変体スピーカーとは大変失礼な言い方ですが、これほどの独自性を持ったスピーカーで鳴らされているお宅は初めてです。スピーカーだけではなく、送り出しから増幅、そして伝達系まですべてオリジナルな工夫が施されていました。Phile-web時代から、度々目にしてはいたのですが、興味を湧かせることはないままに来ていました。
ですが、Phil-Mコミュに入ってからのコメントのやり取りから、GWに相互オフ会のゲストとして参加されることとなりましたので、急速に興味を湧かせていました。そんな折に、変体スピーカーの更なる変更検討、そして転勤決定と「二度と同じサウンドは味わうことが出来ない」こととなりましたので、前倒しで聴かせてもらうとともに、新たなる改良に向けての徹底検証に参加させていただく運びとなりました。聞くところによると、新たなる改良案の評価会を幾度となく実施して、自身の方向性を見極める企画とのことです。こんな面もオリジナリティに溢れていますね。
CENYA邸の鳴らし方は、賃貸マンションの単身赴任生活なので自由にオーディオ活用をしている専用ルームです。窓も遮光されていて、部屋中がオーディオグッズで埋め尽くされていると言いますか、オリジナルな工夫を試すための実験室の様相でした。10畳ほどのスペースを横長配置として活用したニアフィールドリスニングです。
さて、自分が参加したのは4回目の評価会となります。コンサートの時に顔合わせをしたtonkatsuさんと一緒です。第1回はソナスファベールさんと、第2回はグルマンさんと、第3回はのびーさん、いたちょうさん、BWさんと、そして今回が第4回目となります。そしてラストはgenmiさん、LRさんとの検証会が控えているとのことでした。今回はtonkatsuさんと二人ゲストの会でしたので、自分が試聴編を、その他の工夫についてtonkatsuさんがアクセサリー編の訪問記を書くこととなりました。
試聴の最初は、これまで3回の検証会で作り込んで来た仕様をCENYAさんの音源から現状確認します。休日で両隣がいらっしゃるとのことでしたので、絞った音量で聴かせてもらいました。仕様は、パターン②(後方のウーファーから低域(~64Hz)を放射するパターン)で、ツイーターのレベル調整をした仕様とのことです。
現状確認
①ダイアナ・クラール/california dreamin
②平井堅/瞳をとじて
③サラ・オレイン/美女と野獣
CENYA邸での初試聴でしたので、この3曲は1曲ごとの感想はなしでtonkatsuさんと共に3曲づつ聴かせてもらった後での感想です。
私の感想を主体に記載します。
<よい面>
・音が繊細
・背景の演奏が大きく広がる
<気になった点>
・ボーカルが目の前で歌い、近いと感じた(①、②、③)
・伴奏がバックに大きく広がる(特に①)が、低音楽器が下から聞えてきて違和感がある(①)
・上と同様に②のピアノ伴奏が、左手が下から右手が目線の位置から聞こえ、演奏が2分されている
・男性ボーカルに張りがなく(②、③)、全体的に高い位置から聞える(①、②、③)
感想を話すと、CENYAさんはニヤニヤしながらユニットのレベル調整を始めます。
CENYA:「私もツイーターのレベルが高いと感じていたんですよね。これでどうですか。」
ヒジ:「ずいぶんよくなりました。男性ボーカルに張りが出て来ました。でもまだ演奏が上下に分離しています。」
CENYA:「これならどうですか?」
ヒジ:「いい感じです。演奏が水平に聞こえるようになりました。」
感想は3人で深い論議を進めたのですが、簡単にまとめるとこんな感じです。
ここまでの検証で、「帯域バランスのレベル調整」が出来たと思いました。
さて本番のEeronade改良の徹底検証のスタートです。
先ほどまでの検証で仕上げた仕様(パターン②で帯域バランスを整えた仕様)で、聴きなれた音源から聴かせてもらいました。
パターン検証
④リゲティ 弦楽四重奏曲第2番/ディオティマ弦楽四重奏団
⑤カリヨン/幸田浩子
⑥パフェルベルのカノン/オルフェウス室内管弦楽団
