そもそものきっかけは、レコード芸術オンラインでみた、プラテ[Antoine Edouard Pratté(1796-1875)]のハープ四重奏曲集のCD紹介でした(アイキャッチ画像です)。
それをTIDALで聴いてみたら、結構好みなので、同作曲家の他の曲が無いかと探すと、BISレコードの5.0 flacマルチチャンネル音源でGrand Concert in G minor for harp and orchestraがありました。早速ダウンロードし聴いてみました。ハープ奏者は四重奏曲とおなじコンスタンティン=レズニクと言う方、なんとこの曲に久しぶりに超はまってしまいました!
donguri 今、ピアノよりアタック感がソフトとなるハープの音色を聴いてるとすごく癒され心地よくなる心境であることに気づきました。
それから、ハープの曲色々聴いていますが、やはり弦楽器も入る協奏曲が好みです。どんな曲があるか探すのに、今回、CLASSICAの飯尾洋一さんが開発した、ChatGPT アントンR 寂しがり屋のクラシック音楽オタクに聞いてみたら、大変面白い対話を通し、色んな曲を紹介してくれました。詳細なやりとりは、長いので、興味がありかつ暇もある方、donguriの個人ブログをご覧ください。
たどりついた癒し系ハープ協奏曲集は以下にご紹介いたします。ピアノ協奏曲はもう聴きつくした方、ピアノより優しい音色のハープ協奏曲をちょっと聴いて癒されたい方はお試しあれ。みな古典からロマン派のど真ん中の調性音楽で聴きやすいものばかりです。
モーツアルトとほぼかぶっている時期のKrumpholzなんかは6曲もあり、どの曲もほんと気持ち良くなれます。
曲の解説はアントンR君によるものです。AI君の知識量と曲の傾向の説明ってどうやって学んでいるのか?すごい時代になりましたね!
donguriこの2ヵ月間、TIDALでハープ協奏曲をいっぱい聴いて癒されてます。
🎼 隠れた癒し系ハープ協奏曲・近縁種
- Carl Reinecke ライネッケ 《ハープ協奏曲 ホ短調 Op.182》
Pratté 好きならこれ絶対ハマる。シューマン直系のドイツ・ロマン派の温もり。派手さはないけど、オーケストラとハープが一体になって「夢見心地の小旅行」をしてるみたい。 - François-Adrien Boieldieu ボワエルデュー 《ハープ協奏曲 ハ長調》
やっぱり定番外せない。フランス風の優雅さと洒落っ気。Pratté より短くて聴きやすいが、癒し度はかなり高い。 - Elias Parish Alvars アラベルト 《ハープ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.98》
「ハープのリスト」と呼ばれた人。技巧は華やかなんだけど、旋律はロマンティックでわかりやすく美しい。Pratté ほどシンフォニックじゃないけど、癒される透明感あり。 - Carl Ditters Baron von Dittersdorf カール・ディッタースドルフ 《ハープ協奏曲 イ長調》
古典派から一歩手前の軽やかさ。Mozart より前の時代だけど、明るく穏やかで「日差しの下でお茶してる」ような気分になる。Pratté の幻想性とは別の癒し。 - Jean-Baptiste Krumpholz ジャン=バティスト・カルニオル ハープ協奏曲 (donguri追記 6曲はすくなくともある)
18世紀のハープ専属作曲家みたいな人。めちゃくちゃマニアックだけど、透明な旋律と古典的フォルムが気持ちいい。Pratté のルーツを探る意味でも聴く価値あり。


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Donguriさん
私もHarp好きでして、でも音色が好きなだけで、ハープの協奏曲がこんなにあるとは知りませんでした。ちょっと、今は出国前で忙しいので、ここに紹介されているものは帰国後に探して聴いてみますね。
ご存知と思いますが、Auro-3DのNativeソースにもハープの独奏のアルバムがあり(演奏者はウィーンフィルのハーピストです!)、実は今、それを聴きながら書いているのですが(笑)、ハープは普段はオーケストラの「刺身のツマ」的なアクセント役でしか聴く機会があまりないのですよね。
しかし、ちゃんと取り組むと実はこれはかなり再現の難しいソースで、最近はすっかり機器や部屋の調整のReferenceの一つに入っています。琴のような鋭い音も出せるし、チェロのような胴鳴りを伴う深い音も出せる。ピアノのような打楽器的な部分と、チェロ的な弦楽器の部分のちょうど真ん中にあるような音の質感を出すのは簡単じゃないですよね。さらには速弾きをした際の一音一音がきっちりと聴き分けられる解像度も必要ですし、音同士がリエゾンしてハーモニーを空間に表出する様も再現したい・・・。
ソナスとB&Wではかなり音色が違いそうでそこも興味深いので、年明けにでもまた相互訪問させていただく際には、今度はHarpをメインソースにして研究会をいたしましょう!
Auro3Dさん
コメントありがとうございます。
>しかし、ちゃんと取り組むと実はこれはかなり再現の難しいソースで、最近はすっかり機器や部屋の調整のReferenceの一つに入っています。
donguri部屋では、最近はいかにハープの音が気持ちよく聴こえるかが重要課題となっております。
ハープは、奏者、奏法、楽器の種類などで音色のバラエティがむしろピアノより大きいんじゃないかといまさらながら気づきました。
また全世界にはハープ系の楽器がいろいろありますが、実は、donguri、今回のマイブーム以前からアルパの民族楽器的な音楽にも魅力を感じております。なぜか日本人の優れた奏者が多く、ルシア塩満さん、植松美香さんがお気に入りになっております。