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専門医の診断 – 突発難聴その後

日記・雑記
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「難聴って死に至る病気じゃないため年齢を重ねれば仕方のないものと医師からも軽視されがちです」とは、前回日記の「高気圧酸素療法 – 突発難聴治療」でのたかけんさんのコメントでした。自分も同様に感じています。「オーディオマニアにとって、耳は命も同然」なのに・・・

 

近隣の耳鼻科での最後の会話です。

先生:聴力の左右差が回復しているので、もう問題ない

ヒジ:先生、ですが朝起きた時にはまだ違和感があるんです

先生:気にしているからだ。気のせいだ。

ヒジ:でも、朝はよくなくて午後になるとよくなる感じなんです。突発難聴センターのHPには、突発難聴と同様な症状があるケースもあるので、鑑別疾患が大事と書いてありました

先生:そんなの調べるのが悪い。だから気になるだけだ

ヒジ:あくびをするとスッキリとしたりします

先生:(鼻と耳の通りを調べて)問題ない

ヒジ:でも、起きた時などに違和感があったりするんです

先生:聴力が回復しているんだから、これ以上どうしろと言うんだ

ヒジ:大丈夫ですか?

先生:もう完治した。薬も飲まなくていいし、もう来なくてよい

 

この時は、まだ違和感があったものの、耳の主治医である医師から「完治した」と言われたうれしさから、治ったと信じ込むことにしていました。ですが、その後1週間以上たっても朝起きた時の違和感が収まらなかったので、突発難聴センターのセンター長を務める医師を訪問し再診してもらいました。

 

検査結果は下記です。

 

検査時は、看護師さんが「素晴らしい、よくなっていますね。」と言ってくれました。が、専門医との問診では・・・

 

専門医:だいぶ良くなりました。ですが、まだ高域のところがもう少しですね。(青マル)

ヒジ:朝起きた時に違和感があるんです。

専門医:3か月くらいはかかりますよ。

ヒジ:昼になると違和感はなくなるので、日常生活に支障はないのですが・・・

専門医:薬を出しておきましょう。

ヒジ:近くの耳鼻科では、「もう来なくてよい」と言われました。

専門医:では薬は止めておきますか?

ヒジ:いえ、まだ違和感があるので今日は先生のところに来ました。

専門医:ステロイドは長く飲むとよくないですが、血流をよくする薬と神経に作用する薬は飲んだ方がいいです。

ヒジ:先生、治りますか?

専門医:それはわかりませんが、また1か月後に来てください。

 

こんな会話でしたので、近隣の耳鼻科の先生とはまったく異なる会話になりました。さすが、突発難聴の専門医だと思いました。

 

処方された薬は、以前と同じものです。(①と②はなくなり、③④のみが処方された)

③血管を拡張させて血流を増やす薬(アデホスコーワ顆粒)

④末梢性神経障害の治療(メコバラミン錠)

 

この薬を飲まなかった1か月間が悔やまれます。もしかすると、朝に違和感があるが、昼頃には違和感がなくなるのは、sonnenblueさんのコメントしてくれた、「耳鼻科では治療は完了と言われ、当初は聴感でも低域が減ったとショックを受けていたのですが、脳の方が対応していくのか、今では違和感は無くなりました。」と同様に脳が対応してくれるからかもしれないです。

 

ですが、やはり脳の補正に頼る聴力では心もとないので治療は続けていこうと思います。悩ましいのは、「高気圧酸素療」の第2クールに突入するか否かです。専門医からは特に勧められなかったのですが、「神頼み」よりは精神安定効果もありそうです。1か月後の様子を待つか、1か月後の再検査に向けて出来ることはすべてやっておくか、悩ましい所です。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. ヒジヤン様の投稿、拝見しました。当方の余り役に立たない意見も載っていますが、今回も余り役に立たない意見を・・もしかしたら、お気を悪くする内容が含まれているかも知れません。(汗)

    ③の血管を拡張させて血流を増やす薬(アデホスコーワ顆粒)は大丈夫かもしれませんが、ウチの父親は、重度の高血圧治療のために血液をサラサラにする薬を処方され、その薬を服用した当日に血栓が脳に詰まって脳梗塞を再発して救急車で搬送されました。最終的には回復、退院、介護施設で過ごしていましたが施設内での転倒がきっかけで・・

     医師からは血液をサラサラにする薬を服用すると血管に固着した血栓が剥がれて脳内の血管をつまらせ脳梗塞が再発するリスクも伝えられていましたし父親は重度の高血圧症で心臓が肥大していたため高血圧治療を放置した際のリスクも高い状況でした・・

     で、何を伝えたいのかと言うと、専門医は患者さんの難聴さえ治れば良いという方針でしょうが、近隣の耳鼻科の医師は長年の経験で難聴治療に伴う他のリスクも懸念され、そのリスクも見越した意見だったかも知れません。(あるいは面倒そうな患者さんだから何も考えず手放したかった?)