一通り聴かせてもらった感想は、とても正確な再生だと思いました。音源に入った情報を正確に聴く感覚です。ニアフィールドに設置されたスピーカーから出る直接音を主体に聴くので、水平方向に音場は展開します。部屋の影響を極力排除しているので、帯域毎の音量バランスが揃っています。そしてSNのよい音と感じました。
例えば、④の弦楽四重奏のピッツィカートでは、4台の楽器の音量レベルや、音程が変わっても音量レベルがブレずに、演奏者が聴かせたいと思えるバランスでの再生です。幸田浩子のカリヨンのコントラバスも、打音の音量レベルが揃っていましたので定在波の影響も受け難くなっているといると言えます。ただ、カリヨンのコントラバスが大きく右に離れた位置から聞えることには違和感を感じました。それ以外が正確なので目立ってしまう感覚ですね。
気になるのは、演奏が近いことです。目の前に迫っている演奏を聴く感じですので、モニター感覚ですね。オーナーも「モニターを突き詰めたサウンド」と言われていました。
そこで、立体感を求めてパターン③(後方のウーファーから低域~中域(64Hz~3.4KHz)を放射した仕様)を聴かせてもらいます。
音源は⑤カリヨンと⑥カノンです。
すると、演奏全体が遠めに離れました。バックの演奏は壁を越えています。なるほど、これが「驚愕的音像立体化小宇宙空間的表現」と言われていたサウンドだなと理解しました。ですが、音がボケてしまうんですね。聞え方は良いのですが、音がボケてクウォリティが下がってしまいます。
ここで、tonkatsuさんから提案がありました。「後方ユニット前にある円錐形の拡散材」を外してみましょう。
CENYAさんはすぐに動きました。「折角の工夫なので、本当は外したくないんですけどね」と言いながら、すでにラチェットを手に持ち、あっという間の作業完了です。聴き直してみると、背景がやや散らばってしまう感じで円錐は付けていた方がよい感じでした。
折角、立体的な再生が生まれそうなのに、ここで手詰まりです。やはりパターン②がいいのかと・・・
この時には、自分のシステム調整をしている感覚でしたので、何とかものにしたいなと思い、無理な提案をしました。
ヒジ:「後方にツイーターを付けてみましょう」
CENYA:「私もそれはやってみたいと思いながら、まだ手を付けていませんでした。」「ツイーターはあるので出来ます」
マジ?オフ会のその場でツイーターを後方に追加するなんて出来るんかいな?と思っていると、すでに横に置いてあった過去に作ったスピーカーからツイーターを外し始めているではないですか。これにはちょっと目が丸くなりました。ですが、やはり簡単ではないですね。苦戦しながらも即興のツイーター追加です。その真剣な面持ちで作業を進める様子に根っからの真面目さを感じました。
梱包用のガムテープでCENYAの裏側にあるバスレフポートにツイーターを仮止めです。
さてどう鳴るかと緊張しながら音出しをしました。いいです!先ほどまでの立体感はそのままに、ボケが緩和されました。もちろん付け焼刃で仮設置したツイーターです。まだまだ追い込まないと実力は発揮できません。ですが、ゲスト二人ともにこの仕様が一番いいと感じましたので、今後の可能性を感じる結果となりました。
この後に予定を繰り上げてオフ会はお開きとなりましたので、オーナーも可能性を感じられたのだろうと思います。すぐにでも自分で聴きながら更なる可能性を確認されたことと思います。目が輝いていました。
以上が、第4回目のCENYA邸の変体スピーカー徹底検証会の振り返りです。とても楽しかったです。スピーカーの基本仕様を替えながらの聴き比べなど普段は出来ることではないですね。これまで頭の中では想像していたことなども、実際の音で確認が出来ましたので大変勉強になりました。第5回のオフ会では更に煮詰められることでしょう。そして、川越ベースに移転してから作り上げられるサウンドが、今から楽しみとなったオフ会でした。
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ヒジヤンさん、こんばんは!
