昨日は昼からオーケストラの生演奏とオーディオ再生の2本立てで音楽を楽しんできました。
先ずはいつものミューザ川崎シンフォニーホールにて、今年49回目のコンサート。
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コンサート前にオーディオ&音楽愛好家のH氏と待ち合わせをして、カフェで暫し音楽&オーディオ談義です。
H氏もここミューザの音響の良さにひかれて友の会に入会されているほど数多くの演奏会を楽しまれており、その生演奏を下敷きにしたオーディオ再生環境のチューニング技術には定評があります。
演奏会前の音楽談義はやはりホールの座席位置によるオーケストラの聞こえ方や音響の違いなど、随所にオーディオ的要素が混じった雑談を楽しめるのは両者共通の趣味ならではの楽しみですね。
H氏が1階前列3列目真ん中に座り、小生はパイプオルガン席の真ん中、丁度指揮者を真正面から見る演奏家の視点から聴くことになります。
席に座ると開演前に早速記念写真を撮影すると、H氏も丁度ステージをカメラで写しているところでした(笑)
ここミューザ川崎は、プロの演奏会以外では開演前なら比較的自由に写真を撮らせてくれるのが有難いです。
今日の演奏会は、「第2回音楽大学オーケストラフェスティバル2010」という、ミューザ川崎シンフォニーホールと池袋にある東京芸術劇場の2つのホールが共催しているイベントの一つです。
本日の演奏は、末廣誠氏の指揮で、東邦音楽大学管弦楽団によるベートーベン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」、そしてマッシリアーノ・マテシッチ氏の指揮で、昭和音楽大学管弦楽団によるメンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」とレスピーギ:交響詩「ローマの松」という豪華なもので、これでチケットが千円というのですから、音楽家の卵達によるフレッシュな演奏が楽しめるのですから、音楽ファンにはたまらない企画です。
英雄交響曲は、写真にあるように古典的に則ってコンパクトな2管編成で、一貫してハイテンポな小気味よさが印象に残りました。
単純明快な音階とリズム感で統一された演奏は、直線的なパルティノン神殿のような構成を見せて、前へ前へと推進していく力強さがあり、聴いている小生も暫し金管楽器奏者に戻って演奏の中に入り込んでいました。
休憩をはさんだ後に演奏された「イタリア」と「ローマの松」ですが、これはイタリア人指揮者によって重厚で複雑な響きを見事に演奏してくれました。ローマの松では弦5部も大きな3管編成に加え、ステージ一杯に並んだパーカッション群、後方にはパイプオルガンとその横に並んだ金管奏者。
この2曲を演奏家の卵達の演奏は技巧的にも難しいこの曲ですが、いとも簡単に演奏して見せました。
最後のアッピア街道の松では、若さが爆発したかのような熱気溢れる演奏でブラボーの連続、2つの音楽大学の演奏はそれぞれに特長があり音色も違うのが、当たり前のことですが面白いですね。
また、来年3月には、このイベントに参加した8つの音楽大学の選抜メンバーで編成された「音楽大学フェスティバル・オーケストラ」による演奏会が開催されるとかで、これは聴き逃したくないですね!
さて、演奏会の熱気で体が火照ったまま向かったのは西蒲田にある出水電器の試聴会場。
今年最後の試聴会では、先月同様にDPATを使った高音質再生の試みということで、DPATユーザーのK氏とS氏がセッテイングと音楽データ再生を担当され出川氏も参加されたイベントでしたが、DPAT用に製作された出川式電源のコネクター部の規格が合わず、DPATは前回同様のACアダプターからの電源供給でした(^^ゞ
このイベントにはいつもの常連に加え、マイミクの面々も数名参加されており、ここでも音楽談義に花が咲きました。
USBメモリーに保存して持ち込んだ音楽再生は、K氏が自作されたDPAT専用の音楽再生ソフトのおかげで再生したいファイルをダブルクリックするだけで直ぐに再生開始と、前回に比べると格段に操作が簡便になっており、これならCDメディアをCDTのトレーに乗せて再生するのに比べても操作性は優位になっていると感じました。
最後はいつもの居酒屋に会場を移しての懇親会でしたが、今回は用意された席に座りきれないほど沢山の方が懇親会に参加して、オーディオ談義や音楽談義に花を咲かせていました。
音楽ソフトを管理する優位性だけでなく高音質再生という優位性を併せ持つDPATの魅力、今回は残念ながら出川式電源ではなかったため、小生にとっては先月受けた大きな衝撃ほどではなかったですが、他の参加者にとっては、大きなインパクトのあるイベントだった証拠だと思いました。
次回こそ、出川式電源で聴かせてもらえるよう期待しましょう(笑)
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