先日のOTOTENでのオヤイデ電気が実施した、電磁波抑制材の“パルシャット®使いこなしセミナー”が興味深かかったので、さっそくサンプル品を試してみました。
セミナーでの感想は下記です。
「最後に、何もつけないバージョン vs オヤイデ推奨の比較が行われ、その効果のほどにビックリです。「空間が広がり、余韻が心地よく、音に深みが出る」「まさか、こんなテープを巻いただけで・・・」「オーディオって本当に不思議ですね」再起不能になりそうでしたが、サンプルもいただいたので試してみたいと思います。」
サンプル品は2種類あります。テキストとセミナーでのデモやトークからポイントをかいつまんでピックアップすると下記でした。
パルシェット:非磁性体の電磁波吸収テープ・・・抵抗損失でノイズを熱変換し抑制する
効果:「音のにじみが解消」「空間の余韻が聴き取りやすくなる」「定位感が改善」「音の分離感が改善」
お勧め:信号ケーブルなど
※ノイズのないところでは効果は出ない
MWA:磁性体の電磁波吸収テープ・・・磁気損失によりコモンモードノイズや輻射ノイズを抑制する
効果:「音の密度が濃くなる」「音像がまとまる傾向になる」「エネルギッシュで押し出し感を強調する」
お勧め:電源ケーブルなど
デモの感想(再後列のセンターで立って聴いたときのメモから)
1)プリメインアンプの電源ケーブルに8cmのテープを巻いたデモ
MWA:音が濃く、強くなる
パルシェット:音が柔らかく、広がる
2)スピーカーケーブルに12㎝のテープを巻いたデモ (1)のパルシェット付きの状態からの変化)
MWA:1)より力強くなる
パルシェット:1)より広がる
3)ラインケーブルに5cmのテープを巻いたデモ (2)のパルシェット付きの状態からの変化)
MWA:よくない 繊細さが落ちる
パルシェット:2)より空間が広がる 繊細感がます
4)1)の電源ケーブルを8cmから24㎝に換えた(3倍にする)ときのデモ (3)のパルシェット付きの状態からの変化)
MWA:空間感は高くなる ボーカル/サックスが劣化
パルシェット:空間は広がるが音が薄くなる よくない
・上記は自分の感想ですが、「MWAとパルシェットのどちらがよかったですか?」の問いには、会場の皆さんバラバラでした。
・聴く場所での違いもあると思いますが、音の好みの違いが大きく影響していたように思えました。
・講師も、「こうすればいいという法則はない」「個々のシステムで試してみるしかない」「音の好みも影響する」「やり過ぎは禁物だが、3倍の方がいいという方もおられたように好み次第です」「サンプルをお配りするので試してみて下さい」
と言うことで、さっそくサンプル品を試してみました。
サンプルは、「パルシェット」「MWA」共に8cmのもの1枚です。テープは剥がさずに巻いた上から仮止めして試してみました。結果は下記です。(変化が小さいものは記載せずとしました)
<CDP>
電源ケーブル MWA:力強さが増して効果的
ラインケーブル MWA:音が平面的なり逆効果 パルシェット:音の芯が弱まる感覚で好みでない
アース線 MWA:力強さが増して効果的
<AMP>
電源ケーブル パルシェット:音のにじみが減る感覚で効果的 MWA:音が平面的なり逆効果
アース線 MWA:力強さが増して効果的
<スピーカー>
スピーカーケーブル サンプルの長さが足りず未確認
アース線 MWA:力強さが増して効果的
<サンプルお試しまとめ>
・自宅ではノイズ対策を多く実施しているので効果がでないかも?と思っていたが、効果はあった
・デモ時に感じたことと傾向は同じだが、異なる部位もある
・パルシェットの効果は感じにくく、AMPの電源ケーブルのみよいと思った
・アース線は、MWAを付けると音が力強くなる(アース線のノイズ対策は、これまで見落としていたポイント)
・MWAは付けると、音が平面的になるケースがあるため要注意と思った
・サンプルはパルシェット/MWA共に8cmしかないため、今後どうするかは検討課題とする
なかなか楽しいサンプルのお試しタイムでした。これまでアース線の電磁波対策は見落としていました。
さて、これからどう活用しようかと思案中です。
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