ヒジヤンさんから見た私の印象は数か月前まではかなり酷かったということが良くわかりました。
どんな感じだったかというと、『チャラくて軽いからちょっと俺には合わない男』ってな事だったのでしょう。笑
それが年末くらいから徐々に見直されてきて、今回のオフ会ではとうとう『CENYAファン』になったという事ですね!!
嬉しいです、ありがとうございます!
ふっふっふ。
冗談はさておき、
パターン②は位相も帯域バランスもかなり整って、「音像」、「音場」、「定位」それぞれにおいて優等生的に正確な音になりました。
それに対してパターン③は「音像」のクオリティが下がる代わりに「音場」が奥方向に拡がるのと、「定位」がより立体的になります。
総合的な判断としてはパターン③の方がCENYAらしくオリジナリティがあって面白いし、将来のワクワクや可能性があるという意見になりました。
ここ最近のオフ会においても大体このような意見だったと思います。
例外的なのはグルマンさんでしたが、それもそのはずで正確な音を至上とされている立場であるからパターン②推しでした。
グルマンさんの『直球に良い音』という評価は正にそういう事ですね。
私の想像の話ですが、『直球に良い音(正確な音)』からもっと良くなると『感動の音』となり、更によくなると『至高の音』となっていくのでしょう。
残念ながら私のオーディオルーム環境と自作の機材群では『感動』や『至高』までは上り詰めそうにないので、
ここまでにやっと辿り着いた『ど真面目に正確な音』をベースとしてCENYAオリジナルのアレンジを加えて『唯一無二の魅力的な音』を目指したいと決めました。
ようはパターン③で行く!という事です。笑
パターン③の欠点である音像の滲み感(エコー感強い)を緩和する策としてバックツィーターをつける案を今回のオフ会で試してみて、光が見えてきたので川越ベースに移ってからは部屋の反射などにこれまで以上に気を配りつつ仕上げていきたいと思います。
バックツィーターの取付方法については妙案を思い付いたので、早速、小さいツィーターを注文しました。
3月17日のgenmiさんとケニティーさんとLRさんによるラスト越谷オフ会には新ツィーターは間に合いませんが、変体につぐ変体を経て今回辿り着いたエロナーデの越谷最終フォルムで帯域バランスを整えてフィナーレを飾りたいと思います!
今回のオフ会の後半は実験会でしたが、これはこれでとても楽しかったです。
帰りの駅に向かう道すがらのヒジヤンさんの満足そうな優しい笑顔が印象的でした。
CENYAさん、楽しい検証会をありがとうございました。
ラスト検証会はケニティさんも一緒にゲスト3名だったのですね。失礼しました。
以前から印象が悪かったわけではではなくて、色々取り組んでいてパワーがあるなとは感じていたのですが、テンションが高くてついていけそうもないと言う感覚でした。エロのりもご本人を知らないと、ちゃらい感じに受け取ってしまうようです。バズケロさんも一緒におちゃらけているのを知ってはいましたが、リアルな本人を知っていたので気にならなかったのだと思います。文字情報からの印象とはわからないものですね。今回お会いしたことで、真面目さがよくわかりました。
そして外交的でコミュ力がある点も素晴らしいと思います。Harubaruさんも以前に大勢を集めてオフ会をやられていましたが、今回の検証会も同レベルの規模感がありますね。
自分はコンサートなどをやってはいますが、どちらかと言うと内交的で一人で考えるタイプなんですね。行動は日記で公開していますので、わかると思います。
自分よりも一世代若い人たち(CENYAさんやgenmiさん)の、パワーや行動力は目を見張るものがあると感じています。ただ、さんざん悩み苦労してきた人間から見ると迷走している感も感じてしまうのですね。自分も同年代の時は、先人の方々の目からはそのように見えていたのだと思います。
昨日は自分よりも先人の方々とオフ会をしていました。その時もそんな話をしていました。次の日記に書きますので、よかったら読んでみて下さい。リクエストなどがありましたら出来る範囲で対応します。
ヒジヤンさん、こんにちは。
初CENYA邸(越谷ベース)おめでとうございます!
