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カーボンを吟味・・・・という名の遊びw

日記・雑記
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前回、「iFi Audioのスタビライザーの取り付けはネジ止めで簡単」と書きましたが、

全然簡単じゃありませんでした

まず、強トルクを掛けたいばかりにインサートナットを使用しましたが、さすがはSS鋼対比7倍以上強度のカーボン故か、締め付けトルクが強いと音質が硬くなります。

そういえば、今までのネジ止めはトルクドライバーでM4でも60cNしか掛けてませんでした。※今回は六角キャップという事もあり、M4で90cNくらい掛けてた。

+(プラス)、及び-(マイナス)ネジは構造上、どうしても締め付け中にビットがカムアウトし易いので、基本は強トルクは掛けられません。

しかも、台形形状なのにカーボンが長方形なので、てこの原理で上からネジ止めすると下側が浮いて、iPower Eliteのサイドパネルからカーボンが浮きます。なので、スタビライザー効果が薄れるという訳で。

これの予防策に、iPower Eliteをカーボンごと、バイスで横から締め付けます↓

この状態のまま、トルクドライバーを2本とも同じトルクにセットして、上下を同時に締め付けます。

ちなみにドライバー2本とも、40cNにセットしました。

これで試聴したら、妙な硬さは取れて良い感じですが・・・・・

実はコレ、余分に作ってオークションにでも流そうか?とも思ったのですが、不適切な取り付けで酷評されるのも癪に障るので止めました。

前にも書きましたが、このスタビライザーは私が発案したモノでなく、元ネタは某有名メーカーのコンセントボックスの別売りオプションパーツで、それを参考にしただけです。

ただ、そのパーツはカーボンでなく分厚いアクリル板(←見た目と価格で予想)と思われるので、カーボンほど音質の支配力は無い故に取付方法はあまり関係なかったのかもしれませんね。

 

ついでに今日は、カーボン2個目も作業しました。

以前作成して取り付けた、カーボンハイブリッド・インシュレーターです。

今回はネットサブスクのグレードアップ目的で、スイッチングハブのDELA S100/2に取り付けます↓※購入直後にタカチのアルミインシュレーターを取り付け済み

先ずはコレを取り外し。

行く行くは、上級機種のS10(現在は廃盤)を超えるべく、シャーシを黄銅かカーボンに置き換える予定。

凹凸が全くないので、置き換えは簡単そう。

カーボンとチタンのハイブリッドですが、チタン球は高額で、1球500円以上します。

これを真面な会社が製品化したら、まあ、とんでもない金額になる事でしょう。

シャーシに取り付けるネジもチタンです↓

裏面の窪みにはフッ素ゴムを取り付けます。

サブスク音源がどう変化するか見ものですね。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. こんばんは。
    オーディオそして工作としても楽しそうと思いつつ、拝読しました。締め付け具合が音に変化を与えるのも興味深く思います。個人ですと、工具は別とすると工賃、販管費がなく原価で行けるのが強みですね。試聴後どうだったのかもぜひ、伺えますと幸いです。

    • おはようございます。

      コメントありがとうございます。

      私は一応ですが、法人として各加工業者と取引しています。
      趣味が高じて始めたのは否定できませんが。
      個人よりはいくらかマシですが、私のような零細企業は加工会社を見つけるのも大変で、相手してくれる業者が極少数派です。

      加工も、自身ではごく簡単なモノしか行いません。
      特にカーボンは切削屑が発火して大火災になる事があるので、穴径の拡大程度しか行いません。吸い込んで気管に入ると有害という話もありますし。

      カーボンの音質傾向は基本、使う場所に限らず全域で効果が出ますが、私の感想としては、出力に近いと低域側にグリップ感の向上、キレ等の効果が若干強めに現れ、入力側だと音場空間の拡大、聴感上のSN向上、定位感の向上といった効果が表れます。

      ただ、やはりネジの締め付けトルクを強くすると高域がキツイ、または堅苦しいという症状が出る事もあります。

      ハード系ツイーターのスピーカーで高域が出やすい場合は、ルームチューニングやセッティングなどで使いこなしが重要ですね。

  2. こんばんは。

    お返事ありがとうございます。加工などの発注でもご苦労がおありなのですね。法人とは、確かに。振動が影響するのかもしれませんが、全域に効果とのことで、カーボンでのチューニング、素人ながら推測しても金属よりも共振のピークが出にくいですし、音響の効果としても興味深く思います。

    • おはようございます。

      仰る通り、カーボンはネジの締め付けトルクさえ注意すれば帯域のピークは出にくいです。

      私の過去投稿を見て頂くと分かると思いますが、カーボンをかなり多用しています。

      ただ、カーボンは低域のグリップ感やキレが上がるせいか、パワーアンプの電源や音声基板に多用するとどんどん低域が強くなってきて、特に音源を派手に弄っているJ-POPs系は20㎝後半以上の口径のウーファーだと低域過多に聞こえる事も結構あります。締まりは緩くならないのでまだ我慢できますが。

      そもそもJ-POPs系は、低域が出にくいシステムコンポなどでも不足にならないように弄ってあるので、それを本格的なシステムで試聴すればそうなるのは当たり前ですがね。

      そもそもカーボンは素材自体も高額で、加工も難しくかなり限られるので、製品では舶来の、しかも超ハイエンドしか採用されない傾向にありますね。

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