Marantz AV8805
B&Wの最新ラインナップを主体とした豪華なスピーカー群に、POA-A1HDというモンスターパワーアンプを2台使って駆動するというシステムでした。
また前半はAV8802AとAV8805を直接比較するという大胆なデモで、後半はAV8805だけでデモを行っていました。
デモシステム構成
デモシステムの構成は以下の通りです。
アンプ群
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- AVプリアンプ:Marantz AV8805
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD ×2
スピーカー群
- フロントスピーカー:B&W 802 D3
- センタースピーカー:B&W HTM1 D3
- サラウンドスピーカー:B&W 804 D3
- サラウンドバックスピーカー:B&W 805 D3
- サブウーファー:Moniter Audio PLW215 II
- トップフロント&リアスピーカー:PIEGA AP1.2 ×4
映像群
- ユニバーサルプレーヤー:OPPO UDP-205
- プロジェクター:JVC DLA-Z1
- スクリーン:スチュワート HD130(140インチ)
総括
AV8802Aでは、やや力負けしている印象でしたが、AV8805に交換したときの低音の威力と、音場を2周りくらい広げたS/N比の高さは、誰が聞いてもわかるくらいの大きな違いがあり、少し音が硬い印象はあったものの、AV8805の信号出力の高い純度を実感できるデモでした。
AV8802Aの不満が解消された印象
私は現在のAV8802Aを使う前には、DENON AVP-A1HD/POA-A1HDというDENONのフラグシップセパレートAVアンプを使っていて、AVP-A1HDの故障に伴い、AV8802Aに頭だけ交換したというシステムなので、今回の構成は私の環境と近く、フロントとサラウンドも同じようにブリッジで稼動していますし、とても比較がしやすい参考になるシステムでした。
AVP-A1HDからAV8802Aに交換したとき、非常にS/N比や解像度の高い、広い音場の音にはなったものの、音に厚みや重厚感が無くなって、「やっぱり物量の違いってこういうところに出るんだな」と残念に思ったことをよく覚えています。
しかし今回のAV8802AとAV8805の比較をすると、あの時感じた薄っぺらい印象が無く、解像度の高さと低音の重厚感が共存した音で、自分好みに調整したらかなり今のシステムがグレードアップするだろうなという印象を持ちます。
Auro3Dなどにはファームウェアの無償アップデートで対応するそうですが、今後のHDMI2.1への対応は基板交換によるアップグレードになるそうです。10万円単位の出費となることを考えると、AV8805Aになってから購入するか非常に選択に迷うところですね。
年末から散財しっぱなしで厳しい懐事情ですが、予算が許すなら今すぐ交換したいです。そのくらい前モデルAV8802Aから進化していました。
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