いろんな実験をされて楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
CENYAさんも刺激をいっぱい受けてさぞかし楽しかっただろうと想像します。
第4回評価会の結論としては、パターン③の可能性を追い求めていくという、いかにもCENYAさんらしい結果に行き着いたということですね。
どうやらgenmiが伺う第5回評価会が最後のようですので、評価というよりはCENYAさんの越谷ベースの集大成をこの目(耳と舌)で存分に楽しんできたいと思っています!
それにしても音響(室内における音の伝達や響き)って本当に微妙で繊細ですね。昨晩もリスニングチェアの横に置いてあるラック兼サイドテーブル上のリモコン収納を配置換えしたらピアノの音色が変わってビックリしました。ルムアコは終わりのない永遠の最重要課題だと再認識させられました(笑)
genmiさん、コメントありがとうございます。
CENYA邸訪問は楽しかったです。
ユニット毎のレベルを変えて音がどう変わるかを確認したり、各ユニットの鳴らし方までも変更してサウンド確認をしたり、普通では出来ない体験をいろいろさせてもらいました。更には今後の可能性も感じましたので、この先も楽しみです。
当日の結果:パターン③+後面ツイーター仕様をベースに更なる追い込みを進めていることと思います。第5回目のフィナーレでは越谷ベースのサウンド最終確認結果の日記も楽しみにしています。その後に新生genmi邸のサウンド確認になりますかね。
>それにしても音響(室内における音の伝達や響き)って本当に微妙で繊細ですね。・・・ルムアコは終わりのない永遠の最重要課題だと再認識させられました
本当にそう思います。音が煮詰まってくればくるほどに、ほんの少しのことでよくもなれば悪くもなる、諸刃の剣になりますね。お金は使わずに永遠に遊べます(笑)
ヒジヤンさん
CENYA邸を最後に訪問したのは昨年の11月でして、それからCENYAさんの怒涛のDIYで大幅音質アップを遂げたと聞いているので今回の訪問がすごく楽しみです。日記で越谷ベースの最終確認結果をお伝えしますね。
>その後に新生genmi邸のサウンド確認になりますかね。
はい、genmiサウンドも年末から大きく変わったと思いますのでヒジヤンさんに確認をお願いしたいです。メールにて日程調整させてください。
>お金は使わずに永遠に遊べます(笑)
ですね(笑)
genmiさん
>昨年の11月でして、それからCENYAさんの怒涛のDIYで大幅音質アップを遂げた
CENYAさんもgenmiさんもハイスピードですよね。
終会後の帰り道での会話の一幕からです
ヒジ:「川越はGWは間に合いませんよね?」
CENYA:「GWは難しいですね」
ヒジ:「年末年始くらいになりますかね?」
CENYA:「私のスピード感ですとそんなに時間はかかりません(キッパリ)」
部屋を変えたら、サウンドを仕上げるのに1年くらいかかるというのが定説なんですが、猛スピードで仕上げてしまうのでしょうね。
genmiさんにもじっくり仕上げて欲しかったのですが、待ちきれないですよね。メールをお待ちしています。
そう言えば、日記で紹介したO氏は今の部屋に移ってから仕上げるのに5年かかったと言われていました。今の時代をリードする世代のスピードには目が回るようです。
ヒジヤンさん
>CENYAさんもgenmiさんもハイスピードですよね。
思い立ったらすぐに実行に移さなければ気が済まないといった点ではgenmiはハイスピードです!
