ファーストインプレでは、赤と緑を両方付けることでピアノと弦楽器以外にも相乗効果があると感じました。自宅でのノイズ対策は、オーディオ専用電源化、ノイズカットトランス、大地アース、仮想アース、アースインシュレーターの採用など、これでもかと言うほどにノイズ対策は実施していたつもりだったのですが、その状態に追加しても効くのはさすがです。そこで、各種の音源を聴きながら、「どこにつなぐのが効果的か」「konadeの置き方とアース線のつなぎ方」「マイナス面の洗い出し」を実施することにしました。
①どこにつなぐのが効果的か?
上流から考えると、CDPかAMPかスピーカーかとなりますが、P&G konadeは2仕様で一対となりますのでCDPかAMPかとなります。
置き方、つなぎ方による効果の違いもありますが、まずはオーソドックスにそれぞれの機器のアース端子にPのみ、Gのみ、P&Gセットでつないで聴いてみました。当初の予想では、konade02がCDPの方が効果的でしたので、P&GもCDPかな?と思って試したのですが、結果はP&GはAMPの方が効果的でした。CDPに付けた時よりも「静寂性が上がる」と表現するのか「音像がしっかりする」と表現するかの感覚です。もしかすると、CDP側は金属タワシ仮想アースを多数接続しているので、その影響なのかもしれないです。自宅の固有条件は多数ありますが、AMP側につなぐことに決めました。
それにしても、機器周りはものでいっぱいなので置き場所を確保するのに苦労します。
②konadeの置き方とアース線のつなぎ方
AMPにつなぐことは決めたのですが、konade02の時に様々な置き方とつなぎ方で音が変わることを確認しています。
・自宅でのkonade02は、最終的にアース線は機器にはつながずに、非接触としてCDPのバックパネルに近接させて置き、アース線は大地アースに落とすやり方がベスト」でした。
・小林さんのお勧めは、機器の下にkonadeを入れて、アース線はKaNaDeにつなぐことを推奨されています。
・考えてみると、自分が試した結果も小林さんが試した結果も原理的には同じということになりますね。グランドから高周波ノイズをkonadeに飛ばして、konadeが受け取ったノイズは箱から放電するとともに、アース線から他にアースする考え方です。
P&G2個の置き場をどこにするかが悩ましかったので、スペース効率の面から機器の下に入れる方法がベストと思いました。ですが、AMPの足に使っているKaNaDe2段積みでは箱の厚みが大きくて入りませんでした。せめて2段積みで下に入る厚みだといいのにと思います。
P&G konade2個を追加して置く場所は、見栄えも考慮すると「AMPのバックパネルの裏側」しかありません。後は、アース線を機器のアース端子につなぐのがいいか、大地アースに落とすのがいいかを確認するだけです。ですが置き場の関係から、konadeをバックパネルに近接させて配置させることが出来なかったので、消去法でアース線はアース端子につなぐ方法になりました。
③各種音源の聴き込み
上記で決めた仕様で各種音源の聴き込みを実施しました。小編成クラシック~大編成クラシック、ジャズ、ポップスなど聴いてみました。音質は全体に底上げされる感覚でしたが、印象的だったのはピアノと弦楽器のみでなく、歌声も滑らかになったことです。これまで、子音が気になった音源も気にならなくなりました。
反面として気になったのは、音の純度が上がりますのでマイナス面もあらわにする性格があることです。OTOTENの振り返りから実施していた「アース線にフェライトコアの取り付け」は、やり過ぎていたことに気づかされました。「歌声の芯が強くなりすぎて、滑らかさがスポイルされている」と感じたのです。アース線に付けたフェライトコアを付けたり外したりして聴いてみたところ、「一つの機器に1個が限度」「大きいもは避けて小型のものがいい」との結果でした。このような音の変化を浮き彫りにしてくれるのも効果の一つと感じます。
以上が自宅の環境において主観で聴いた結果です。今でもやりすぎでは?と思うほどに実施していたノイズ対策ですが、さらにP&G konadeが常設メンバーとして加わることとなりました。
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