディオ専門誌では EW&Fの「天空の女神」が試聴盤として いつでも出ていた。 一方、10代の私がレコードと言えば 今で言う所の「アイドル」である。 具体的には伏せるが(笑) ちょっと大きめの音量で聴くのが楽しい頃だった。
オーディオ誌の定番な試聴ディスクと言えばクラシック・ジャズである。 10代にはハードルが高い… 難しい。 またEW&Fなんて 何だか分からない! ただジャケットだけが派手だった… 一体何者? でも勇気を絞って買ってみた! !(^^)! 「楽しい! 面白い! 凄く音が良い!」と一発で気に入った。 そして そのLPを持って 週末になると電器屋に聴きに行ってた。 EW&FをJBLで聴くと とても良いのだ。 JBLへの憧れは募るばかりだった。。。
そんな頃に誕生したのがCDP コンパクト・ディスク・プレヤー。 前評判での定説は… 「これでオーディオも終わりだ!」 「デジタルになったら 何で聴いても 同じ音しか出て来ない!」 と決して前向きな事は無かった。 ノイズレスで針飛びとは無縁な 無接触の読み取り装置。
世界初のCDPは SONY CDP-101
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¥168.000- そー安くはない。 それでも各社は¥18.9万~¥25万で発売だったので 断トツの安さで やはりSONYと言う看板で 一番ヒットしたモデルでした。
CDは 日本のSONYと オランダのPHILIPSによる 共同開発。
もー40年も前の事だが CDの衝撃は今でも覚えてる。 本当に「無音」からの音出である。 レコード盤の様にシャ~~は聞こえない。
また今では考えられないが 縦型に盤を装着するCDプレーヤーが多数発売された。 縦にCDを入れ 回転の様子が見えるのだ。 当然だが超高速ゆえに 見えたところで意味は無いが… (笑) この方式は家電業界の雄! 「HITACHI(日立Lo-D)」が作ったメカだったと記憶しています。 このメカは「右にならえ!」で多くのブランドが採用していました。 独自のメカ路線は… SONYとPHILIPS(marantz)で 少し遅れての発売になった ONKYOとYAMAHAが SONYの様なスタイルのオリジナルを出してきました。
↓ このHPに詳しく載っていますので 興味のある方は 参考にされて下さい。
私のCDP歴を…
実際にいつ頃かったのかは 記憶に無いのです。 実は私はEW&Fとの出会いからレコード再生に目覚めて仕舞い FMエアチェックはフェードアウトになっていました。 知り合いに頼まれてちょこっと録っていた程度。 レコードはジャンルを問わず「定番の試聴盤」を買っていた頃でした。 で、レコードプレーヤーを当時大評判だったヤマハGT2000に買い替えて仕舞いました。 82年~83年の頃の事。 その素晴らしさもあって そもそもCDはディスクがまだまだ売っていなかった頃の話で… 数枚しか売っていないCDの為にプレーヤーは買う意味あるの?と考えていましたから。
しかし気に成るCDP。 オーディオ好きの性でしょうかね? (笑)
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これはSONYのCDP-701ES。 (83年発売:26万円:時のフラッグシップ) 行きつけの電器屋さんに下取りされていたモデル。 何年の話なのか記憶が無いのだが 「そろそろ買ってみたら」と言われて買ってみた!(笑) 良さは良く分からなかった… ただサクサク動くのが軽快だった。 他機は読み込み時間が長くイライラしてた時代だった。 (笑)
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シンプルなリア側。 重量11.5kg ズッシリとした重量感であった。
しかし 数ヶ月でトラブルが発生。 SONYサービスに送るも「修理が出来ません」と言う返事。 それでSONYが用意したのが ↓ これ
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CDP-502ES。 (84年15万) 701に比較すればだいぶ格下ではあるが 無料で用意して下さった。 お店とは「大人の取引」がされていたかは分かりません (*_*;
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この機は8.5kgとだいぶ軽量されてはいるが まだまだギッシリ感のある中身ですね。 持ち上げると 薄さ(高さ80mm)の割にはズッシリしています。 音の良し悪しは まだまだ分からない頃でしたが SONY独自の10キーは快適操作の一つでした。 サクサク感はより磨きがかかっていましたから (笑) 我が家で保存中(笑) 壊れているが…
3代目のCDPは
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PIONNERのPD-T07(90年:15万円)
これはパイオニア精神全開のモデルです。 光ディスク業界の雄であるパイオニアだからこそ出来た傑作ですね。
それが ↓ これ。
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世界初のターンテーブル方式。 唯一無二の大傑作!