>genmiさんにもじっくり仕上げて欲しかったのですが、待ちきれないですよね。
「仕上がる」という話ですと一生かけても仕上がらないと思いますので(笑)
>そう言えば、日記で紹介したO氏は今の部屋に移ってから仕上げるのに5年かかったと言われていました。
何をもって仕上がったというのも難しいのですが、genmiも“ある程度”仕上がったと感じるまでに7~8年かかったような気がします。今では「オーディオ」は一生かけて微調整を続けていく趣味だと思っているので、今回『genmiの完成形』をヒジヤンさんに披露したいとは考えていません。
単に前回の音が新鮮なうちに「違い」を聴いて頂こうと思いまして (^^;)
genmiさん
>思い立ったらすぐに実行に移さなければ気が済まないといった点ではgenmiはハイスピードです!
その点では、私も同じなんですが、一旦完成までのスピードのことです。CENYAさんもオフ会で計画にないお試し項目を、その場の提案を受けて即実行されていて驚きました。まさにハイスピードです。
>「仕上がる」という話ですと一生かけても仕上がらないと思いますので(笑)
そのように言えば、そうなのですが・・・
まずは自分が納得して、「完成しました」と言えるまでの時間です。この時間軸は、「自分より1世代前の方々」と 「自分と同じ世代」と 「一つ若い世代」では、明確にハイスピード化が進んでいると感じています。反面・・・と言うのもあるのですが。
O氏とY氏は自分と同世代です。歳は O氏<ヒジ<Y氏の関係でしたが、この歳になると歳感覚はわからなくなりますね。一番年上のY氏が一番若々しいかもしれないです。
>単に前回の音が新鮮なうちに「違い」を聴いて頂こうと思いまして
了解しました。
日程を確認してからメールしますね。
ヒジヤンさん
>一旦完成までのスピードのことです。
これは確かに早いです(笑)
ただ、genmiの場合は何か変更を行ってから大体ひと月ぐらいかけて検証しています。期限を決めているわけではないですし、「検証」と言っても厳密な検証ではないのですが、普通に色々なジャンルの音楽を聴いている中で調整が何か間違っていると自然に『違和感』を感じてくるというものです。
判断基準として、「違和感」を1ヶ月程度感じなかったら経験上その後もほぼ大丈夫と言えます。これはgenmiの場合で、人によって検証方法や検証期間は様々なのだと思います。
今日お話ししたリモコン収納の件もそうですが、細かい修正や調整は日常茶飯事です。
>反面・・・と言うのもあるのですが。
痛い。そこはノーコメントでお願いします(笑)
ヒジヤンさん、こんにちは。
先日、訪問したばかりなので、興味深く、拝読しました。
②で、完成!!と思ったのですが、やはり③も捨てがたかったですか。
後ろにツイーター!?
思いもよらない方法ですね、聞いてみたかったです。
変体システム、この先、どう変化していくのか目が、いや耳が離せません。
いたちょうさん、コメントありがとうございます。
第1回と第2回の様子はソナスファベールさんが紹介してくれたのでよくわかりましたが、いたちょうさんが参加された第3回はよくわからないでいます。CENYAさんは他の回のことは話をされませんので。
やはりパターン②が好評だったのでしょうか?
