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某K社製の仮想アースのオマージュ自作設計

日記・雑記
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私は大地アースを施工してオーディオルームに引き入れていますが、全機材を繋げてしまうとノイズループが出来てしまうため、大地アースはシャーシ電位の高いパワーアンプだけ繋いでいます。

ということで、他の機材は仮想アースを利用していますが、例え仮想アースでも複数の機材を並列接続すると、これまたノイズループの元なので、機材毎に単体の仮想アースが必要になってきます。

現在、某K社製の仮想アースをソース機器に繋げていますが、それなりの効果が認められたため、これを基に自作する事を決定しました。

CAD画像はK社製のサイズを基に作成していますが、K社製も直列に複数繋げたりすると効果が上がると言われているので、そもそも大きさを拡大して作る予定です。

K社製のボディは、上蓋がアルミ合金(多分5000番台)で、シャーシがSPCCと思われます。

アースは抵抗値が低いと効果が上がるため、接続ケーブルを銀線にすると良いとも言われています。

という事であれば、ボディは銅製(無酸素銅とか)が本当は良いのでは?と考えました。

DAPとかでも、シャーシ電位を下げて音質を向上させるため、ボディを銅のインゴットからNCで刳り抜く事を行っています。

以前、無酸素銅の精密板金ボディでコンセントボックスを作ったら、なかなか良好な結果を得られたので、また実行してみようかと考えています。

最初から銅ではなく、検証用にタカチのオール・アルミ合金のケースで試してみても良いですが(これでも純正より高品質なはず?)。

8枚の積層された非鉄金属板ですが、面積を1.5倍にして既に注文して入手済です。

あとは穴を開けてネジ止めするだけ(実はコレ、結構大変だったりする・・・)

ボディに取り付けるアース端子は、高品質のオーディオ用を使うか、拘れば、WBTのスピーカー端子とかでも面白いかも?

 

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. へっぽこハム太郎さん、

    アクセサリの製作記事を楽しく拝見しています。

    基本構造は資金もマンパワーもあるメーカー製を参考にしつつ、時間と採算の心配が無いという個人ユーザーの強みを活かせば、既製品を超えるアクセサリ製作も可能だということですね。

    ところで、理論に詳しいハム太郎さんに質問があります。

    ステレオサウンド最新号にK社のT部長の記事があり、仮想アースは「筐体の金属シャーシをグラウンド面積を増大させ強化するもの」と解説されています。Philewebで話題になったタワシアースも、そう考えると理に適っています。

    そこで、多くのマニア宅(拙宅でも)にゴロゴロしている使用していないオーディオ機器を活用して、これらを電源に接続せず、シリーズに繋ぐと結構良い仮想アースになると思うのですが如何でしょうか?

    使わない機器は繋ぐな!と教わりましたが、上手に繋げば良い!とはなりませんか?

    自分で実験しろ!と言われそうですが、少しばかりの機器を繋いだだけでは違いが分かりませんでした...

    • のびーさん へっぽこハム太郎さん 横から失礼します

      以前にも紹介したことはあったのですが再度・・・Yahooブログ時代の繋がりの「しゅうちゃんガンバ」さんの日記です。

      SACDプレーヤーをDENONの上位機種?にアップグレードしたら、既存のmarantzのネットワークプレーヤーの音質まで良くなったというのです(^^;
      https://ameblo.jp/syuuchan-ganba/entry-12504954770.html
      この時代(2016年当時)には今ほど仮想アースというものの知見がなかったので、記事中では『メーカー固有の残留ノイズ』の『ミックス』と表現されていましたが。

      実はこれがシャーシというか、グランドプレーンというか、、、製品そのものの持つ仮想アースとしてのポテンシャルだったのではないかと思ってみたりします。

      電源OFFであっても、普及機のシステムに 
      高級機を ケーブルで繋いでみたら・・・ 良結果が出るかも(^^

      のびーさんのところで違いがよく分からなかったのは
      高級機に高級機を繋いだからなのかも?既に十分な物量(マス)があったため?
      .

      • nightwish_daisukiさん、コメントありがとうございます。

        仰る内容ですが、私も同じ見解を持っています。

        特にD&M社はSPCCに銅メッキを施したシャーシ(カッパータイトと言います)や隔壁を行っているので、ことグランドやRF&EMIノイズには強い設計になっていますね。ただし、先ほど多層基板の話でもした通り、それで他社が必ずしも不得手というワケでもないですが。

        RF&EMIに関しては、高級機ではアルミパネルを多用しているので、遮断周波数の違いは多少ありますが、カッパータイトでなくとも有利に働いています(例えt=1㎜でも相当な遮断効果があります)。

        ただ、アルミ合金は強度があまり高くないので、重量級の機材のシャーシには不向きなので、SPCCやSS系を使うモノがほとんどですね(アキュ、ラックス、エソテが同様の傾向)。

        海外製の中には、6000番台や7000番台の特殊熱処理で鋼板相当の強度を持った筐体の機材がありますが、それは特殊な話です。

        アルミは番台問わず白錆が起こるので、アルマイト処理をしないといけませんし、番台によって処理の得手、不得手もあるので扱いが難しい故に、廉価中級機での採用はかなり無理がありますが。

    • のびーさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      アースやグランド関連は話し出すと長くなってしまうため、簡潔に書く努力はしますが、長くなったらご勘弁を(笑)

      nightwish_daisukiさんから横レスが入ってますが、D&M社の高級機は、アナログ基板だけでなくデジタル基板までグランド強化、またはフローティングを行っているので、そういったケースもあり得ると思います。

      多層基板が当たり前になった今日ではあまり見かけなくなりましたが、高級機に見られたアナログ基板のグランド強化として、左右CHを切り離してバスバーを介在させる手法が効果的と言われる時代もありました。

      最近でも、アキュフェーズやラックスマンでの基板配線でないブロック電源部にグランド強化の手法が採られています。

      ただし、3P&IECプラグの電源ケーブルの際、特に海外製のケーブルはグランドが共に配線されているケースが多い傾向にあります。

      機材の方もメーカーの設計思想で変わりますが、配線されている場合、これで2口コンセントや市販のコンセントボックスに接続すると、他の機器とグランドが共有されてしまい、知らず知らずのうちにノイズループが出来ているケースも多々あるので注意が必要でしょうね。

      私の記憶では、D&M社の背面パネルのIECはそもそも端子自体が無いNCになっている事もあります。

      元祖ファイルウェブ時代にもこれら同様の内容を書きましたが、アキュフェースの場合は、機種か世代かで接続されていたり切られていたりしますね。

      ノイズループですが、既存住宅にはあまり現実的ではないですが、部屋の内装工事時に防音目的としてt=0.5㎜以上の鉛シートを施工した住宅では副反応?として、レントゲン室のような半ば電波暗室状態になる事がありますが、この場合は影響は少なくなります。

      私の現行のオーディオルームがそうですが、スマホが部屋の中で圏外になるので、音質的にかなり有利になりますね。

    • のびーさん、横から失礼します。

      >そこで、多くのマニア宅(拙宅でも)にゴロゴロしている使用していないオーディオ機器を活用して、これらを電源に接続せず、シリーズに繋ぐと結構良い仮想アースになると思うのですが如何でしょうか?

      たわしの仮想アースでさんざん試した結果からは以下と言えます。

      「ゴロゴロしている使用していないオーディオ機器を活用して、これらを電源に接続せず、シリーズに繋ぐと結構良い仮想アースになる」

      YESと思います。ポイントは下記です。
      ・電源を入れないこと
      ・接続は(R又はL)のひとつとすること

      電源を入れると、基準となるべきグランドが複数になってマイナス影響が大きくなりそうです。
      また、接続をR/Lにすると「アースループ」するケースが多いと思います。影響度は様々でしょうが、たわしを介しての下記の近接接続では、明解なループが出ました。

      ・2ヶ所以上からひとつのたわし仮想アースに接続した場合
      ・1ヶ所から直列に複数のたわし仮想アースに接続した場合でも、終端のたわし仮想アースを別のたわし仮想アースにループ状に接続た場合

  2. へっぽこハム太郎さん、こんにちは!

    私も数年前に同様に異種金属板を重ねた仮想アースを作ろうとした事がありましたが、結局は人の考えることは同じで製品の中身も似たり寄ったりなんですね。
    あとは作り方や配分がポイントなのでしょう。

    私のイメージでは「仮想アース」ではなくて「仮想強化FG」と言った方がしっくり来ます。
    目的はFGの安定化で、その為には金属のマスを増やす事。
    ただしどんな金属でもいいかというと金属で音の感じが変わるから摩訶不思議です。
    金属の種類と音の傾向が整理できたらとても良いですが、さすがにそれは難しいですよね?

    • CENYAさん、こんばんは。

      他の仮想アースでもこういう構造があるのですね。
      私は、販売中止になったアコリバしか使った事はないので・・・・

      KaNaDeでも仮想アースがあるらしいですが、アマゾンで購入を検討しているうちに、残念ながら在庫切れになってました。

      K社の”金属のマス”部分ですが、必ずしも全てが電気伝導率の高い金属を使っている訳ではないところが面白いところですが、ただ、シャーシとアース端子は伝導率が高い方が良いと思うのですが、正解は今のところはまだ分かりません。

  3. へっぽこハム太郎さん、おはようございます。

    仮想アースの研究に入られたのですね。
    自分は以前にたわし仮想アースでさんざん研究したので、自分なりの結論は持っていますが、ハム太郎さんは別なアプローチで研究されようとしているので、とりあえずは静観しておきますね。

    検証結果と考えがまとまられたところで意見交換させていただければと思います。

    • ヒジヤンさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      仮想アースをやってみましたが、あくまでメーカー製のオマージュなので意見交換できるほどの収穫は期待できないと思います。

      それと、防音化で使った鉛シートの副作用?で、オーディオルーム内が外来電波の一切届かない空間になりました(主要携帯会社はすべて圏外)。

      なので、機材のEMIノイズはともかく、外来であるRFノイズでループの影響はなくなっているようです。
      強いて言えば、大地アースが外から引き入れているので、それが多少影響するかとは思いますが、8sqのアースケーブルをセンダスト巻きしているので、最低限に抑えられていると思われます。

      そのせいかは分かりませんが、K社製仮想アース使用で巷で言われる程の効果とまではいきませんでした。

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