パワーアンプ用黄銅製シャーシのパーツが揃いました。
シャーシのスリット部分に取り付けるエアダクトブラケットです。
CAD図面でいうと、上の3つのパーツです↓
シャーシと同じ黄銅でも良かったのですが、異種金属の方が振動共振の観点から有利なので、あえてSUS304で作成しています↓
シャーシとこのブラケットで、パンチングメタルを挟んでネジ止めします↓
メチャメチャごつくてカッコイイですが、まあ、底面なので自己満足以外の何物でもないw
音質に効果があると信じて・・・・
あとはシャーシのメッキ処理到着待ちです。
メッキ槽に処理液さえ入っていれば処理は1日で終わるそうですが、さすがに少量でやってもらうと処理液が勿体ないので、他の顧客パーツと一緒に処理をすると思います。
メッキ厚ごとに漬ける時間を変える方法ですね。
今回、無電解ニッケルメッキは3パーツお願いしましたが、真鍮シャーシは5μm、他の2パーツは10μmです。
無電解ニッケルの場合、大気暴露による地金の酸化防止用途では3μmから5μmが一般的で、10μm以上は摺動部位同士などの摩耗防止です。
ただ、あまり膜厚を上げ過ぎると、タップ孔(ネジ穴)にネジ等が入らなくなる事があります。
元々、無電解ニッケルは膜硬度が高いですが、熱処理をすると更に硬度が上がり、摩耗に強くなります。
ただ、無電解ニッケルは熱処理を行うと磁性転換するので、医療関連部品に熱処理は出来ません。
地金の性質毎に処理液が違うので、今回はC2801しか処理が出来ません。
さあ、何時届くでしょうか・・・・楽しみ。




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