現在のコンテナ・オーディオルームですが、某、大手防音施工会社に見積もりを取ったところ、16帖相当で「800万円~」と言われたので、DIYで内装&防音工事を行いました。
実質的には、壁強度を上げて防音性能を高くしたため、ルームアコースティックがコンクリ打ちっ放しの部屋みたいに反響しまくり状態でした。
これを防止するには、既存の壁に新しく間柱を立て、壁をまた作って2重壁にすれば良いのですが、そうすると2帖分くらい狭くなってしまうので、それが許せなかったのです。
現行でも、オーディオからの95dBの音が深夜帯でも外に漏れないので、これ以上の防音性能が必要ないのも理由でした。
ただし、その弊害として、30~40㎠の面積の壁や天井が見えるとアコースティックが気になる状態なので、6面共に何かしらで埋まっている状態です。
何かしらで埋めるのは良いのですが、オーディオ用を謳うアクセサリーを多用すると、下手すると高級車が1台買えてしまう値段になりかねないので、アンテナを張り巡らせて色々吟味していました。
結局辿り着いたのが、某メーカーの吸音ボード(45㎝✖45㎝)です(白い正四角形がそれ)↓
この吸音ボードが優秀で、「謳い文句が吸音なのにそれほど吸音しない」という不思議な特性を持っています(超微弱反射板?ともいえる?)。
現在、この吸音ボードを96枚所持していますが、使い過ぎてもデット過ぎにもライブ過ぎにもならないという不思議な感じです。
部屋がそれほど広くなくて連貼りしたら響きが強くなるかも?ですが。
ただ、理解できないのが、スピーカーから100㎝くらい離れているにも関わらず、スピーカー真横の壁に縦に3枚以上連貼りすると響きがちょっと強くなってしまうので、そこだけは外しました。
この吸音ボードには上位版があって、それは完全にルームチューニング用として売っているモノで、オーディオ銘機賞?を過去に2回受賞しているようです↓
この上位版の謳い文句が、「良い響きは殺さない」というので、下位版もいくらか同等の効果があるのでしょうね。
ただ、メーカー曰く、上位版は16帖相当で壁だけに30枚くらい必要だとか・・・・・
いやいやいや、そんなことしたら、諭吉さんが束で飛んでいきますわw
現在、一次反射部位には違うルームチューニング部材を使用していますが、それ以外は「吸音しない吸音ボード」です。
ただし、インテリア性は皆無で、なおさらに友人が私の部屋に入ったら理解不能に陥るでしょうが・・・・・
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へっぽこハム太郎さん、おはようございます。
ハム太郎邸のコンテナハウスに興味はあるのですが、日記の内容がもう一つ理解できませんでした。
Q1:日記の断面図は、現状ですか?大手防音施工会社の見積もり図ですか?
Q2:「その弊害として、30~40㎠の面積の壁や天井が見えるとアコースティックが気になる状態なので、6面共に何かしらで埋まっている状態です。」意味がよくわかりませんでした。
→コンテナ面が30~40㎠でも見えるとアコースティックが気になる状態なので、6面共何かしらの音響的な処置が必要となりました。・・・こんな理解でよいですか?
Q3:某メーカーの吸音ボードとは、具体的になんでしょうか?特性を見れば状況が理解できそうです。
お時間のある時にでも教えてください。
ヒジヤンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
質問ですが、
Q1:日記の断面図は、現状ですか?大手防音施工会社の見積もり図ですか?
二重の壁、天井、床にした時の簡易イメージです。
防音強化目的の二重の場合、5㎝程度の空気層を設けなくては効果が下がるので、間柱、野縁、根太が4~5㎝程度でもかなり狭くなりますね。
Q2:コンテナ面が30~40㎠でも見えるとアコースティックが気になる状態なので、6面共何かしらの音響的な処置が必要となりました
その解釈で結構です。
自分でも分かり辛いかな?とは思いましたが(汗)
Q3:某メーカーの吸音ボードとは、具体的になんでしょうか?特性を見れば状況が理解できそうです
オーディオ目的で販売されていないので特性は公表されていませんが、ポリエステル繊維で出来ています。
「ポリエステル、音響」でググると結構色々出てきますね。
「反響音対策に」と書いている企業もあるので、それなりの効果があると思われます。
新幹線のトンネル騒音軽減としても使われているようです。
メーカーによって硬さの違いがあるみたいで、その辺でも効果が変わってくるかもしれません(おそらく、利用目的で硬さが変わるのかも?ですが)。
以前、某防音会社のルームチューニングのフルセットを購入した事がありましたが、いかにもデッドになってダメダメでした。
へっぽこハム太郎さん、ご回答ありがとうございます。
Q1は、空想でしたか、「現状の断面構造」を示していただけると話がわかりやすいと思いました。
Q2は理解が合っていたようでよかったです。
Q3について、「ポリエステル、音響」で調べてみました。
・太いポリエステル繊維と細いポリエステル繊維を組み合わせたものですね。
・グラスウールと比べてチクチクしない点が売りのようです。
・特性的には、フッ素フィルム付きグラスウールと比較して、垂直入射吸音率が上回るとのことでした。
・残響室法吸音率は200Hz以上は、かなりフラットに吸音するようなので、使いこなしでよい吸音が出来そうに思いました。
・波型加工のウレタン品と比較して、同等以上の吸音率と耐久性が高い点が売りのようです。
※ご参考まで特性グラフを添付しておきます。
ヒジヤンさん、こんばんは。
ポリエステル繊維の吸音材は2社所有していますが、硬度、肌触りが同じ厚みでも違います。
聞いていても分かりますが、吸音特性も硬度でかなり違いがでますね。
硬度が柔らかいほど中高域を吸う特性になっています。
出口トンネル騒音低減にも使われるようですが、トンネル微気圧波(俗にいう、トンネルドン)の圧力を受ける事から、これまた違いが出てくるでしょうね。
私が96枚所有している方は硬度が硬い方ですが、残念ながら特性は公表していません。
ただ、日記上でも書いていますが、使い方によっては高域にピークが出てしまうようなので、一次反射部位には使っていません。
一時期、ウレタン吸音材を多数使用していたこともありましたが、波型にしろ、クサビカット型にしろ、壁直に貼り付けると漏れなく共振を起こし、音を汚してしまいます。
スピーカーのダンパーエッジも、過去にはウレタン製が多数ありましたしね。
ただ、ウレタン吸音材を使い過ぎても、高域にピークが出るようなことはありませんでしたが。