第4回も、どれか一つを選べと言われたらパターン②でしたが、今後の発展性を考えるとパターン③がよいと思いました。自分のことだとしてもそうします。
今後は川越ベースとなりますね。変体スピーカーですから、その時にどんな形となっているかはわかりませんが、育っていく様子が楽しみですね。
ヒジヤンさん、
遅レス失礼します。
第3回は、私の来日に合わせて企画して頂いたので、本来、私がレポートを上げるべきでしたが、バタバタしているうちに機会を逸しました。申し訳ないです。
私の他に最近、何度かCENYA邸を訪問されておられるいたちょうさんとBWさんも一緒でした。私は「初体験」ということで中央の特等席をほぼ占有させて頂きました。3人の意見が必ずしも一致したというわけではないので、以下は私の印象です。
(1) 音場・音像ともにパターン②が最も精緻で、セッティングを追い込んでおられることがよく分かる。ただ、ヒジヤンさんが指摘されている通り、多くのシステムで聴くよりボーカルが近い。これは鈍角三角形のニア・フィールドの配置特有のものと理解しており、私には違和感はあまり無い。
パターン③の音場感は、より一般的だと思うがパターン②と比較すると滲んだように聞こえる。
(2) 聴感上の周波数特性は、パターン②では私の標準より中低域が薄目で、パターン③の方が私好みのバランス。ボーカル音像が高めなのは、この周波数特性も一因と思われるが、音像は低めよりも高めの方が好みなのであまり気にならなかった。
試しにパターン②で中低域のレベルを上げてもらったが、違和感も出て思ったような結果にならなかった。
(3) パターンにかかわらず予想していたより乾いた音色。私の好みではもっと張りと潤いを感じたいが、これは好みの問題と理解した。
(4) 総合的にはパターン②が一番と感じた。新しい川越ベースでは、SPからもう少し下がった位置にリスポジを置けるということなので、パターン②でも音像・音場のバランスがより普遍的になることが期待される。
いずれにせよ、自作システムでここまで音をまとめられたCENYAさんの手腕と努力に脱帽です。
のびーさん
第3回の様子をお知らせいただきましてありがとうございます。
音の感想もよくわかりました。聞え方や特徴も同じ感想です。
ですが、その先が選択が個人個人で変わってくるということですね。
何を優先させて良しとするのか。その積み上げで、最終的な自身のサウンドが決まってくるのかと思いました。
第3回と第4回では、検証会自体の運びもかなり違った様子ですね。事前に第2回の内容をソナスファベールさんが教えてくれていたので、「感じたことを言ってもいい会」と捉えていましたので、ズバズバと言い過ぎたかと反省気味です。
オフ会にも形が色々ありますからね。
「お茶会」・・・結構なお手前で、と言うのが決まり事
「試聴会」・・・基本的に褒めるが、感想をしっかり述べる
「検聴会」・・・よい面ともう一つな面をストレートに述べる
「実験会」・・・アイデアを出し合う
第4回は「実験会」の様相でした。
>いずれにせよ、自作システムでここまで音をまとめられたCENYAさんの手腕と努力に脱帽です。
この面、私も同感です。
のびーさん、「感想まとめ」ありがとうございます!
とても整理できました。
「ハリ」はTW3のメタルとエロナーデのソフトドームツィーターのキャラの差でしょうかね〜?
「潤い」は女性ボーカルにハマりそうなので欲しいです。
どうすれば出せるのか??
ヒジヤンさん
現時点での完成度を取るか、将来の可能性を取るかで判断が別れたように思います。
ソナスファベールさんからこれまでの皆さんの感想は大体同じ感じだったのも興味深いです。
バックツィーターが完全武装出来たらパターン③の圧勝となるかもって、期待を込めて調整を進めます!
CENYAさん
その前向きで外向的な姿勢が素晴らしいです。
genmiさんへの返信にも書き込みましたが、世代の違いもあるのかな?なんて思います。もちろん、同じ世代の中でも多様性があるのですが、CENYAさんとgenmiさんはかなり突き抜けたポジションにいるように思えますね。
バズケロさんも自分も、部屋でシコシコとやって、これでお披露目できるかな?というところまで追い込んでからでないと他人には聴かせないと言いますか、そんな面があります。内向的ですよね。女性が化粧が終わった顔でないと見せたくないと言うような・・・そんな感じです。
今後もそのパワーとセンスと姿勢で邁進してくださいね。川越ベースが楽しみです。でも、こんな自分なので「今日はお茶会です」と言われても図々しく言うと思いますが。。。
横からですが、
>「潤い」は女性ボーカルにハマりそうなので欲しいです。どうすれば出せるのか??
