ジャーマンフィジックス・システムのセッティング (その2)

日記・雑記
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前回の日記では、音場を上方にストレスなく拡大することを狙って、TW3を可動部分を固定したウエルフロートに載せたことを記しました。

結果、目標とするGRF邸の音場感には及びませんが少しは改善しました。

他に何か出来ることは無いか?いつものソファに座ると前方の暖炉が目に入ります。
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英国でも一般家庭で薪の暖炉を燃やすことは稀です。セントラルヒーティングがあるため暖房の為に暖炉は必要ありません。ただ、暖炉は部屋のフィーチャーとして人気のアイテムで、拙宅の暖炉も炎を楽しめるようにフェイクの薪が暖炉に置かれており、薪の奥は屋根まで伸びた煙突が繋がっています。薪の山がディフューザーとなっており、暖炉に向かって叫んでも反響はありませんが、暖炉から煙突に連なる空洞は音響的には何かと問題になりそうです。
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TW3を導入した際に暖炉の周りにパワーアンプを設置したので、煙突からの埃防止と若干の音響的効果を考慮して180cm x 90cmの布を三重に畳んで暖炉の開口部をカバーしました。
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その状態でこれまでのセッティングを詰めてきました。TW3の背面から壁までは170cmあるので大した影響はないとも考えられますが、ジャーマンフィジックスのシステムは全方位に音が放射されますから侮れません。事実、GRF邸で、前方のカーテンを少し開けたり閉めたりするだけでも音場が相当変化することを経験しています。やはり、暖炉の開口部をしっかりと塞ぎたくなりました。

開口部にピッタリと合う板は手許に無いので、ワードローブのスペアの棚板(パーチクルボード製80cm x 60cm x 2cm)を2枚重ねて開口部に立て掛け、更に反響防止のためTW3とTW5のネットを載せました。適度に段差が出来、見た目も悪くありません。
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肝心の音は?明らかに音場感が変化しました。少なからず暖炉に吸収されていた音響エネルギーが拡散された効果か、暖炉周りにまとわりついていたものが取れた感じです。一方で、音場の奥行きが少し浅くなったようにも聴こえます。良くなったかどうかは即断は出来ませんが、暫くこの状態で聴き込んでみようと思います。
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付録

前回、Harubaruさんから指摘があった、ウエルフロート表面の滑り止め対策として手許にあったウエルディスクを使ってみました。エア・ジャッキで簡単設置出来ました。
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音は結構変わります。響きが抑えられる感じで、これももう少し聴き込んで判断します。

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