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荒井桃子スペシャルクリスマス

日記・雑記
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重なる時は重なるもので、みなとみらいでのウィーン室内弦楽オーケストラによるクリスマスコンサートの後は、三軒茶屋にある”Salon Tessera”でのクリスマスコンサートに向かいました。”Salon Tessera”は小さなホールで自由席でしたので、狙いの席位置を求めて、みなとみらいでのアンコール演奏は聴かずに急ぎ足で向かいしました。しかしながら、開演の30分以上前に到着した時にはすでに20名ほど並んでいました。

 

みなとみらいの後で三軒茶屋まで向かった動機は、初めて聴くホールの音響を確認したかったからです。永田音響設計によるこの規模のホールは聴いたことがなかったため、招待券をいただいたこともあり行くことにしました。せっかくの機会でしたので、よい席を確保したかったのでですが、すでに定員の半数近くのひとが並んでいましたので、どのような席位置となるかを案じながら開場を待ちました。

4階にあるホールに入場した時には、すでに狙いの席は埋まっていましたが、幸いなことに2列目のセンター付近に座れたのはラッキーです。斜め方向に視界が開けていましたのでメイン奏者を見るために妨げるものはありませんでした。

 

音響的には、コンクリート打ち放しの小さなスペースのわりにデッドな空間でした。縦目に設けられた細長い木材のアクセントの間が、石井式のリスニングルームのように吸音層となっていて室内に音が溜まらないように配慮されていたからです。音楽専用でない多目的なホールなので、ほどよい具合の残響と感じました。さすが永田音響設計によるものです。

 

コンサート名は、『荒井桃子スペシャルクリスマス』ですが3名のバックを加えて、荒井桃子カルテットというような編成で行われたコンサートでした。

Vn:荒井桃子 Vc:島津由美 Cb:森田晃平 Pf:神保直子

 

事前にプログラムは紹介されていなかったので、どんなコンサートなのだろう?と思いながら向かいました。当日に配布されたプログラムを確認すると、①クラシック曲、②クリスマスソング、③荒井桃子オリジナル曲の混合プログラムです。

 

クラシック曲では、前の時間に世界有数と思えるヴァイオリン演奏を聴いていたので物足りなさも感じたのですが、オリジナル曲がとても良かったです。ポップス調の曲で、耳馴染みがよく、情感豊かな演奏は、初めて聴いても浸透してくる感覚でした。トークを交えながらの”クリスマスコンサート”は暖かみもあり、サポーターと思えるような人たちが大勢いてノリノリの楽しい時を味わいました。

 

頑張っている人を見るのは気持ちがいいものですね。輝かしい業績とは言えずとも、音高・音大を卒業後にライブ活動を続け、10数年前にファーストアルバムを発表後に今年は3枚目のアルバムをリリースしたとのことです。山あり谷ありの活動とそんな思いを曲にしたためた話を聞きましたので、寒空の中ではありましたがあたたかな気持ちで帰路につきました。

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