オーディオ誌の各賞を掻っ攫っていた頃ですね (笑)
私の感想。 「奥行き感が凄い!」 今まで 感じた事の無かった音場に背筋が凍りそうに…。
ゆったりとした動きでSONYとは正反対。 アナログチックで楽しめた。
一応だが 今も現役だ… そう言えば30年も経っていた。 ちゃんと動くぞ!
4代目のCDPは… ちょっとハイエンドだ! ヽ(^o^)丿
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ESOTERIC(TEAC) X-10W(95年:40万)
TEAC(ESOTERIC)は独自のメカニズムVRDSを引っ提げて 一躍CDPの頂上に上り詰めていた頃。 米国のデジタル企業Wadiaがこのメカを採用して ウルトラハイエンドなCDプレーヤーの市場が始まった様なものだ。 因みにWadiaは節操が無いのか 良いものは良いものと認めるのか PIONEERのターンテーブルメカを採用したモデルが有った。 (Wadia23:95年39万)
X-10Wは TEACが製造販売するESOTERICブランドで DACをWadiaが提供したと言う ハイブリット・フレンドシップモデルでありました。 WadiaがVRDSを使って**周年の記念だったと思います。
音質的には 曖昧さの無い カチッとサウンド。 艶よりキレって感じでしたね。 メカの故障が数回発生して 長持ちはしませんでした。 知り合いに安く売って仕舞ったと記憶していますが… ハイエンドと言われる価格帯の凄味は感じていましたね。
5代目は現行機だ! Mark Levinson No.390SL(02年:135万)
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2002年に購入し 20年が経過してる。 修理には数回出しているが ロングランに対応して頂ける ハーマンにも感謝です。
私のリファレンスプレーヤーですから 良し悪しの問題ではありません(笑) 歴代のスピーカーやアンプたち その違いも見事に表現してくれる 私の規準モデルと言えます。
後継モデルは ず----っと考えていますし 自宅試聴も何度かしていますが 交換するほどの価値があるモデルとは 未だに出会っていません。 当然ですが「予算」と言う高い壁がありますしね (爆)
「修理不能」宣言が出されるまでは現行であり続けそうです (^_-)-☆
番外。
6代目になり損ねた。モデル…。
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marantz SA-7S1 (06年:80万)
SACDが世に出て来て だいぶ経った頃。 2008年年初に 中古(ショップ)で買ってみた。 評判は良い「7」である。 marantzにとって7は特別な数字で名機に多いモデルNOですね。 その期待と そろそろSACDのまともな視聴環境も揃えんとな…で購入を決意。 数枚しかないが(笑) SACDは期待通りの音質を出していて… ハイレゾって流石だね!と楽しんでいました。 その一方、CD再生に於いては 390SLの方が魅力的で 「なんか違うんだよな~」と言う状態。 ソフトは圧倒的にCDであり 7S1の稼働率が少なすぎる。 このままでは7S1は飼い殺し状態だし 7S1のクオリティーの高さに魅力を感じる方も大勢いるので 手放して仕舞った。 私的には後悔はしていません。 SACDの魅力は片鱗を聴いただけでメインソースには成れていない。 所有も少ないし…(笑)
今はパイオニアのLX800でSACDは再生でき(今までもDVDやBDプレーヤーではSACDは聴けたが‥) ステレオプリアンプともアナログ接続はしているものの 聴く機会はほとんど無いです。 購入したCDがたまたまハイブリット盤だったりしてると SACD層も聴いてみるか!とPLAYして見るが 390SLで聴くCD層がより良かったりして(笑) SACDプレーヤーとしての出番はアマリありません。
以上が私のCDP遍歴です。 今ではCD専用機は数モデル。 次は当然SACDになって仕舞うのでしょうが… 出来れば買わないで済みたい。 過去に自宅で視聴させてもらったモデルだと ヤマハのGT-CD1とDENONのDCD-S1(ともに古過ぎだ!)がとっても好印象。 そして比較的最近だとEINSTEINのTHE CD PLAYER。
彼らの共通は「トップローディング」 絶対的な安定感のトランスポート。 今はあるのかな? いずれは買い替えの必要性も出て来るであろう… また、その時に考えよう。
皆さん CD生誕40年。 如何ですか? 「CDなんて…遺物」と言える年月の流れですが 私はグルグル再生にこれからも携わっていきます。
アコスの住人。 今日はチョッと道草…
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