     難聴と言う生命維持に比較的、支障のない症状を治療するため血管を拡張させ血流を増やす薬を服用した際のリスクの説明等ありましたでしょうか?

     当方も含めて加齢に伴う機能低下のほか、血管が固くなり血栓などの障害物で血流が悪くなり心臓の負担が大きくなるのが高血圧症で、その他にも加齢で様々なリスクが高くなっているため老婆心ながら難聴治療に伴うリスクなども念の為に確認されると良いかも知れません。

     昨晩、NHKでタモリとIPSの山中教授が進行役の番組で、認知症を進行させる要因のトップに「難聴」に挙げられていて、年齢を重ねて良質な生活を送るためには早い段階から難聴を治療できるのが理想的でヒジヤン様の投稿はとても役に立つ内容で1日でも早く「安全」に回復されることをお祈りします。

    • たかけんさん、コメントありがとうございます。

      いつも素朴ながら大事な視点のコメントと感じています。何かの提示があったときに反対側からものを見ておくこと、物事には必ずメリットとデメリットがあること、など重要な視点だと思いますね。看護婦さんのビューティ率も・・・(笑)

      コミュニティ内の日記であるとしても、公開されているので「反対側からの視点」や「メリット/デメリット」の意見提示は貴重だと思います。これを自分の中だけで実施すると、何が言いたいのかわかり難い文章になってしまいますので、コメントのやり取りは有意義ですね。

      一方で、気分を害するコメントは、「自分の意見を一方的に押し付けてくるもの」や「自分はすごいんだぞと言いたいことがあからさまなもの」です。このように感じると反論や拒否をしたくなります。

      そんな中で、たかけんさんのコメントはシンプルで、(時にユーモラスで)意義のある内容と感じています。気分を害したことは一度もありません。

      ⇒つづく

      • 用事がありましたので、お返事をふたつに分けてしまい申し訳ないです。

        本題ですが、
        ひとつめは、「投薬にはメリットとデメリットがあるので確認していた方がよい」ですね。簡単に言えば、副作用を確認すべしと捉えましたので、インターネット上で調べてみました。

        ③血管を拡張させて血流を増やす薬(アデホスコーワ顆粒)
        副作用:アデホスコーワの主な副作用には、吐き気、胃腸障害、食欲不振、頭痛、眠気、かゆみ、耳鳴りなどがあります。これらの症状に気づいたら、速やかに医師または薬剤師に相談してください。

        ④末梢性神経障害の治療(メコバラミン錠)
        副作用:主な副作用として、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、発疹などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

        こんな感じでした。難聴を治したい自分からすると、副作用は気になるものではなく、以前にも飲んで確認している薬なため問題ないかと思います。
        ちなみに「高気圧酸素治療」の副作用は「中耳炎」とのことで毎回の治療後にチェックされます。

        もうひとつめは、「専門医は患者さんの難聴さえ治れば良いという方針でしょうが、近隣の耳鼻科の医師は長年の経験で難聴治療に伴う他のリスクも懸念され、そのリスクも見越した意見だったかも知れません。」ですね。

        この点は、明らかに近隣の耳鼻科の「難聴軽視」であり「知識不足」と感じました。違和感があると相談しても、「これ以上どうしろと言うんだ」と言われたときには目が点になりました。でもそのおかげか、早期に専門医の紹介をしてくれたので、ここまでの改善も図れたのだと思います。メリットとデメリットですね。専門医では、「3か月はかかりますよ」と言われたので、一発で腹落ちし、気持ちが落ち着きました。

        昨日に、病院に行くのにどのバスに乗ればよいかとウロウロしていた時に、親切に教えてくれたおばさまがいました。そのおばさまの話では、「突発難聴で紹介されて、この病院に来るようになった」「8日間の入院治療もしたが治らなかった」「紹介されたときは、すでに4週間が過ぎていてタイミング的に遅かった」と言われていました。自分のかかりつけ医は、早く手放してくれたことに感謝です。

        こんな感じで、自分の中の再確認も出来ました。たかけんさんの体験談からすると、投薬の副作用は要注意ですね。気を付けるようにします。

        • 返信ありがとうございます。
          うちの父親も母親も難聴から認知症気味になったので今回の内容は大変興味深かったのですが、同時に治療のリスクも心配で確認していただきお手数をおかけしました。当方も専門医のところに行ってみることにします。(汗)

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