今は「ニアフィールド・リスニング」で部屋の影響を避けているのに加えて、部屋の音響もデッドに仕上げてあるので、潤いが不足する感じだと思います。
ですが、パターン③で行くなら自然と部屋の響きが回りこんでくるので、潤いが出てくると思います。先ずは今のCENYAさんの考え方で進めていけばいいかと思いました。
ヒジヤンさん
遅レス失礼します。
諸事情にて中々時間が取れずコメントが今となりましたが、色々な書き込みも拝見できてとても為になりました✨
ヒジヤンさん、色々な面から音を確認されていて本当に経験豊富な方だと感じました^^
ツイーターを後方に付けるという発想にも驚きました(°-°)!!
私の訪問時の見方はその方がどんな音を求めているのか、から理解を始めます。
それを理解した上で、そこに当てはめながらその音を聞かせていただきます。
CENYAさん邸でのオフ会では球体サウンドという事で、そこを理解し聞かせていただき、心からその鳴り方に納得出来てその新鮮さにじわじわと感動さえ覚えました✨
ですが、ヒジヤンさんやのびーさんのコメントを拝見すると、みなさんそれぞれの視点からしっかりした考えと多方面からの見方をされている事に感銘を受けました。
私自身オーディオとは十人十色という考え方で聞かせていただいているので、音の善し悪しという面では認識的に乏しい部分があります。
私は自分の今の音に満足はしておりますのでそれを皆さんに共感していただきたい気持ちがある反面、ダメ出しに打たれ弱い部分があるので、ヒジヤンさんに聞かれるのが正直怖いです:;((•﹏•๑)));:
ソナスファベール邸でのオフ会が正式に決まった際はもし改善点がある時は私の改善出来る範囲でお願いしますね┏〇゛
ただ、現在ガルネリの片方のツイーターが内部接触が不安定な事がテストCDにて発覚しまして、近々修理に出す予定となっています(>_<。)
何人か起こしになる予定の方もおられるのですが、一旦延期とさせていただいてます。
治りましたら投稿にてご連絡させていただきます。
ソナスファベールさん、おはようございます。
CENYA邸の訪問記は事前に第1回分と第2回分と拝見させていただきました。それぞれの見方、聞き方があって面白いですよね。その方の経験や人柄などが分かる面も楽しいです。
自分のことは招かない方がいいですよ。基本的に褒めるタイプではないので。。。
早くガルネリの調子が戻るといいですね。
ヒジヤンさん、こんにちは
コメントの再確認しました。
色々とアドバイス等親切にしていただいたにも関わらず仇で返すようなコメントとなっておりました。
大変申し訳ありませんm(_ _)m
育児の環境で言葉の選び方が困難となっていた状況でのご返答だったもので大変失礼な返答となっておりました(>_<。)
栃木に来れる機会がありました時は是非お寄り下さい(ᐢωᐢ)
ソナスファベールさん、おはようございます。
>色々とアドバイス等親切にしていただいたにも関わらず仇で返すようなコメントとなっておりました。
何が仇なのかよくわかりませんが、まったく気にしていませんのでお気遣いされませんように。
気になっていたのは、「なぜソナスファベールさんが、第2回のグルマンさんの感想をアップされたのかな?」と言うことです。tonkatsuさんと一緒に???を飛ばしていました。
>私は自分の今の音に満足はしておりますのでそれを皆さんに共感していただきたい気持ちがある反面、ダメ出しに打たれ弱い部分がある
これは確実に私が訪問しない方がいいパターンなのです。オフ会を何百回も実施してきていますのでわかります。ソナスファベールさんがお気を悪くして終わることが目に浮かんでしまいます。
少しでもよくしたいので、「ココが上手くいかないので協力してほしい」と言われる方が向かいやすいです。
ヒジヤンさん、こんばんは
遅くに失礼します。
