「レコード芸術」休刊

日記・雑記
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専門誌「レコード芸術」が2023年7月号で休刊へ

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6459047

クラシックファンにはおなじみ「レコ芸」ですが、2023年7月号(6月20日発売)をもって休刊とのこと。

とはいえ休刊とは建前、実質的には廃刊ということでしょう。

記憶を辿ると、中学か高校くらいの時にちゃんとクラシックを聴きたいと思ったときに、ガイド本代わりに初めて買ったのがレコ芸だったと思います。

ご多分に漏れず、執筆陣の中でも特に宇野功芳氏の月評の面白さに惹かれて推薦盤を買い込んだり図書館で借りたりを手始めに、特集や名曲名盤のムック本も読み漁って未知の曲をコンプリートしようとチャレンジし、今や立派なクラヲタに。

なんとも罪深い(?)雑誌でありました。

途中から付録として付いたサンプラーCDも、最初は月評を読みながら聴き慣れた曲だけ再生していたのが、そのうちにブラインドで聴いての曲目・演奏家当てゲームや、自分の感想と月評とを突き合わせてその違いを面白がったり、など大いに遊ばせてもらいました。

しかし名物評論家が徐々に減っていくと本屋で手に取ることも減り、せいぜい年初のレコードアカデミー賞とリーダーズチョイスをチラ見するくらい。

単なる新譜情報であれば海外盤含めて情報量豊富なHMVのサイトを見ることのほうが圧倒的に多くなり、今に至ります。

未知の曲・演奏家との出会いもBBC Radio3やYoutubeがメインで、サンプラーCDをわざわざ入手して再生することもありません。

これが、例えば日本各地の演奏団体や若手ソリストと提携したオリジナルCDみたいなもの(BBC Music Magazineのイメージでしょうか)が付録として付くとか、プレゼント企画として在京オケの定期公演のチケットが当たる、といったことがあればまた少し話は別だったのでしょうが・・・。

複雑な思いではありますが、休刊はやはり時代の流れなのでしょうね。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. 眠り猫さん、こんにちは。

    長年のクラシック音楽ファンなのですね。青春時代からの愛読書が休刊(廃刊)となってしまうのは寂しいかぎりですね。時代の流れには逆らえないということでしょうか。

    自分も再生を殆どCDで実施していますが、FILEオーディオやストリーミングの流れになっていますので、円盤時代も終わりかな?なんて思い浮かべています。

    新しいオーディオルームの方は進捗いかがでしょうか?次の日記がいつ出てくるかと楽しみにしています。

    • ヒジヤンさん、コメントありがとうございます。

      他ジャンルはよくわからないのですが、ことクラシックの円盤に関しては、新譜はともかくとして再発盤やボックスセットはここ10年以上叩き売り状態です。CD1枚あたり100円を切る価格のセット(発売直後の新品価格で!)すら見かけたことがあります。
      CDの「モノ」としての価値が下落している中で、月々の新譜紹介とその評論をメインコンテンツとする雑誌はもはやビジネスとしては無理があるのでしょうね。

      オーディオルームのほうは諸事情あって休止中です。
      物を置いたら響きが少しマシになったので、とりあえずスクリーンだけは設置して時々息抜きにコンサートやオペラを観ていますが、がっつり手を入れるのはもっと先になると思います。

      • 眠り猫さま

         レコード芸術も休刊ですか…  時代の流れなのでしょうが 紙媒体の専門情報誌は次々に休刊・廃刊に追い込まれていますね。  紙で育てられた世代には実に寂しいことですね (–;) 

         まぁー 同じ様な情報はネットでも手には入りますが 何かが違いますよね。 中~高生時代 FM誌がバイブルでした。 放送を録音(エアチェック)する為の番組表も需要でしたが オーディオのい・ろ・は・は誌が教えてくれました。  接続からセッティングまで 基礎はFM誌が教えてくれました。  

         今はネットが先生の様ですが… 素人(一般人)が好きなこと言って持て囃されてる様にしか思えません。 責任感はありませんしね…。  あー言うので教わって仕舞うと 先が見えて仕舞うなぁーと思って仕舞いますよね。 

         とは言え 発行するにもコストがかかり 儲からなければ 意味がありませんからね… 

         ところで眠り猫さん お部屋の その後は如何ですか?  スピーカーがポツンとたたずんでいた あの部屋…  賑やかに(=聴きやすく)なりましたか?  

         アコスの部屋も 1年以上休眠状態でしたから 今では休みの日には 部屋に立て籠り状態です(笑) 何本も映画を見たり CDを聴きまくっています。  まだまだ改善したいところはアルのですが… 手持ちが底を尽き にっちもさっちも行きません。 改善を妄想しながら今を楽しみたいと… しばらくは。

        • アコスさま、コメントありがとうございます。

          仰るとおりネット上の情報は玉石混交なので、自ら真偽を確認して取捨選択する必要があり、雑誌よりも手を掛けなければいけないのが厄介です。
          もちろん雑誌の内容も眉唾モノや宣伝は混ざっていましたが、少なくとも責任を問う先は明確でしたし、明らかな誤りや偏った内容はそれなりにフィルタリングされていたと思います。
          しかし、そういった手を加えて製品化するコストが見合わない、となるとどうにもならないですね。

          部屋については今のところ休止中です。
          一旦手持ちの調音材を置いたりスクリーンを立てたら部屋の過剰な響きがだいぶ緩和されました。
          ただ、身辺のドタバタやコロナ明けへの様々な変化に伴って残念ながら十分に時間や余力が取れなくなりつつあるため、オーディオや映画関連の比率は下げています。部屋に籠もって堪能したいところですが、残念ながらそうもいかず…。
          なかなか難しいものです。

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