私のPCオーディオ・システム

日記・雑記
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ベルウッドさんが、PCオーディオの力作を連投されました。多くの方がレスされたことからも皆さんの関心が高いことが伺えます。
私もMFさんの指導を仰ぎ、プロセス・カットPCを核としたPCオーディオ・システムを構築しています。
MFさんとの頻繁な意見交換とカット・アンド・トライの連続で、その詳細は日々変化していますが、構成に関しては一旦の完成を見たのでその概要を紹介します。

PCオーディオでは、明確な統一を経ず多くの用語が使用され理解や意思疎通を難しくしています。
そこで、議論の発散を避けるために、この日記では以下の理解と仮説をベースに記します。
• ファイル再生に於いてはタスクの分散とノイズ管理が重要で、1台のPCでファイル再生の複合的・重層的なタスクを賄うのは音質面で不利
• 従って、複数のPCを組み合わせたネットワーク形式(ネットワークオーディオ)で音質を追求する
• ネットワークオーディオで代表的な「UPnPを利用するシステム」である「DLNA」とその発展版である「OpenHome」というプラットフォームを検討する
• ネットワークオーディオのシステムは、「サーバー」、「レンダラー」、「コントローラー」の3要素で構成される

更に、以下の仮説を前提としました。
• 音質を決定する上で、(あえて言えば)「レンダラー」>「サーバー」>「コントローラー」の順に重要である
• 「レンダラー」は余分な負荷をかけず多様なノイズ源から守ることが特に重要
• その点で「DLNA」は「OpenHome」より操作性において大きく劣るものの「レンダラー」の負荷が軽く音質面の優位性が期待できる(理由は省略します)

前置きが長くなりました。以上の仮説・前提をベースに、私が現時点で採用しているシステムは、ベルウッドさんの日記でも紹介されている「2 Box Push System」です。
[:image1:]
その構成の肝は
• DLNAベースで、「レンダラーPC」と「サーバー兼コントローラーPC」の2台のPCで構成する
• 2台のPCは、LANケーブルで直結され、ハブもルーターも用いずインターネットにも接続しない
• 2台のPCはタスクの処理負担を考慮の上で選定し、それぞれ最大限のプロセス・カットを施し、オーディオ再生以外の負荷とノイズの混入を最小化する
• タブレット等の端末での楽曲操作は諦める
です。
PCへの給電方法やノイズカットのためのフィルター等々、音質面で詰める点は沢山ありますが、DACの性能を最大限に発揮させることが可能な基本構成だと考えています。長くなるので、具体的な機器の構成は次回以降に記します。

私は、2008年にオーディオ専用PCを自作して以来、ファイル再生を本格的な音楽ソースとして楽しんでいます。2010年にLINNのKlimax DSとiPadを導入してからは、「DLNA」の操作性の悪さから解放され、ネットワークオーディオは「OpenHome」の一択と考えていました。
それが2015年に「Roon」と「Tidal」の組み合わせに出会い、以降は「Roon + Tidal」をファイル再生の柱としてきました。ところがRoonは、最近、益々多機能化し、ピュア・オーディオのプラットフォームとして徐々に不適当と思えるようになってきました。
そのような状況で、MFさんの教えを乞い再びPCオーディオで音質を追求する過程で、「DLNA」の音質面での優位性を再認識しました。最近では、音質に拘る時は「DLNA」、それ以外の音楽ブラウズは「Roon + Tidal」という2本柱で楽しんでいます。

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