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電研精機NCT-I3 簡易改造法

日記・雑記
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NCT-I3の純正カバーを作り替えますが、それまでにオーディオ的にアウト(と私は考える)な部位を直します。

まず、前後両側のカバーを外しますが、ラチェットレンチとメガネレンチでボルトを緩めます↓

カバーを外したら、まず、コア部分の叩いてペチペチ音がする部品ですが、プラハンでコアを斜め横から叩いたら簡単に外れました↓

ただの1mm厚の鉄板なので、無い方が良いでしょう。

このカバーを外すとコアが剥き出しになりますが、そもそも双方とも導通性があり密着しているので、感電等の危険性はありません↓

ただ、コアにアースを何カ所か接触させているので、その機能は無くさないようにしておきます↓

さらに、IN/OUTのケーブルが巻き線コイルに這わせるように樹脂製インシュロックで止められているので、トランスのリーケージフラックスの影響を最低限にするべく↓

それを切断してトランスに対し垂直にケーブルを伸ばしておきます↓

当然ながら純正カバーは使わず、当面は裸のままで使います。

一応、アルミ箔でシールドっぽくしてありますが、更に遠ざけた方が効果的でしょう。

銅箔でアースの橋渡しもしてありますが、これをアセテートテープでコアに貼り付けておきます↓

カバーを外しているのでリスクヘッジですが、カバーを外した場合、1次側と2次側が分からなくなる場合があります。

その際は実際に電源を入力してみて確認しますが、最初から200Vを入れるのは危険です。

なので、どちらでも良いので配線に100V用のプラグを取り付け↓

実際に100Vを入力してみます。

200V→100Vのダウントランスの場合の巻き線比は2:1なので、100Vを入力すると50V近辺が出力されれば正しい方向です↓

これが逆方向だと100が200V(に近い値)に昇圧されます。

このチェックを最初から200Vを入れてしまうと、逆方向だと400Vに近い値に昇圧されるのでトランスが焼けてしまいます。

双方向に昇圧、減圧として使える両用トランスもありますが、ダウントランスとして販売されているモノは逆方向には使わない方が良いでしょうね。

今回のNCT-I3の低圧側100V出力の部品は2kvの部品が使われているので、100V→200V昇圧出力しても即故障はしないでしょうが。

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