リスニングルームの改装工事後の機器の設置が一段落しました。
工事期間中は、全ての機器を隣室に移動し、2重にシールド用のプラスチック・シートで埃対策をしました。それでも小さな埃は隅々までやってきます。アナログプレーヤー等の機構部品の多い精密機器は更に布カバーをかけていましたが、ラックやスピーカーキャビネットには埃がうっすらと浮いています。まずその汚れを慎重に落とし、機器の移動準備を整えました。
機器の移動や再接続は、大きくて重いことを我慢すれば、楽しい作業です。エアージャッキと家具スベールのおかげで、ラックを含めて全て一人で移動しました。
一番やっかいだったのが、やはりアナログプレーヤーで、アームレスでも73kgもあります。移動するためには、脚部の空気を全て抜き、アッパープラッター、メインプラッター、セカンドアームを外す必要がありました。更にエアーポンプ・ユニットとエアーコンデンサー・ユニットの2筐体とエアーパイプで繋がっているので、これも外さないといけません。これでメインシャーシのみとなりますが、それでも43kgあり、形も非対称なので、この移動は家人の助けを求めました。
これを全て戻して、水平調整、ベルト調整、アーム調整を施すと、半日仕事になりました。
ラック内の機器の配置は、改装期間中に思案していたので迷いはありません。上段中央は光カートリッジ用の新しいイコライザーが入る予定です。
リスポジから見たSP側です。SPは、SP後方、左右の壁からの距離を以前と同様のポジションに置きました。改装前からSPとリスポジが入れ替わりましたが、とりあえずこれで行きます。
SP側から見たリスポジ周りです。リスニングエリアには機器を置きたくなかったのですが、EMT930STだけは置き場を確保できずはみ出してしまいました。
ラックは今回の工事による拡張部分に置きました。この部分は、リスニングエリアと基礎のコンクリートから分離しています。ラック後方へは、向かって右側の扉を開けることでアクセス可能です。
床下に埋設した配線用のパイプです。真ん中で丸めているのは未接続のLANケーブルです。このパイプにはHDMIケーブルとTVケーブルも通していて、上のTVに接続しています。
ラック後方の扉の裏は隣室で、動作音の大きいオープンリールデッキはこちらに置くことにしました。
この扉を開けるとこうなります。音質追及のためには、機器を減らさないと駄目ですね(汗)
シグナル・ケーブル同士は避けようがありませんが、シグナル・ケーブルと電源ケーブルが触れないように10mmの角材でアングルを作成して対策しています。
半日ほど聴いた印象です。床が強固になったためか、以前よりライブになった気がします。リスポジ後方のラック部分に音が溜まるのかもしれません。今後の課題です。
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のびーさん こんにちは
背面に 機器の類のラック,床下にケーブルを通したことで 部屋がとても 広くすっきり見えますね。 少しライブ気味に聞こえるとの事ですが まだ施工直後なので 落ちつくまでは 少し時間が必要かもですね。
床を強固にしたことで 楽曲の再生が どのように 変化したかが 一番 興味深いですね。
X1おやじさん、こんばんは。
まだ完成したばかりで、時間も経ってないし聴き込めてもいませんが、色々と思案しています。
部屋が少しライブになり、かつ響きがスッキリしたことで、前のセッティングで力不足を感じたFirst Watt SIT-1を引っ張り出したところ、とても良い感じです。しかもバイアンプでなくシングルアンプが気持ち良い!
一方で、ずっと何らかの形で使ってきたMcIntosh MC1.2KWがなんかバタ臭い音に聴こえます。
早計は禁物ですが、なんか間違ってなさそうな気がしています...
のびーさん
セッティング後の写真とてもスッキリ配置が決まってますね!
リスニングチェア背後の機器類がとても多く見えますが、其々に意味がある必要な機器なんでしょう。
写真からもいい音が聞こえてきそうです。
椀方さん、レスありがとうございます。
私は、音楽もオーディオも「色々と聴きたい」という欲求が強いのだと思います。
この部屋にある機器は、私にとって「一軍選手」ばかりなのですが、DACもアナログも、扉の向こうのオープンリールも2系統ずつあります。定期的に断捨離して別室に退避させても暫くすると戻って来てしまいます。
ただ、今回はせっかくスッキリさせたので、少数精鋭体制に向けて頑張ります。