以前の日記で出したCAD図面ですが、これもクロストーク対策の一環として設計したモノです↓
クロストークだけでなく、電源トランス分圧の際の振動も抑制させる働きがあります。
パワートランジスタは上下6本コンプリペアなので、全部で8枚必要です(図面は片チャンネル分)。
以前、音声回路にカーボンを直に使うと効き過ぎる可能性がある予想をしましたが、ダメだったら外せば良いだけの事なので取り付けてみました↓
名付けて、「パワートランジスタ・インシュレーター」とします。
ただ、熱を持つ可能性が高いので、A級アンプでは使わない方が良いでしょう。
前にも説明しましたが、元ネタはコレです↓
※SANSUI AU-α907XRのカタログより抜粋
パワートランジスタの止めネジは、チタン製をトルクドライバーで管理しています。
全て取り付けて試聴した感想ですが、予想に反して、音声回路のカーボン使用は効き過ぎて不自然という事は無く、逆に好ましいモノでした。
以前、パワーアンプの電源ボックスの筐体にカーボンを貼り付けた時は、あまり良い印象は無かったのですが↓
ダメだった理由を予想すると、電源ボックスの筐体自体が純銅製で、銅がそもそも振動吸効果があるので効き過ぎたのかもしれません。
今回のカーボンの効果ですが、やはり低域が低い所からシッカリ出るようになります。かといって重苦しくならない。
しかも、各和音の定位も極めて良くなり、余計な音が聞こえなくなります。評論家風に言えば、「S/Nが良くなった」とでもいうのか?
以前、妙な響きがすると気になっていたタイトルですが↓
カーボンを使いだしたら、未だ多少は聞こえはするものの、不快ではなくなった・・・といったところです。
昨日の設計中のカーボン製ヒートシンク・インシュレーターを導入して更に変わるか気になるところですが。さてさて・・・・







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