このコミュのベテランの方ならご存知でしょうがNon-OverSamplingの略です。
DA変換をするときにオーバーサンプリングをしない(=デジタルフィルタを使わない)方法です。
アナログフィルタは使っても良いのですが、大抵は特性が不十分なので「帯域外のエイリアシングノイズが除去しきれない」「帯域内の特性がフラットにならない」などの欠点があります。
しかし再生音に魅力が有るという意見もあります。
オーディオは「聴いてなんぼ」なので特性が良いに越したことはありませんが、「特性は劣るけどこっちのほうが好き」というのも当然有りです。
というわけで(どういう訳だ?)NOS(モドキ)の音を簡単に聴き比べる方法を考えました。
NOS-DACを購入するのはお金がかかるので無料でできることを考えます。
方法は簡単で、CDフォーマットの音源を2-8倍にオーバーサンプリングします。このときに「急峻なデジタルフィルタを使って波形を滑らかに」しないで、わざとカクカクの階段状にします。
実はDA変換の図で良く見る階段状の波形は、「ローパスフィルタを通してない波形」ではなて移動平均フィルタを通した波形と等価です。
したがって周波数特性はこの図のようになります。
帯域外のエイリアシングノイズが大きい上に帯域内もフラットではなく20kHzで-3dBくらいになります。
このようにアップサンプリングするソフトを作ってみました。
ソースコードを貼り付けるのはこのサイトにそぐわない気ががするので自分のサイトのリンクを貼っておきます。
規約に違反しますがよろしくお願いします。
https://blog.audio.amanogawa.work/post/nos01/
でこの方法でCDフォーマットをアップサンプリングファイルしてハイレゾ対応DACで再生すれば、「NOSでCDフォーマット」を再生したのに近い結果が得られるはずです。
NOSの良し悪しは各自が判断すれば良いことなのですが、とりあえず簡単にNOSの雰囲気を味わえる方法を提案してみました。
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こんにちは。
真空管好きの人ならNOSといったらNew Old Stockのほうがなじみがあるかもしれませんね。
こんばんは。
NOSには「New Old Stock 過去に生産した真空管で未使用品 」
なんて意味も有るのですね。知りませんでした。
真空管も楽しそうなのですがデジタルだけで手一杯でなかなか手が出ません。