育児、家業、仕事で返答が遅れ気味な事、ご了承くださいm(_ _)m
お気を悪くされていないようで安心しました(´∀`;)
早速ご返答させていただきます。
グルマンさんの投稿の件になりますが、CENYAさんのグルマンさんに対する敬意の払ったコメントを読んで、この世界でさぞ偉大な方なんだろうと私の勝手な判断でグルマンさんの貴重なご感想がこちらやFacebookで確認する事が出来ないのが勿体無いと感じた為、CENYAさんに確認のうえで投稿させていただきました。
>私は自分の今の音に満足はしておりますのでそれを皆さんに共感していただきたい気持ちがある反面、ダメ出しに打たれ弱い部分がある
この様にお話した理由をお答えします。
ヒジヤンさんのアドバイスやCENYAさん邸の訪問の中で私の中での常識が変わり、新たにセッティングのし直しが行われました。
その結果 現状で満足出来る音へ更新する事が出来ました。
当然の様に更なる音質向上が見込める手段があるのも、想像すれば私にも分かります。
ここからは話すべきか悩んだところですが、私の考えを伝える為にもあえて話す事にします。
ヒジヤンさんの経験や知識は私の想像では測れない位に豊富な事は承知しています。
ただ、以前tonkatsuさん邸訪問した時の事ですが、ヒジヤンさんがガルネリとストラディヴァリでの違いを聞かれた時に私は「口が大きく感じた」と感想を話しました。
私自身咄嗟の質問に上手く答えられない面がありまして、「言葉を間違えた」と咄嗟に感じました。
それに対してヒジヤンさんは、2度、3度とオフ会の場をヒジヤンさん邸に移ってからも、少々腑に落ちない様な言い回しがある度に、ヒジヤンさんは口が大きく感じた理由を問われて来ました。
これに関して私はこの言い回しはtonkatsuさんにとって不快に感じられると思い返答を濁しておりました。
ヒジヤンさんにとってそんなつもりは無かったと思われるかもしれませんが、私にとってはそれがヒジヤンさんに対して少々近寄り難い人だと感じてしまいました。
口が大きく感じたという印象に関しては今思うと、私の音への認識不足で、大型機ほど大ホール的な音場の広さを再現しており、小型機ほど目の前で歌っている音の表現に特質している事が理解出来ました。
この様な理由からヒジヤンさんとの距離を少し置いた方が良いと感じたためです。
過ぎたコメントで申し訳ありません。
以後控えます。
ソナスファベールさん、おはようございます。
諸々の件、ソナスファベールさんのお気持ちがよくわかりました。育児、家業、仕事でお忙しい所にありがとうございます。本当に繊細なんだなと理解しました。
私は引っ掛かりがあると、なぜなぜを繰り返してしまうたちでして、「口が大きく感じた」との感想を何度もお聞きしてしまい申し訳ありません。それが嫌だったのですね。ただ、もし「言葉を間違えた」と思われたなら、言い直せばいいのかなとも思いました。
コミュニティなので、相性も大事だと思います。諸々承知しました。
ヒジヤンさん、こんばんは
ご理解いただけて安心しました。
その時はまだ私の中でその回答が出ておらず、尚且つ何度も聞かれるとも思っておりませんでした︎。
ヒジヤンさんは初めてお会いした時の優しさに満ちた印象が好印象に感じました。
お話して行くうちにプライドの高さを感じてはきましたが、趣味という拘りの枠を捨てて接する機会がありましたら、こういった交わり方をせずに済んだのかなと少し残念に思いました。
色々とお気を悪くするようなコメントをしてしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m
>お話して行くうちにプライドの高さを感じてはきました
もちろん高いですよ。つらいことや厳しい修行を乗り越えてきた自負がありますからね。でも、それをなるべく表に出さないようにしているのですが、感じておられたのですね。自戒します。